march forward.
りりかの独り言。

2002年10月30日(水) 発熱

昨日、寒かったのに、夜まで公園になんかいたせいか。

熱を出してしまった。

朝から38度超えてる。

でも、仕事は休めないし・・・




朝8時から、夜9時まで働いて。

帰宅したときには、39度を超えてた。

足の関節は痛くて、寝てても辛かった。




一人暮らしで具合悪くなると、寂しいから。


そう言って、あいつが来てくれた。

救急でやっている病院に連れて行ってくれて。

ずっと、傍にいてくれた。

あたしは、寝てばかりなんだけど。

うとうとしながら、明日はまた朝から仕事だよ、休めないんだよーって話したら、「分かった分かった」と言って、頭をなでてくれてた事は、覚えてる。





夜中に起きたら、あいつはあたしの足元で、熟睡してた。

あたしの熱はまだ38度台だったけど、かなり楽になったように感じた。

あいつに毛布をかけてから、ウーロン茶を飲んだ。






愛してて。

愛されてて。

あたしは、幸せだなと思う。

そして、幸せな事は、長く続かない事も知ってる。



小さいころから、あたしは。

少しの幸せを手に入れても、すぐに消える事を知ってた。

そして、大人になり、自分から壊す事を知った。

誰かに壊されるのなら、壊したほうがいい。自ら。

その方が、楽だ。

そう、考えるようになった。



あたしは、この幸せな気持ちを、壊したいと思う日が来るのだろうか。

本当の幸せって、なんなんだろう。

あたしは、考える。



考えながら、熱い体であいつにくっついて見る。

「起きちゃったの?」

と、あいつも起きる。

あたしの頭をなでる。

おでこをさわって、「熱あるなぁ、だいぶ」と言う。

「早く布団に入って」といいながら、おでこにキスをする。

あたしが布団に入った事を確認すると、横に座って、頭をなでる。

あたしは、見てもないくせに「怖い夢見たの」とか言う。心配して欲しいから。

「どんな?」「忘れちゃったけど」「そか、もう平気だよ。傍にいるんだからね」

また頭をなでてくれる。




心地のいい、幸せ。



こんな幸せが、長く続けばいいな、と思う。

壊れなければいいな、と思う。

壊したくないな、と思う。



ボーっとした頭で、そんな風に考える。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ