march forward.
りりかの独り言。

2002年10月20日(日) これでよかったんだ

昼間、子供たちに手紙を書いた。

あたしは、今、子供たちと携帯で話すこと以外に、文通をしている。

ライラからは、絵とか、覚えたての文字とか数字とか、解読不可能な手紙なんだけど、凄く嬉しい。

次女は、テストの答案を送ってきたりする。

もともと勉強が出来る子だったけど、いつも100点のばかりだから、この間電話で「100点のだけ送ってるでしょ?」って言ったら、「うん・・・えへへ」と言ってた。

まったくー。でも、凄く嬉しい。

長女は手紙とたまに手紙を書いた空白の部分に絵を混ぜて来たり。

その長女の手紙で。


「もうすぐ、私の誕生日です。ママからはレターセットが欲しい。ママにいっぱい手紙が書けるように」



涙が出た。

山ほど買って送ろうと思って。

会って渡したいけど・・・。





その子供たちの手紙を持って、あいつの家に行った。

「ねぇ、これ読んでよ」


あいつは、ライラの読んで、笑ったりして、次女の答案見て「すげーな」と言ったりして、長女の手紙を読んで、「俺にも買わせて」と言った。




あたしの影響か、キティちゃん大好きな長女のために、2人でサンリオに行った。

これがかわいいね、あれもかわいいね。

ほとんどの種類を買ったと思う。


あと、スケート教室があるとか言ってたので、お泊まりなんだろうし、バスタオルと歯ブラシのセットも買った。





あいつの部屋であいつが夕飯を作ってくれている間に、あたしはまた手紙を書く。

書きながら、泣いてしまった。

いっぱいのレターセットの前で、悲しくなってしまった。

あたしたちをつなぐもの、携帯と手紙。

そんな現実が、悲しくなって、泣いてしまった。

自業自得のくせに。




あいつが横に来て、何にも言わないで、手をつないでくれた。

頭をよしよししてくれた。

あたしはそのまんま号泣してしまった。







これでよかったんだよ、何度も思おうとした。

あたしは、自分のために都合よく、生きて行こうとしてた人間なんだから、そんな人間に子供を見れるはずないって。

だから、これでよかったんだって、思うようにしてた。



でも、やっぱり、まるっきり後悔しないはずなんかないし。

心の中から、「これでよかったんだ」と思えるわけもない。





「いっぱい、泣いて、いっぱいりりかさんの悲しみを出してください。泣いた分、俺、笑顔補充するから」








あたしには、この人がいる。

いっぱいの愛情をあたしに惜しみなく注いでくれる、この人がいる。

だから、救われる。





これでよかったんだ。


いつか、心から、思えるように、なりたい。


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