昼間、子供たちに手紙を書いた。
あたしは、今、子供たちと携帯で話すこと以外に、文通をしている。
ライラからは、絵とか、覚えたての文字とか数字とか、解読不可能な手紙なんだけど、凄く嬉しい。
次女は、テストの答案を送ってきたりする。
もともと勉強が出来る子だったけど、いつも100点のばかりだから、この間電話で「100点のだけ送ってるでしょ?」って言ったら、「うん・・・えへへ」と言ってた。
まったくー。でも、凄く嬉しい。
長女は手紙とたまに手紙を書いた空白の部分に絵を混ぜて来たり。
その長女の手紙で。
「もうすぐ、私の誕生日です。ママからはレターセットが欲しい。ママにいっぱい手紙が書けるように」
涙が出た。
山ほど買って送ろうと思って。
会って渡したいけど・・・。
その子供たちの手紙を持って、あいつの家に行った。
「ねぇ、これ読んでよ」
あいつは、ライラの読んで、笑ったりして、次女の答案見て「すげーな」と言ったりして、長女の手紙を読んで、「俺にも買わせて」と言った。
あたしの影響か、キティちゃん大好きな長女のために、2人でサンリオに行った。
これがかわいいね、あれもかわいいね。
ほとんどの種類を買ったと思う。
あと、スケート教室があるとか言ってたので、お泊まりなんだろうし、バスタオルと歯ブラシのセットも買った。
あいつの部屋であいつが夕飯を作ってくれている間に、あたしはまた手紙を書く。
書きながら、泣いてしまった。
いっぱいのレターセットの前で、悲しくなってしまった。
あたしたちをつなぐもの、携帯と手紙。
そんな現実が、悲しくなって、泣いてしまった。
自業自得のくせに。
あいつが横に来て、何にも言わないで、手をつないでくれた。
頭をよしよししてくれた。
あたしはそのまんま号泣してしまった。
これでよかったんだよ、何度も思おうとした。
あたしは、自分のために都合よく、生きて行こうとしてた人間なんだから、そんな人間に子供を見れるはずないって。
だから、これでよかったんだって、思うようにしてた。
でも、やっぱり、まるっきり後悔しないはずなんかないし。
心の中から、「これでよかったんだ」と思えるわけもない。
「いっぱい、泣いて、いっぱいりりかさんの悲しみを出してください。泣いた分、俺、笑顔補充するから」
あたしには、この人がいる。
いっぱいの愛情をあたしに惜しみなく注いでくれる、この人がいる。
だから、救われる。
これでよかったんだ。
いつか、心から、思えるように、なりたい。
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