march forward.
りりかの独り言。

2002年10月12日(土) 一緒にいる

久しぶりに、あいつと夕方前から会った。

迎えに来てくれて、出かけた。



お腹空いたなぁ。

でも、外食嫌だなぁ。

あ!りりかさん、俺んちで作ってよ。



とかいう話になって、材料を買いこんだ。

何がいい?

って聞いたら、「肉じゃがー。」ありきたりー・・・





でも、「りりかさんちで」と言わないあたり、あたしが家にあげたくないと思っているのを察しているのだろうか・・?

ううん、別にあげたくない、とは思ってないけど。


なんとなく、あげづらい。

って言う感じかな。






夕飯作って、食べて、テレビ見た。

あたしはテレビってほとんど見ない。

朝は正確な時間が見たいためだけに、適当に付いているけど。

いつもどおり、あいつの部屋のあたしの場所に座った。

あたしの場所にだけ、座椅子がある。

あたしは家でもソファーとかダイニングテーブルの椅子とか、寄りかかっているのに慣れちゃっているから、ここは座るとき寄りかかる物がないなぁって言って。

あいつが買ってくれた。

てか、買わせたのか・・・?

とにかく、今日も座椅子に座ってた。




「ちょっとどいてー」

あいつがあたしをどかせる。

何で?座るの?あたしをどかしてまで?

とか思ってたら、やっぱり座る。

で、「寄りかかって」とか言う。




そういえば、こんな風に一緒にビデオを見た事あったね。

そんな話したりして、テレビをまったり見る。

時間がどんどん過ぎていく。

あたしは、時計ばかり見る事もなく。

一緒にいる。

普通に、一緒にいる。






そうだったね。

こんな風にまったり、時間を気にしないで一緒にいた事なかったね。

当たり前だったけど。

あたしには家庭があったから。

だからあたしは、こういう時間が来る事を、今不思議に思う。

うん、嬉しい気持ちももちろんある。



でも、一番に思うのは、「不思議」。







もう、帰らなきゃ。

もう、行かなきゃ。




そう言う言葉を言わない不思議。





なにより、あたしが一人になった今、この人と一緒にいる不思議。





あたしは、最初、いつか終わる恋だと思っていた。

そのいつかは、近い未来で。

だから、遠い未来の話は夢物語で。

有り得ないけど、そうなったらいいね、位の気持ちの話で。






あたしたちは一緒にいる。

たぶん、これからも一緒にいる。

今も、先も、ずっと一緒にいるんだろうと、うとうとしながら思ってた。


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