march forward.
りりかの独り言。

2002年10月10日(木) 思い出ばっかり

今までの家の掃除をした。

粗大ごみ出したり、子供の服をつめたり。

昔からの友達が2人来てくれて、一緒にやってくれた。



子供の部屋の掃除をしてたら、子供たちの昔書いた絵とかいろいろ出てきた。




長女の幼稚園のときのバックや制服。

次女の七五三の三歳のときに来た着物。

ライラのスタイ(よだれかけ)。






どれもこれも、思い出ばっかり。

何年も前の物たちなのに、ちょっと前まで使っていた物のように、思い出す。



長女が幼稚園入る前、選ぶ段階で心臓の事で何件かの幼稚園で断られた。

何かあったら、責任を持てませんので。って。

泣いたなぁ。

もう、小学校に入るまで、家で一緒にいようかって言うときに、お友達のお母さんがわざわざ幼稚園に聞いてくれて。

そして、大丈夫ですよって、春から一緒に遊ぼうねって園長先生が言ったんだ。

新しい制服を着せたとき、また泣いて。

何で泣いているのか分からない長女は、きょとんとしてたっけ・・・




次女の三歳の七五三。

次女が七五三の前日に勝手にハサミで前髪切っちゃって。

もう、大慌てで。

変な風にしかも短く切っちゃったから、どうしようどうしようって。

でも、なんとか前髪を上に全部付けて乗り切ったんだ。

あたしは、それ以来ハサミを隠して。




ライラはスタイを使わない子だった。

上のお姉ちゃんたちはよだれが多くて、スタイをいっぱいなきゃ、服が濡れちゃうほどだったから、ライラが生まれたときも新しいのをいっぱい買った。

けど、全然よだれが出ない子で。

結局しまったままだったんだけど。

保育園にかよい始めて、3歳までは保育園でおやつと食事のときに使うから1日3回使いますって言われて、やっと陽の目を浴びたスタイたち。

でも、し慣れてないライラは嫌がって嫌がって。

保母さんたちになだめられて、「かっこいいよー!!」っておだてられて。

やっとつけてくれたんだ。

「今日はスタイをつけてくれた、ライラ君です」って連絡帳に書かれたりして。





「りりかは、本当にいいの?」


一緒に手伝ってくれてた友達に聞かれた。



「何が?」

「りりかは、これで幸せになれるのかなぁって、思うんだよ」

「ならなきゃね・・・」

「私たちは何度も何度もりりかの家族と会ってる。りりかの今の彼とは一度も会ってないから、やっぱり旦那さん寄りになっちゃうけど。いいのかなぁって、思うんだ」

「いいのかなぁも何も、もう決めたことだからね。後戻りは出来ないから」

「・・・そうだよね。ごめん、ふと、思っちゃって」





どんどん片付いて行く部屋。

あたしは、この家に5年住んでた。

結婚してから、引越しは何回もして、この家で4回目だった。

でも、4回とも家族でみんなで、引っ越して来た。



最初の1回目はまだ3人家族で。

2回目のとき、4人家族になってた。

3回目も4人家族だったけど、3回目に引っ越した家でライラが生まれた。

4回目のこの家に引っ越してきたとき、5人家族になってた。



そして。

5回目の引越し。

あたしは一人。



それでいいの?



友達に言われたけど。

今の正直な気持ち、これでよかったんだと思っている。




子供との思い出とか。

今までの部屋とか。

生活とか。


そう言うものを全部なくして、始めて一人で暮らすっていう事になって。




今まで見えなかったものとか、見えてきた気がする。


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