2002年10月06日(日) |
考えたって意味ない事 |
昨日の続きです。
いろいろと話した。
子供の事を考えると、心から楽しめないとか。
何も出来ない君に、寄りかかっていいのかとか。
あたしはどうしたいのか、とか。
いろいろと話した。
思ってることとか、かなり分かりづらい言い方になったかもしれないけど、伝えた。
あいつは、うんうんって聞いたり、ううーん・・・って聞いたり。
そして、不意に聞かれた。
「りりかさんは、何で強がるの?」
あたしは、強がってなんかいないし。
逆に頼って頼って、泣き言ばかり言っていると思うし。
でも、あいつにはそう見えるらしい。
一人の時間が嫌いなあたし。
怖がりなあたし。
寂しい事とか悲しい事ばっかり考えちゃうあたし。
そういうあたしだって、あいつは知っている。
だから、不思議だって言われる。
「俺はそんなふうにりりかさんに頼ってももらえないくらい、役不足?」
あたしは、頼っていると思ってた。
でも、寄りかかりすぎたらいけないって思ってた。
「何だか、悔しいよ」って言われた。
あたしがどんどんなんでも一人で決めて。
なんでも一人で進めて行く事に、自分の力のなさを感じるんだって言われた。
そして。
「なんで、俺は学生なんかやっているんだろう。なんで、何もしてあげられないんだろう」
考えても仕方ない事ばかりを、口に出す。
あたしが思う以上に、あいつは苦しんでいたんだと思う。
あたしが苦しめば苦しむほど、悩めば悩むほど、あいつも同じかそれ以上に苦しむんだと悩むんだと思った。
「君は、あたしを見ててくれている。それだけで、あたしは充分なんだよ」
一緒に暮らそうと言ったのは、別に自分(あいつ)がいつも一緒にいたいって理由だけじゃない。
あたしが寂しいんじゃないかって言う思いもあったんだ。
そんな気持ちで、「一緒に暮らしませんか?」と言ってくれたって事は、あたしだって分かってる。
確かに寂しいよ。
でも、だからと言って、あいつと一緒に暮らしたいとか思えない。
今は、なんだけど。
また考えも変わるかもしれないんだけど。
また変わるかもしれない考えを、今考えても意味がない。
それは。
なんであいつが学生なんだって事とか。
なんで、あたしたちは出会ったんだとか。
なんで、あたしはだんな様とうまくやれなかったのかとか。
そう言う風に、「なんで?」って考えても意味がない事と同じ。
だから、今の考えを、今伝えよう。
今の考えを、気持ちを、一緒に考えよう。
それしかないんだから。
だから、今の考え。
「君は見てくれているだけでいい。何もしなくて、いいよ。大丈夫だから」
伝えた。
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