何で「ライラ」なの?
ってメールを頂きました。
普通こう言う公開日記では、偽名ですが(もちろんりりかもそうです)、ライラは本当に実際使っています。
本当の名前は全く「ライラ」とは関係ないんですけど、普段家族や親戚や周りの人(保育園の先生とかお友達)はみんな「ライラ」って呼びます。
それは、まだライラが赤ちゃんのとき、泣いている声が「ライラーライラー」って聞こえる。と、次女が言い出した事からでした。
そのとき、ちょうどB'zの「Liar! Liar!」って曲が出た時期で、テレビで聞いた次女が「これもライラーって言ってるよね」とか言っていました。
嘘つきって言う意味なんですけどね。
それ以来、みんながライラって呼ぶようになり、ライラ自身も2歳くらいまでは自分の名前は「○○(苗字)らいら」と言っていました。
いまだに自分の事を「ライラねー」といいます。
英語の意味では嫌な言葉だけど、あたしも家族もライラも、みんな気に入ってそう呼んでいます。
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今日、夕方次女から電話があった。
ライラの幼稚園が決まったこととか学校の事とか聞いた。
ライラにかわった。
「ママー。なんで、ママは来ないの?」
ライラはまだ5歳。
ママはいずれ来ると思っていたのかな?
とにかく、その言葉に、あたしはものすごく苦しくなった。
「ごめんね。会いに行くから。ね」
「ライラの一番好きなの、誰か知ってる?」
「・・・誰?」
「ママなんだよ。ママと一緒に寝たいなぁ」
あたしは、涙が出た。
「ママも、ライラが大好きだよ・・・」
夜、あいつと会う約束してた。
約束どおり迎えに来てくれた。
久しぶりに会うからか、あいつはとても優しかった。
いつも優しい人なんだけど、今日は特別に優しかった。
それとも、あたしがそう感じただけなのかな。
「綺麗な夜景が見える場所を探したんです」
そう言って、連れて行ってくれた。
いつものあたしなら、大喜びなんだろうけど。
素直に「嬉しい」とか「楽しい」と言う気分になれず。
坂の上にあった公園だった。
車は入れない場所だったから、下の方に路駐して、20分ほど上って来た。
歩くのが嫌いなあたしに気を使ってくれて、カバンを持ってくれて、背中を押してくれる。
あいつは、いつも優しい。
優しさを100あったら、100、全部あたしに使ってくれようとする。
あたしは、そんな優しさをくれるたび、凄く幸せな、女に生まれてよかったなぁと言う気分になってた。
夜景は綺麗だった。
近くにこんなに綺麗な場所があるんだね。
とか話して。
「りりかさんがこう言うキラキラ好きじゃん?で、友達が話してたから来て見たんだ。しかも、場所が分からないで、迷ったらりりかさんをあちこち歩かせなきゃいけなくなっちゃうから、昼間下見までしちゃった(笑)」
ありがと・・・
そういうのが精一杯だった。
なんていうか。
素直に。
嬉しい。
この人を好きになってよかった。
この人と一緒にいれてよかった。
そんな風に思えないんだ。
それは、きっと。
罪悪感。
あたしが楽しんでいいのだろうか?
幸せに思っていいのだろうか?
ライラは、子供たちは、寂しい思いをしているのに。
きっと。
あたしみたいに、子供を捨てた人は、みんな一生背負って行くんだと思う。
自分が幸せになったらいけない。
そう言う思いを、抱えながら生きて行くんだと思う。
罰、なんだね。
苦しみながら、生きて行きなさいって。
いつもは、嬉しいあいつの優しさも。
今のあたしにとっては、苦しくなる材料でしかない。
嬉しさや、幸せな気持ちとかって、慣れて行く。
痛みも、毎日続くと痛みに慣れる。
苦しさも悲しさも、慣れるんだろうか。
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