あと、半月で、あたしが「既婚」と言う欄に○しなきゃならない状況が終わる。
来月からは、「未婚」に○するんだ。
不思議な感覚。
だんな様とは、仲直り?をしました。
あたしから電話して。
謝りました。
いいすぎた事。
ごめんなさい。
って。
だんな様も、「酔っていたせいで、言わないでいい事まで言っちゃったから、おあいこだよ」と言ってくれた。
そして。
「本当に、りりかと子供たちが幸せになればいいと思ってるんだよ。今までいっぱい辛い思いとか寂しい思いとかした分、そんなの消えちゃうくらいに、彼がりりかを幸せに出来たらいいと思う」
あたしは、泣きながら、「ありがとう」って言った。
「俺は平気。こんないい男、しかも若社長!女がほっておかないって!」
だんな様は笑ってた。
あたしは、笑えないでいた。
真剣な声で、あたしは言った。
「本当に。あたしがいっぱい傷つけちゃって。それ全部癒してくれる人があたしじゃなくて、ごめん。あたしがパパに付けた傷、消せなくて、ごめんね」
だんな様は、やっぱり、笑ってた。
「また、近いうち、仕事片付き次第行くからさ!プレゼント、用意しないでいいからなーって、自分から言うなって?(笑)」
そう、もうすぐ、だんな様の誕生日。
ライラの誕生日の前日。
ライラが生まれるとき、あたしはだんな様の誕生日のお祝いの後、破水した。
だんな様は、あわててたっけなぁ。
あたしは、一人落ち着いて。
新しいタオルを持ってきて、なんて淡々と言って。
だんな様は「救急車、呼ぶ???」とか言って。
結局、まだ生まれそうもないからって言われて、だんな様だけ帰宅して、だんな様が自宅で熟睡している間に生まれちゃったんだっけ・・・
あとで、「パパってば、3人とも出産のときいないんだから!!」って怒ったよなぁ、あたし。
「何か欲しいもの、あるの?」
「別にないよ。冗談だよ、いいよ」
「なんでもいいよ?高くなければね」
「うーん・・・考えておくよ」
「買う時間、なくなっちゃうじゃん」
「メールする」
当たり前のように。
今まで一緒に過ごしてきた、誕生日やクリスマスやお正月。
今年のクリスマスは、一緒じゃないのかなぁ。
凄く不思議な感覚。
実感はわかない。
頭では分かっているのに。
実際、そのときが来なきゃ、きっと分からないんじゃないかって思う。
それに。
今年のクリスマスは、子供たちのために、だんな様も一緒に5人で過ごすかも知れないし。
分からないけど。
毎年当たり前のようにやってた、ライラとパパの合同誕生日。
もう、一緒には、やらなくなるのかな・・・
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