march forward.
りりかの独り言。

2002年08月29日(木) メール

実家にだんな様が迎えに来て。

夜、家に帰ってきた。

これからの事とか、いっぱい話した。

まずは、だんな様が家を出ると言う。

実家に帰ると。

だんな様の親にも、話したという。

ただ、あたしが他に好きな人が出来た・・・と言う経緯は言えなかったといわれた。


「俺にもプライドがあるしね」



明日、一度実家に帰るという。

夏休みももう後3日。

夏休み最後に子連れで行ってくるよ、と。



「一人で平気?」

「うん。平気だよ」

「ひなちゃん(あたしの妹)に来てもらう?」

「うーん。連絡して見る」

「なんかあったら、すぐ連絡しなよ。俺でも、りりかの実家でも」

「平気だって」




「ごめんね。。。ありがとう」




涙と一緒に出てきた言葉。

涙が出てきたわけは・・・


きっと。

こんなときに優しく接してくれる。

だんな様に対してなんだろうと思う。





だんな様と子供たちが寝て。

久しぶりにパソコンを起ちあげた。

メール見たら。

あいつからメールが来てた。



そう言えば、前に。

あたしのパソコンのアドレスを教えたんだっけ。

携帯の方は拒否になってたから。

こっちにメールくれたんだね。




ばかだなー。

携帯の絵文字は、反映されないのに・・・使いまくってるよ。

思わず吹き出してしまった。




「入院って、○○君から聞きました。驚いています。返事、来ないのかな・・・これ、読むのはいつかな。会わなくなって、会いたい気持ちが薄まるどころか、どうしても会いたいって気持ちが強くなってる。きっと、りりかさんは俺が必要なんじゃない?少なくとも、俺はそう。ものすごく必要だから」



「いきなり、電話してごめんなさい。○○さん(主婦の友達)に、無理言って電話してもらいました。いろいろ、だんなさんとの事も、聞いたよ。金曜、会えませんか?迎えに行くから。実家でも、自宅でも。どこでも。返事、待ってます」




あたしは、迷った。

どうしようか、本当に迷った。



でも。



もう、嫌だと思った。

我慢するのは、嫌だと思った。









久しぶりに送る、あいつへのメール。

携帯に、ゆっくりアドレスを一から打ち込んだ。



「あたしも、あなたに会いたい。凄く、会いたい」



送信した。

拒否を解除した。




大袈裟かもしれないけど。



世界中を敵に回しても。

もう、絶対にあいつとは離れたくないって思った。

自分の思うとおりに、思うがままに、わがままに。

進んでやれ!と思った。



開き直りに近いかな。




これで、どんだけの人が傷つくとか。

どんだけの人が、悲しむとか。

苦しむとか。




考えられなかった。




自分が一番、自分の事しか、考えられなかった。

今の、自分の苦しみを。

自業自得のこの苦しみを。



消したかった。







メール着信音が鳴る。




「明日、りりかさんが起きて用意できたらメールください。すぐ迎えに行きます」


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りりか [MAIL]

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