march forward.
りりかの独り言。

2002年08月22日(木) 解放・3〜いっぱい話そう

いっぱい話そう。

時間が許す限り。

あたしたちのいろいろな思い出を。




泣きやんで、あたしたちは、前向きにね、って言い合った。




「お台場、寒かったねー」

本当、寒かったね。

あたし、ロングコートで、下は若者ぶって(そりゃ5歳も下の子とデートなんだし・・・)ミニスカートはいて。

あいつは「いつもと全然違うー。絶対に主婦じゃないでしょ?」なんて言ったっけ。

そういえば、あたし、ミニスカートをたくさん買った、あいつと付き合ってから。

ちょっとでも、若く、可愛く見られたくて。



観覧車で、ネックレスもらったね。

あたし、あせったなぁ。

ドキドキしたなぁ。

トップは携帯についてるよ。今でも。

雪の結晶の形のブルーダイヤ。

雪はすぐ体温で溶けちゃうけど。

これはあたしたちがどんなに熱くなっても、溶けずにいたね。



携帯と言えば、ホワイトデーに携帯買ってくれたんだよね。

色違いの、おそろいの。

付き合ってから、始めてのデートらしいデートだったね。

楽しかったー。

夢の中みたいだったよ。



夢の世界にも行ったじゃん。

りりかさんの誕生日の前の日。

いっつも、歩くの嫌いーって、歩いて10分くらいの場所でも車出すりりかさんが、珍しく歩きまくったよね。

なんとかって乗り物、なんだっけ?火山から落ちるヤツ。

あれ、実はものすごく怖かったんだよー。

俺だめなんだよ、ああいうの。



その後すぐ、きみがくびになったね。

ごたごたしたねぇ。

あたしの生理が来ないからって、病院に行っている時期と重なって。











話は、いつか尽きる。

あたしたちの思い出は、たった半年ちょっと。




たった半年の話を。

2人でたくさん話した。

あの時、実はこう思ったんだよ、とか。

あの時、こうしたかったんだよ、とか。




たった・・じゃない。

あたしたちにとっては、半年も。

半年も思い出があるんだって。

あたしは思った。


きっと、あいつも思った。




悲しい顔で別れたくないね。






笑顔で、さよならしたいね。





でも、現実はそうは行かないよね。






本当なら、熱海、来週だったんだ。

行きたかったね。

行きたかったよ。

行こうよ。

何言ってるの?

行こうって!

無理だよー。








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今は、冗談って受取れないから。

やめて。

ね。




すいません。







あたしは、これ以上。

言葉が詰まって。

出なくなって。

変わりに涙だけ、いつ枯れるの?って思うくらいに出て。







夢ならいいのに。

なにもかも、夢だったらいいのに。

覚めたら。

あたしは夢見てたんだって。




横で寝ている。

誰かに、そっと話すの。




「あたし、今ね。凄く好きな人と、別れなきゃいけなくて泣いている夢見てたの」


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