march forward.
りりかの独り言。

2002年08月01日(木) 振り回してる

仕事が、23時に終わって、メールチェックしたら、あいつから来ていました。


「お疲れさまー。22時に変わりの人が来てくれたので、早退出来ました。家で待っています。今掃除しています」


笑顔のマークがいっぱい並んでた。


あたしは、笑顔なんかじゃない。

でも、嬉しかった。


「ほんと?じゃ、今から行くね」



駐車場に入ると、あいつが待ってた。

それで、いきなり抱きしめて来て。


「ごめんね。寂しい思いさせちゃって、本当にごめんね」


いっぱい、謝ってきた。


あたしは、やっぱり、笑顔なんかでないまま、無言だった。




もしも。

こんな事で早退させて、首になったりしたら、どうしよう。





そんなこと、考えていた。

あたしのわがままで。

あたしが勝手な事ばっかり言って。




部屋に行ってからも、何度も謝られた。


「何回も、約束破って、そのたびにりりかさんは、バイトだから仕方ないね、頑張ってねって言ってくれたじゃん?」

「うん」

「頑張ってねって言葉に、甘えちゃってた。頑張ればおでかけしたときのりりかさんの笑顔が見れるんだし、頑張ろうって。でも、もし、俺が同じ事されたら、絶対に怒って文句言うと思うんだ」

「だねー」

「うん、仕事入っちゃったから、今日は無理だわ、とかって、何回も続けて言われたら、てか、一回目でも文句言うと思う。頑張ってなんて、絶対に言えない」

「うん」

「やっぱり、りりかさんは、大人だなぁってちょっと思った」

「ちょっとってなんだよ!」

「(笑)普段はそんな感じしないんだけどって事」



あたしは、大人なんかじゃありません。

5歳も下の君を振り回して、大人なんて言えません。

ほんと、ごめん。わがままで。

大人なんだったら、もっと我慢しなきゃ。って思うし。



あたしだけを見て!なんて、言ったらいけないし。

だいたい、自分が出来ないこと、人に言うなんて間違っているし。




いっぱい。

ぎゅーした。

ぎゅーしてもらった。

あたしは、元気になった。

あいつも、嬉しそうだった。



で、ぎゅーしながら、あいつが言った。





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ホント?約束して。

嘘ついたら・・・肩叩き棒で、思い切り殴っていいよー(笑)。

そんなんじゃ、つまらない。

じゃー、何がいい?

そうだなー。ガムテープで頭に包帯巻いているみたいに巻く。

・・・。破れないね、絶対に。

んで、あたしが一気にはがす♪

鬼?

愛!






週に6日だったバイトは、5日になった。

今日、帰り際、土曜と日曜の二日間は休んでいいよって言われたんだっていってた。

どうやら、首はなさそう。安心した。



「土曜日、ライラ(長男)と花火。楽しみだなぁ。ライラが疲れないようにしなきゃね」



そうだった・・・花火。ライラも一緒なんだった・・・


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りりか [MAIL]

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