march forward.
りりかの独り言。

2002年07月19日(金) めんどくさい

昨日は、仲間の壮行会でした。

2ヶ月弱、遠くに行くので、元気に頑張れよーって事で、飲み会。

あいつも、知った仲間なので、一緒に行く。




あたしは、久しぶりのお酒、今日から始めたホルモン剤、寝不足続き、と言う事が重なって、眠くなり。

だらだらしてた。

うとうと、かな。



あいつが、明日学校だから、帰ると言う。

ほら、りりかさんも。

って、抱えられたんだけど、だめー、歩けない。

じゃー、お疲れさまです。


あいつは、帰って行きました。



しばらくしてから、仲間にあいつから電話。

「りりかさん、寝てます?」

その仲間が気を利かせたのか、「りりかさんなら、帰ったよ、さっき。家で寝たいんだって」と、言った。

そこで、安心したあいつは、あたしへの不満、大暴露大会。




「今日の飲み会も、俺は絡めなかった。絡んでもらえなかった」

とか。

「りりかさんって、何で、いつもみんなでいるとああそっけないんだろう」

とか。


とにかく、グチグチ言ってたらしい。

そのうち、あたしの携帯にメールが来て。


「おやすみー。今日もまたつまらない飲み会だったよ」



かっちーーーん。


お前を楽しませるために開いている飲み会じゃないんだよ!!!

壮行会だ、壮行会。バカたれ!!!



あたしは、電話した。





「何?つまらなかったって」

「つまらないもんは、つまらないですよ」

「はぁ?べっつに君のためにやった飲み会じゃないしね」

「じゃーなくて、りりかさん、全然話しさえしてこないじゃん」

「したじゃん!」

「たーまにね。あれ取ってーとか、あれってなんだっけ?とか言う程度ね」

「そんな事ないじゃん!!」

「そう?てか、いつも思うけど。俺って大事にされてねーよなぁ。もしかしてさ。俺がりりかさんの事をすきだって言う気持ちを伝えすぎちゃって、安心しきっているの?こいつは、ほっておいても、あたしを好きだから、なんて言う風に?」

「そんな風に考えていません」

「でも、実際、あえても全然話せなくて、なんつーか。つまらない一日だったよ。りりかさんって、あれだよね。八方美人」

「はーーーーーーーーー?あたしのどこが?」

「みんなを大事にしたがるじゃん。俺がいても、みんなと俺、だったらみんなじゃん」




こーの、おこちゃま!!!!


って、危うく出そうになった。

ここは、大人のあたしが折れましょう。


「そう感じちゃったなら、ごめんね。じゃ、今から行くから話そうよ」

「飲酒しているのに運転なんか、させられるかよ」

「いいよ、平気。行く」

「来ないでいいよ」

「行くってば」

「来るなっつってんの」

「うるさい、行くの!!」


したら、あいつ・・・


「めんどくせーなぁ・・・・」






・・・・。面倒?



「面倒?って言った?」

「いいましたよ」

「えぇ、あたしは面倒ですよ、結婚もしているしね。子供までいる。こーんな面倒なあたしと付き合いたいって言ってきたのは、あなたの方ですが???」

「は?そんな意味で、面倒とか言ったんじゃ・・・」

「とにかく、面倒だと思うのなら、もうやめましょう。あたしたちの関係は、終わりです」

「今のりりかさん、落ち着いてないし、何言っても無駄だよね」ピッ。



ぶった切られた。電話!!



むっかーーーー。



あたしは、車に乗り込んで。

あいつの家に向かった。




「来ちゃったんですか??」

「来たよ!」


目的は、浴衣をおいてあるから取りに来たんだけど。

普通に、30日に着ようと思って、取りに来たんだけど。

あいつは勘違いして、別れるから、取りに来たのかと思ったらしい。

ま、それも一理あるかな。


「浴衣!持ってきて、ここ(玄関)まで」

「いいから、上がってください」

「いいよ!すぐ帰るから」

「事故ったら、どうすんだよ!!!いいから、来いって言ってるの!!!」


靴も脱いでいないのに、無理やり抱えあげられる。


「ちょ、靴!」

「いいよ、んなのは!!!!」




座らせられる。

珍しく、汗もかいてたあたし。

酔っているの、自分でも分かってた。



「さっきの、めんどくさいは、りりかさんが、じゃない。飲み会があると、毎回こう言う喧嘩になって、面倒だなって思ったの」

「君が仕掛けて来ているんじゃん」

「だって、りりかさん、見てないじゃん。俺の事」

「じゃー、もしあたしたちが一緒になったら、子供たちがいるんだよ?2人でお出かけも、今みたいに出来なくなるし、あたしは子供ばかり見ている日も出てくると思うよ。君はそれでも文句言うの?」

「相手が子供じゃ・・・でも、たまには俺も見てって思うかも」

「なんだかねぇ。不安だよ、こんな事で面倒になったりするの」

「で、別れるって言うんだ?」

「ていうかね、考えたいって言うか。君は本当は楽しい部分だけなんじゃないの?あたしと一緒にいたいのは、楽しいときだけなんじゃないの?いいとこ取り?」

「はー?何で、そんな言い方になる・・・?」

「そう取れるからだよ」




しばらくの沈黙。

先に、口を開いたのはあいつで。






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「はー?面倒なんでしょ、こう言う喧嘩さえも。面倒な部分なんか、これから山ほど出て来るんだよ。そのたびに、面倒だなー、なんて思っていたら、やってられないよ?」

「でも、今日はあまり話せなかったでしょ。今、こうして喧嘩しつつも、話しているだけで、嬉しい気持ちになれちゃうんです・・・」

何言ってるんだ・・・


「あたしに、答えださせて。ちょっと、考える時間を頂戴。君が言った面倒って言葉が、一体どういう意味なのか、よく考えて見たいから」

「だから、それは、飲み会=喧嘩になっちゃうから、面倒だなって言う意味だって・・・」

「あたしには、なんだか、他の意味合いも含まれているように感じちゃうんだよねぇ。見極めたいんだよ。一体、どういうつもりで、そんな言葉使うのか。普通は、面倒なんて言葉、面と向かって言わないよね」





「いつまで、考えるんですか?いつ結果を出すんですか?」


あたしは、別に別れたいと思っているわけじゃないけど。

ただ、こんなことくらいで、面倒だなんて言うあいつをちょっと疑ってしまうわけで。

その意味が、喧嘩が面倒だと言う意味だとしても。

そんな言葉を使って欲しくなかったから。

喧嘩って面倒でも何でも、ぶつかり合わなきゃ、たまるばかりで。

そうなって、溜まったもの吐き出す場所が、なければ、どんどん膨れ上がって行くんだから。

喧嘩も大切。言い合う事も大切。

だから、面倒なんて言葉で片付けて欲しくないんだ。



「水曜日、会う約束してたよね。あたし、木曜から伊豆に家族旅行だから、そこ逃したら、いつになるか判らないから、その時までに答えだすよ」




木曜からの家族旅行、ものすごく気が重い。

本当、子供たちは楽しみにしているし、子供たちとべったり3日間って言うのは、あたしも楽しみではある。

でも、子供たちが寝た後の、だんな様との時間は、あたしには苦しい。

おととし、伊豆に家族旅行に行ったとき、だんな様は子供より先に寝ちゃったんだよなぁ。

今回もそうだったらいいなぁ。

でも、そうじゃない可能性の方が大きい。

だんな様はあたしとの関係を修復したがっているから。

いろいろ話そうよ、なんて言い出しそう。

何を話せばいいの・・?

あたしは、揺れるの?だんな様の元に戻れば、今度こそうまく行くんじゃないかって、今まで何度も信じては裏切られ、の生活だったのが、今度こそって思い込むの?

馬鹿だから。あたしは、また流されるんだろうか。



だから、その前に、あたしは、あいつに会っておきたかった。

それは、喧嘩する前から決めてた。

前日に会っていたい。

あたしが揺れないように。

あたしが、だんな様を信じないように。




でも、別れるか別れないかの決断をしなきゃいけない為に会う事になってしまった。




今、本当にどうしようか、悩んでいる。

くだらないって思われるかもしれない。

でも、あたしにとって、喧嘩して言い合えるって言う事は、大切な事なんだ。



だから、今から面倒がっているあいつといても仕方ないんじゃないかって言う気持ちとか。

大丈夫、あいつは言えば分かるヤツだから、きっと、もう面倒がったりしない、これからは喧嘩しても言い合っても、ちゃんとすっきり出来て、仲直りも出来る、お互いの不満を飲み込む、そんな関係になれると思う気持ちとか。



いっぱい、考えて見る。


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