昨日は、仲間の壮行会でした。
2ヶ月弱、遠くに行くので、元気に頑張れよーって事で、飲み会。
あいつも、知った仲間なので、一緒に行く。
あたしは、久しぶりのお酒、今日から始めたホルモン剤、寝不足続き、と言う事が重なって、眠くなり。
だらだらしてた。
うとうと、かな。
あいつが、明日学校だから、帰ると言う。
ほら、りりかさんも。
って、抱えられたんだけど、だめー、歩けない。
じゃー、お疲れさまです。
あいつは、帰って行きました。
しばらくしてから、仲間にあいつから電話。
「りりかさん、寝てます?」
その仲間が気を利かせたのか、「りりかさんなら、帰ったよ、さっき。家で寝たいんだって」と、言った。
そこで、安心したあいつは、あたしへの不満、大暴露大会。
「今日の飲み会も、俺は絡めなかった。絡んでもらえなかった」
とか。
「りりかさんって、何で、いつもみんなでいるとああそっけないんだろう」
とか。
とにかく、グチグチ言ってたらしい。
そのうち、あたしの携帯にメールが来て。
「おやすみー。今日もまたつまらない飲み会だったよ」
かっちーーーん。
お前を楽しませるために開いている飲み会じゃないんだよ!!!
壮行会だ、壮行会。バカたれ!!!
あたしは、電話した。
「何?つまらなかったって」
「つまらないもんは、つまらないですよ」
「はぁ?べっつに君のためにやった飲み会じゃないしね」
「じゃーなくて、りりかさん、全然話しさえしてこないじゃん」
「したじゃん!」
「たーまにね。あれ取ってーとか、あれってなんだっけ?とか言う程度ね」
「そんな事ないじゃん!!」
「そう?てか、いつも思うけど。俺って大事にされてねーよなぁ。もしかしてさ。俺がりりかさんの事をすきだって言う気持ちを伝えすぎちゃって、安心しきっているの?こいつは、ほっておいても、あたしを好きだから、なんて言う風に?」
「そんな風に考えていません」
「でも、実際、あえても全然話せなくて、なんつーか。つまらない一日だったよ。りりかさんって、あれだよね。八方美人」
「はーーーーーーーーー?あたしのどこが?」
「みんなを大事にしたがるじゃん。俺がいても、みんなと俺、だったらみんなじゃん」
こーの、おこちゃま!!!!
って、危うく出そうになった。
ここは、大人のあたしが折れましょう。
「そう感じちゃったなら、ごめんね。じゃ、今から行くから話そうよ」
「飲酒しているのに運転なんか、させられるかよ」
「いいよ、平気。行く」
「来ないでいいよ」
「行くってば」
「来るなっつってんの」
「うるさい、行くの!!」
したら、あいつ・・・
「めんどくせーなぁ・・・・」
・・・・。面倒?
「面倒?って言った?」
「いいましたよ」
「えぇ、あたしは面倒ですよ、結婚もしているしね。子供までいる。こーんな面倒なあたしと付き合いたいって言ってきたのは、あなたの方ですが???」
「は?そんな意味で、面倒とか言ったんじゃ・・・」
「とにかく、面倒だと思うのなら、もうやめましょう。あたしたちの関係は、終わりです」
「今のりりかさん、落ち着いてないし、何言っても無駄だよね」ピッ。
ぶった切られた。電話!!
むっかーーーー。
あたしは、車に乗り込んで。
あいつの家に向かった。
「来ちゃったんですか??」
「来たよ!」
目的は、浴衣をおいてあるから取りに来たんだけど。
普通に、30日に着ようと思って、取りに来たんだけど。
あいつは勘違いして、別れるから、取りに来たのかと思ったらしい。
ま、それも一理あるかな。
「浴衣!持ってきて、ここ(玄関)まで」
「いいから、上がってください」
「いいよ!すぐ帰るから」
「事故ったら、どうすんだよ!!!いいから、来いって言ってるの!!!」
靴も脱いでいないのに、無理やり抱えあげられる。
「ちょ、靴!」
「いいよ、んなのは!!!!」
座らせられる。
珍しく、汗もかいてたあたし。
酔っているの、自分でも分かってた。
「さっきの、めんどくさいは、りりかさんが、じゃない。飲み会があると、毎回こう言う喧嘩になって、面倒だなって思ったの」
「君が仕掛けて来ているんじゃん」
「だって、りりかさん、見てないじゃん。俺の事」
「じゃー、もしあたしたちが一緒になったら、子供たちがいるんだよ?2人でお出かけも、今みたいに出来なくなるし、あたしは子供ばかり見ている日も出てくると思うよ。君はそれでも文句言うの?」
「相手が子供じゃ・・・でも、たまには俺も見てって思うかも」
「なんだかねぇ。不安だよ、こんな事で面倒になったりするの」
「で、別れるって言うんだ?」
「ていうかね、考えたいって言うか。君は本当は楽しい部分だけなんじゃないの?あたしと一緒にいたいのは、楽しいときだけなんじゃないの?いいとこ取り?」
「はー?何で、そんな言い方になる・・・?」
「そう取れるからだよ」
しばらくの沈黙。
先に、口を開いたのはあいつで。
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