march forward.
りりかの独り言。

2002年07月18日(木) 不倫する側。される側。

今日、一日、いろいろありましたが。明日書きます。



いろいろな方の、いろいろな日記を読んで。

いろいろなこと、考えました。








前に。

アンケートのメールが届きました。

そこの質問で。


「不倫している事に対して、優越感を覚えますか?」


なんていうのがあった。


あたしの答えは、「ない」



てか、あるはずも。ない。


逆に、幸せに家庭を続けている、友達の方が、うらやましくさえ感じる。


仲良く、一番愛する人と、一番一緒にいたい人と、いつも誰の目もはばからずに、いられる。

それは普通な事で。

それはあたしには出来ない普通な事で。



出来ない。


って言うのは。


あいつと一緒にいられないから。

だんな様を愛せないから。


両方の理由があるんだけど、後者の方が、大きいかな。




あたしも、今から4年くらい前に、だんな様に浮気をされました。

別に、初めての事じゃなかったんですけど。

最初の浮気は、次女を妊娠中。今から9年前。

次は、今から7年前。


だから、この間の浮気発覚は12年の結婚生活の中で4回目なんですね。(笑)懲りないなぁ。



この間の発覚以前の浮気のとき、そのたびにあたしに、何か非があるのか、あたしは何かだんな様に対して、されるような事をし続けているのか、悩み、苦しみ、頭がおかしくなりそうでした。

怒りが爆発してだんな様の携帯を、お風呂の中に投げ捨てました。

夜中に、泣き叫んで、びっくりして起こした事もありました。


あたしは何も悪くないのに。

あたしは何もしてないのに。

毎日、家事と育児で、一生懸命あなたを支えているじゃない。



でも、家事・育児が忙しい事にかまかけて。

化粧もしない。

服もだらしない。

いつも髪を振り乱して、子供を怒鳴っている。


女も捨ててました。


そういうの、我慢出来なかったのかもしれない。

本当に、セックスしてくれる、お手伝いさんっていう感覚になってしまったのかもしれない。

させてしまったのかも、しれない。



でも、こんなの浮気する理由にならない。

ずっと、そう思ってきた。

あなたが、人間的におかしいだけで、あたしは何もしてないじゃない。



そう。

何もしてなかったんだ。



だからと言って、化粧するわけでもない。

服に気遣うわけでもない。

優しくだんな様に接するわけでもない。





何も、しない。




今、だんな様は、一生懸命歩み寄ろうと努力している。

そういった努力も、あたしにはなかった。

ただ、責めて。詰って。

あたしは、自分は間違っていない、と言う事だけを貫いて来た。



そして、あたしは間違ってないと言う考えが間違っていたと知るのは、もっともっと後になってからだった。


親に。


「あんたも、悪いんだよ」


なんていわれても、あたしは。


「どこがよ?なんで???」


って思ってた。


こんなに頑張っている自分を見ないで、他の女を見るあの人がおかしいんでしょ?


そう、確かにおかしい。



でも、そのおかしくなった人間を、変えようと努力しなかったあたしも、やっぱり、おかしかったのかもしれない。





今。


あたしは、不倫している。

その理由は、だんな様にすべてある!!なんて、思っていない。

一番の理由は、あたしがあいつを好きになってしまった、からであって。


でも。

だんな様が、あたしをもっと大事にしてくれていたら。

と言う考えはやっぱり消えない。

こう思うのはきっと、誰かのせいにして生きて行くのが、楽だからなのかもしれない。








100%の人間なんかいないし。

あたしたちは、心がある人間だから、同じ事でも、怒る日もあれば、笑い飛ばせる日もある。


だから、自分が一生懸命やっているつもりでも、相手にとったら、不満に移る事もある。

逆に、相手が一生懸命やってくれていても、自分には不満だと感じることもある。



そして、本当につながっている夫婦なら。

つながっていたいと思う夫婦なら。


そういう不満だと思う事、おかしいと思う事を。

ちゃんと、話さなきゃいけない。

そうしないと、すれ違いが始まり。

溜まって来て。



爆発する。




爆発してしまったものを。

拾い集めるのは、大変で。

拾い集めたものを。

また元通りにする事はまず不可能で。



前と形が変わってしまったけど、どうにか似たような形。


には出来たとしても。



そこには、もう。

前と同じ形のものはない。



それは、気持ちも同じで。





いつも思い出す。

事あるごとに思い出す。

やられて傷ついた気持ち。

やって傷つけた気持ち。

直したように思っていても。

縫い合わせた所から、痛みは漏れ続ける。

その痛みが、思い出す。思い出させる。




その痛みの部分に。

痛みを感じないくらいに、幸せを貼る。

痛みを軽減するために、幸せを埋め込んで行く。


いっしょに幸せを埋め込んでくれる人間が。

いっしょに幸せを貼ってくれる人間が。





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あたしは、どんなに楽なんだろうと。



考える。


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