march forward.
りりかの独り言。

2002年07月17日(水) だんな様と戻れる?

だんな様の仕事が、早く終わったから、ライラ(長男5歳)を保育園に迎えに行くと言うメールが来た。

あらら、珍しい。

あたしはお願いした。

そしたらすぐ、次女(小学校3年)の担任の先生から電話が来て、微熱があるから、お迎えに来れませんか?と言う。

すぐにだんな様に電話して、先に次女の学校に迎えに行ってくれない?と頼んだら、すんなりOK.

だんな様と小児科で待ち合わせして、ライラもちょっと鼻風邪引いているし、次女と2人診てもらうことにした。

病院で待っているとき、次女がやっているバスケをライラも小学校に入ったら、やりたいんだーと言い出した。

だんな様が、

「ライラは小学校になったら、野球やるんだから、バスケなんか無理だよー。パパといっしょに野球やるんでしょー?」

とか言ってた。

あたしはボーっとしながら聞いてた。

小学校に入ったら、パパと野球?

あたしたち、それまでいっしょにいるんだろうか?

ふと、そんな疑問が頭をかすめる。




病院の後、次女も軽い風邪だったし、買い物に行く事に。

だんな様には先に帰っていいよ、って言ったんだけど、一緒に行くと言う。

普段は、あたしの買い物なんか、面倒って、嫌がるのに。

しかも、ビーズを小分けする容器を買いに行くだけだし。



珍しい事に、だんな様から、一生懸命選んでくれる。

「これなんかいいんじゃない?」

「これも、使いやすそうだよ?」


それで、5月に行った潮干狩りのとき、もう8年使っているカメラが壊れて、買い換えなきゃとか前に話していたのを思い出したようで、

「カメラ見ようよ。俺出すから」

とまで言ってくれる。



夕飯前だからだめかなぁ、でも食べたいなぁ、ってあたしが、たこ焼き屋の前で言ってたら、

「買おうよ。夕飯、ちょっと位遅くなってもいいし、簡単に済ませちゃってもいいじゃん」

なんて言う。

普段じゃ、ありえない。




だんな様は、必死だ。

あたしの心を取り戻そうと、必死だ。


子煩悩で、仕事も熱心で。


こんないいだんな様、あまりいないよね。



よく言われる。



でも、足りないものがあったんだ、今までは。






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あたしは、こんなに一生懸命変わろうとしているだんな様を、あいつを好きと言う理由だけで、捨てられるのだろうか?

てか、捨てていいんだろうか?



あたし、来週行く伊豆の、計画表を、時間まで入れて、熱心に作った。

あたし、こういう作業、好き。

本見ながら、地図見ながら、次はここに行くから、ここまで10キロだから・・・とか考えながら表にするのが好き。

毎度毎度、あたしは計画表を立てる。

子供たちが喜びそうな場所、たくさん盛り込んで、後、大人も嬉しいマッサージ付の温泉とかも探しちゃったりして。


満足に表が出来上がって。

出来上がったのをいつもみたいにだんな様に見せる。



いつもならここで、ちらっと、見るだけで「いいよ、何でも」って言う態度のだんな様。


だけど、あたし分かってた。

だんな様が、今する行動。今までは違う行動するって事。

見えてた。



「おおー、いいじゃんいいじゃん。楽しみだねぇ」

って言いながら、予定表をじっくり見る。

そして、「ここはどんな感じなんだろうねぇ」とか言う。


大好きな野球中継から、目をそらしてまでも、じっくり見てくれる。




どうして?

どうして、今なの?

何で、今更なの?

もっと早く、こう言う風に接してくれてたら、違ったじゃん。




まだまだ、戻れるよ。

俺たち、夫婦は。




無言で、そう言われているように感じる。



戻れる?

戻れると思っているの?




この先も使うからなぁって、テントを購入しただんな様。



この先って、どれくらい先まで?





あなたは。



あたしが。



あなたじゃないあの人を好きで。

あなたじゃないあの人となら感じる事が出来るセックスをしていて。

あなたじゃないあの人に抱きしめられる時間が、この世の中で一番の幸せだと感じてしまう事を。



すべて。

知ったとしても。




戻れると、思っているのですか?



あなたは、許せるのですか?


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