だんな様の仕事が、早く終わったから、ライラ(長男5歳)を保育園に迎えに行くと言うメールが来た。
あらら、珍しい。
あたしはお願いした。
そしたらすぐ、次女(小学校3年)の担任の先生から電話が来て、微熱があるから、お迎えに来れませんか?と言う。
すぐにだんな様に電話して、先に次女の学校に迎えに行ってくれない?と頼んだら、すんなりOK.
だんな様と小児科で待ち合わせして、ライラもちょっと鼻風邪引いているし、次女と2人診てもらうことにした。
病院で待っているとき、次女がやっているバスケをライラも小学校に入ったら、やりたいんだーと言い出した。
だんな様が、
「ライラは小学校になったら、野球やるんだから、バスケなんか無理だよー。パパといっしょに野球やるんでしょー?」
とか言ってた。
あたしはボーっとしながら聞いてた。
小学校に入ったら、パパと野球?
あたしたち、それまでいっしょにいるんだろうか?
ふと、そんな疑問が頭をかすめる。
病院の後、次女も軽い風邪だったし、買い物に行く事に。
だんな様には先に帰っていいよ、って言ったんだけど、一緒に行くと言う。
普段は、あたしの買い物なんか、面倒って、嫌がるのに。
しかも、ビーズを小分けする容器を買いに行くだけだし。
珍しい事に、だんな様から、一生懸命選んでくれる。
「これなんかいいんじゃない?」
「これも、使いやすそうだよ?」
それで、5月に行った潮干狩りのとき、もう8年使っているカメラが壊れて、買い換えなきゃとか前に話していたのを思い出したようで、
「カメラ見ようよ。俺出すから」
とまで言ってくれる。
夕飯前だからだめかなぁ、でも食べたいなぁ、ってあたしが、たこ焼き屋の前で言ってたら、
「買おうよ。夕飯、ちょっと位遅くなってもいいし、簡単に済ませちゃってもいいじゃん」
なんて言う。
普段じゃ、ありえない。
だんな様は、必死だ。
あたしの心を取り戻そうと、必死だ。
子煩悩で、仕事も熱心で。
こんないいだんな様、あまりいないよね。
よく言われる。
でも、足りないものがあったんだ、今までは。
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