今日、飲み会だった。
久しぶりにあいつに会った。
あいつは、就活中で髪を黒くしてあった。
いつも、あたしたちは、みんながいる飲み会の席では余り絡まない。
なんていうか、周りはみんな知っているけど、人前で、しかも知り合いの前でいちゃいちゃが・・・出来ないから。
あいつは平気なんだけどね。
でも、一次会では珍しく、隣になった。
普通に、話とかしたけど、別にいちゃいちゃもしなかった。
んで、二次会で。
いつも、酔うと絡んでくる男の子(A君)がいるんだけど。
その子は、あいつとも仲よしで。
酔って絡んでくるのは、いつもの事って言ってたし。
だいたい、気にしてない、まぁ、確かにあの人はりりかさんのこと、お気に入りだけどね。(なんて事はないと思う。大体、その子、21歳だし・・・あいつより若いっツウの!)
なんて言ってたし。
あたしも、絡まれるままにしておいた。
あたしは、あまり具合がよくなくて、今日はお酒は控えた。
頭がいたいし、喉もいたいし、風邪みたい・・・
だるくなってきて、だるくなってきて。
ついつい、隣にいたA君により掛かり。
「頭痛くて眠いの」
って言ったあたしに肩を貸してくれた。
まずいかなぁって、もちろん思ったけど。
あいつも、気にしてないって言ってたし、まぁいいか、と思って、そのまま爆睡。
誰かに髪を触られているなぁって気配で起きた。
そしたら、A君が頭をなでていてくれて。
笑顔であたしを見てた。
あたしも、ちょっと寝たらかなり楽になり。
よし、騒ぐぞーってな勢いに戻り。
あいつは普通にみんなと笑顔で話してて。
しばらく騒いで。
そしてあたしは帰った。
帰っている途中に、その場にいたほかの子から電話が来て。
「あの、Hさん、帰っちゃったんですよ。りりかさんが帰ってすぐ」
朝まで飲み明かすとかいってたのになぁ。
あたし、そう思いながら電話した。
「どした?帰るんだって?」
「はい」
明らかに口調が。怒っている。
「なに?朝までじゃなかったの?」
「んな、気分じゃないんで」
「なによ、そんな気分じゃないって」
「わからないならいいです」
「言ってくれなきゃ、分からない」
「言わないでも分かれ、位の事もありますよ。じゃ」
電話は切られた。
ううーん、A君とああしてくっついているのは、いつもの事だしなぁ。
なんで、今日に限って。。。
帰宅して、メールした。
「無事についたよ」
「そうですか。おやすみなさい」
「うん、おやすみ・・・ていうか、A君とくっついているのはいつもの事じゃん」
「んなことじゃないんですよ」
「なによ?A君に関係ない事なら、さっぱり分からないよ」
「だから、いいよ。言わなきゃ分からない程度なんでしょ、○○(あたしの苗字)さんには」
・・・。なによ、いきなり苗字で呼ぶなんて。
「わからないよ・・・あたし、なんかした?」
「○○さんにとって、何が嫌な事ですか?好きな人が他の人とエッチする事?キスする事?それとも、メル友に会うこと?または、あたしたち飲み会では絡まないもんねー、なんて言われて、目の前で他の人の肩ですやすや眠って、髪なでられているの見てるとき?しかも、その人は酔うとすぐそんなことするって言うのは知ってるけど、自分の彼女は酔っているわけでもなく、ただ眠いからで。目の前で見てて、○○さんは、平気ですか?僕には二人が帰るまでこらえたので、上出来でした」
「ごめん・・・でも、眠いって思って、横にいたの、A君だったし。君が隣にいたら、やってくれたの?」
「やらないと思っているの?」
「ごめん・・・」
「俺は、正直かなり、へこんだ。いやな気分だった。あのあと、元気に起きて、はしゃいでるりりかさんをみるのも嫌だった。かなり、むかついた」
「もういや?あたし、どうしたらいいの?」
「さぁ?それを俺に聞くのは、間違っているんじゃない?」
「別れるって事?もう嫌だし?」
「そう思うの?ならそれでいいんじゃん?」
「そか・・・・」
「うん。そんなすぐに別れるとか口に出すりりかさんは、嫌だね」
「え?だって、あたしといるの耐えられないんでしょ?」
「もう、いいや。メールじゃうまく伝わらない」
あたし、何してるんだろう、って、悲しくなっちゃって。
このまま、終わるのかな、と思って。
どっから、どうみても、あたしが悪いんだし。
気にしないっていっていたからって、調子に乗りすぎたなぁ。
熱が出てきた。
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