march forward.
りりかの独り言。

2002年06月26日(水) 一人の時間

お友達にビーズアクセサリーの作り方の本と、ビーズパーツをもらった。

この友達は、あたしのこういう、ごたごたしていることも、あいつのことも、何も知らない。

だんな様と仲よくやっているんだと思っている。

ちょうどいい機会だと思った。

こういう、一人で夢中になれるもの見つけて。

一人でいろいろ考えて作って。

あいつのことも、だんな様の事も考えないでいられる時間。




あたし。

本を片手に、ビーズをつなぎ合わせて見る。

細かい作業とか多いから、ものすごく集中する。

なんていうか。

無心?になる。



だんな様も嬉しいそうにそんなあたしを見てる。

だって、おとなしく家にいるから。

メールもしないし。



あいつは、寂しそう。

「ねーねー。ビーズ持ってうちにおいでよ。一緒に作ろうよ。俺がりりかさんの指輪作るから、りりかさんは、俺になんか作ってよ」

あたしは、返事も遅くなりがち。

「んー、無理。一人で集中してやりたいの」

「じゃーさ、邪魔しないから」

「そういう意味じゃなくて、ひとりでやりたいの」

「ひとり?だって、一人じゃないじゃん・・・別に・・・だって・・・。」

この言葉に続く言葉は。





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そう。

だから、あいつは不安になっているんだと思う。



仕事がある前の日は、極力会わないようにしている。

あいつと会ったせいで、睡眠不足とかで、仕事に支障が出るのがいやだから。



そういうこと、あいつ、知ってる。

そう言う気持ちであたしがいる事も。



でも、一人の時間をわざと作って、自分に会わないんだって、思っているんだろう。

当たっているけど。


だから、

「じゃー、ビーズは持って来ないでいいから、来てください。顔見たいから」


なんて、言う。



「明日、仕事だから。無理だよ。金曜日に会うじゃん」

「飲み会だからじゃん」



いろいろ、ああいえばこう言う、そんな状態で、メールが続く。

あたしの気を、自分に引き寄せたい一心。


「旅行の事で話したいから、ちょっとでもいいから」

「今から?もう10時回ってるよ。あたし、もうお風呂も入っちゃって、外に出たくない。雨じゃん。月曜ならあいているから」

「・・・・。分かりました」



そして、メールは来なくなる。


あたしは、またビーズを始める。



一人の時間。

誰にも依存しない。

あたしだけの時間。



こう言う時間が、あたしには必要だったんだね。


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