march forward.
りりかの独り言。

2002年06月25日(火) あれから

だんな様が泣きながら謝って。

あたしは、何の感情もわいてこないくて、無表情のまま、だんな様を見つめて。


お互いにまだ若い。


新しい道を進もうと決めた。



あの日から二日。


あたしは普通に仕事から帰ってきたら家事をしているし。

だんな様も普通にテレビ見てお風呂に入ってあたしの作った食事を食べる。



あの日が夢だったのか?

そんな錯覚を覚えるくらいに、普通の、普通すぎる生活。



ただ、あたしに気を使ってくるのは分かる。

いつもなら絶対にやらない、ガスレンジの掃除をせっせとしたり、猫のトイレを片したり。

食器を洗浄機に掛けてくれたり。



怖くなる。



このまま、まただらだら進んで。

結局あの話し合いはなかった事になって。

また同じ生活に戻るのが。



何が一番怖いかって言うのは。





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子供たちの笑顔。

だんな様の笑顔。

あたしの笑顔。



それらが。

普通に存在する、この家の中で。


ただ、あたしが我慢して、また同じ生活に戻れば。

何も考える事もなく、だんな様の給料で暮らしていって。

面倒な事考えないで。


あいつと別れて・・・・




そうしたら、誰も悲しまない、傷つかない、苦しまない。



あたしと、あいつをのぞいて。





この揺れる気持ちが怖くて、いつもは言えないような言葉をあいつにメールする。

あなたじゃなきゃ、だめなの。

そんな気持ちを、再確認したくて。




「いつでも一緒にいたい」

「ずっと考えているから」



「愛してる」




あたしの気持ちの揺れに気づいちゃったのかな・・・


「嬉しい言葉の羅列で、めまいまでします。俺もりりかさんを愛しています。これからが大変だけど、一緒に頑張って行きましょうね。いつでも、隣にいますよ。忘れないで」





忘れてない。

忘れてないよ・・・


でもね、怖くなってきたの。




いつでも、あたしを一番に考えてくれる。

そんな事、知ってる。感じてる。


でも、怖い。



これからの生活と。

絶対に、今まで以上に、あいつのことを、ばれちゃいけないって事と。


いつまで続くか分からない、あいつの優しさが。




あれから、たった二日。


昨日はあいつが元気をいっぱいくれた。

いつも以上に、ぎゅーも、よしよしも、してくれた。




愛してる。


傍にいるから。



ずっと。


一生。



そんな言葉を、いっぱい言ってくれた。

元気になった。



でも、りりかは、今日、また。



心が病気にかかっています。





こんなときだからこそ、いっぱい会っていたいのに。


こんなときだからこそ、会えないんだ。




こんなときだからこそ。


会わないんだ。


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りりか [MAIL]

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