march forward.
りりかの独り言。

2002年05月18日(土) 絶対に嫌な行為

ぎゅーされながら。

いっぱい考えた。


あたし、終わっていいのかな。
このまま、さよならでいいのかな。

いままでの事。
たった、4ヶ月弱の事。


・・・チガウ。

去年の、夏。

あいつと会った時、あいつがバイトに来た日からの事。

いっぱい思い出してた。


もう1年になろうとしている。


あいつがいたおかげで。

救われた部分はいっぱい、いっぱいあった。


苦しくなったり、切なくなったり、そう言う気持ちにもなった。


でも、幸せな気持ちを。たくさん提供してくれたのは。

やっぱり、あいつだったんだ。


あの、お人よしで、どうしようもないくらいバカなあいつが。
あたしっていう、重い重い荷物を支えようと、支え続けようとしてくれてた。


「あたし。君が、誰かと体の関係になってもいい」

いきなり、そんな言葉が出た。
もう、頭で考えていると同時にどんどん口をついて出た感じがする。
眠かったせいもあるのかな。

「やりませんよ・・・ていうか、何いきなり言っているんですか?」


「あたし、それでもいいと思う。許せる。でもね、絶対に嫌な事がある。やって欲しく無い事があるんだ」

「なんですか?」





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「当たり前じゃないですか!」

あたしは、また、いっぱい泣いた。


「これからは、誰にそう言う事をしてもらえばいいの??」


「あたし、つぶれそうになったとき、誰に寄りかかればいいの?」


「どうしたらいいの?」

子供が、泣くのを我慢していて、安心して泣き出したときのように。
泣きながら、あたしは訴えてた。


「全部。俺がするから。俺が全部、これからもりりかさんだけにするから」


「だから・・・」


「信用を、取り戻すチャンスをください」

ゆっくり、あいつが言う。

あたしは、切ない思いが胸にこみ上げてきて、痛くなって。



小さくうなづいた。




あたしは。


やっぱり、別れるなんて出来ない。

だから、あいつの言葉を。態度を。

いままでの、あいつといる安心したあたしの気持ちを。


もうちょっと。


信じて見る事にしたんだ。


前のように、100%信用できるかどうかって言われたら分からないけど。

また積み重ねればいい。

こうして、あいつが、あたしを抱きしめてくれる限り。



あたしだけを。


抱きしめてくれる限り。


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りりか [MAIL]

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