march forward.
りりかの独り言。

2002年02月05日(火) 睡眠不足

今日は、彼が17時からバイトなので、それまでの数時間、お茶をすることにした。
約束の時間にあたしはついたんだけど、やつはなかなか来ない。
だからメールで何度も脅してやってた。「早く来ないと帰ります」とか。
いや、もちろん冗談で。
やっと来た彼は、学校で就職活動の登録をしてたらしい。
なんか手間取っちゃって・・・とか言って、笑いながら
「あせって原付走らせてきたら、カーブで曲がりきれなくて転んじゃいましたよ」って、あたしに思い切りすりむいた腕を見せた。
自分の体の中の血が、下に下がって行くのが分かった。
「ごめん、あたしがあせらせたから・・・」
それしか言えなかった。彼は笑って大丈夫ですみたいな事を言ってたけど、あたしの耳には聞こえなかった。
聞こえてくるのは、急ブレーキの音と車がぶつかる音。
あの事故以来、あたしはまともに眠れない。あの事故現場にいたわけじゃないのに、なぜか耳に急ブレーキの音とぶつかる音がこだまする。
もし、また事故が起きたら、事故では無くても、何か起きたときに、
あたしは今度こそあいつの傍に駆けつけたいと思って、携帯を枕元に起き、
もしかしたらセンターで止まっているかも!!と、夜中に何度も起きて
メールチェックして。
そんな繰り返しで、ほとんど寝ていない状態だった。そこへきて、今回の転んだこと。
しかも、あたしがあせらすから・・・
ぼーっとなりながら、あたしは帰宅した。
夜になって、やっぱり眠れなかった。
ボーっとしながらパソコンに向かっていたとき、彼から電話が来た。
あたしの様子がおかしいこと、とっくに気づいて、バイトが終わって即行で電話を掛けてきたらしい。
「大丈夫ですよ、ほんと、時間に遅刻したくないって言うより、早く会いたいって言う気持ちで飛ばしてきたんですから。俺の責任です。ね」
あたしは、泣いてしまった。泣いているのがばれないように、眠いから声が変なんだ、なんて嘘までついて。
多分、何でもあたしの事を見透かしちゃうあいつには、ばれただろうな。

でも、眠れなかった。この不安な気持ちは、いったいいつ無くなるんだろう。


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