march forward.
りりかの独り言。

2001年12月15日(土) 携帯メール

携帯でのメールが復旧して、もう何年か経つけど。


この携帯メールが無かったら。


あたしと、彼は。




こんな風に仲良しにはなっていなかったと思う。





こんな風にあいつがあたしを好きになる事は無かったと思う。







最初。


アドレスを聞いたのはあたしから。



飲み会の打ち合わせとかのために必要だったから。






事務処理感覚で、普通に聞いた。






そのうち、いろいろメールで会話するようになって。

ある日。


「夜中って何時くらいまでメールして大丈夫ですか?」


って、来た。


「夜中は音を切っているから、何時でも平気だよ。返さない可能性も大だけど」




そして。


そのうち。


毎晩毎晩。


メールをするようになった。



メールの中で。



「普段気の強い人が、ふと見せる弱さみたいなの。そう言うのがある人が俺のタイプなんですよね」


とか、


「友達で好きな女が出来た子がいるんですけど。何でか気になっちゃう、何でだか、考えちゃう。その人の事。って。そのうち、好きなんだなって気づいたらしくて。なんか、今の俺の気持ちに似ているんですよねー。」




あたしは。


鈍感だけど。


こいつが、あたしを好きになっている、と気づいてた。


それくらいはいくらなんでも分かった。



でも。



必死で気づかない振り。


怖いから。







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文明の利器がもたらした。


あたしたちの。


関係。


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