歩み寄ってゆく実感  2009年02月14日(土)
世間ではバレンタインでしたね。
付き合いも歴史を少しずつ重ねてゆくたびに、お互いのふれあい方がどんどん次の段階、次の段階へと進んでゆくので、目新しくて面白いです。それが顕著に出るのが、やはり贈り物ですね。

贈り物の性質が変化してゆくのは面白いです。

最初は一般的な、皆の行うような共通の「型」から。相手の趣味、好みが解ってくると、それに応じたもの。更には、相手の生活の様子や、必要なはずだけれど足りていないもの、あれば良いと思うけれど本人が気づいていないもの、等々、歩み寄っていったんだという実感を伴う贈り物へと移り変わってゆくのです。

1年もきっちり付き合えば、およそ所見では誰もこのチョイスは思い付かないだろう、真似できる人はいないだろう、というところまで来るものですね。驚かされました。正直、ここまで自分のことを相方が見ていてくれていたとは思わなかったのです。

歩み寄ってゆく実感がまた再認識されてしまいました。自分のことを見ていてくれる人がいるなんて、とことん光栄で嬉しいことです。関係性というものは距離、歴史によってどんどん変性し続けるものとは知りませんでした。この深く歩み寄ってゆく感じは友情、仲間関係にはなかったことですね。こちらの実生活や性癖までしかと見極めた上での贈り物とは。いや、参りました。

女性には勝ち目がありませんね。
呼び寄せようとしていた魔性の妖しい力も胡散霧消してしまいそうです。




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