おれは食堂のぐだぐだな やる気のない醤油注しを 撮った。 ちくしょう。 ファック。 なんてあたましてやがる。 これじゃ抱けねぇ。 なんの進化もないような、停滞した日々が続いています。 どこへ向かうでもなく、毎日が一枚一枚、終えられて消費されていくのです。 喜怒哀楽のどれでもなく。東西南北のいずこでもなく。 …単に蒸し暑くて調子良くなくなっただけとちゃうんか。 いやいや。 おれの心は何らかのかたちで既に、風を失っておる。若き猛りというか。獣性とか。珍妙さを愛でる想いなどが。失っているのでは。 昨夜、見ましたよ。ガイアの夜明け。 古紙だの、リサイクルだの、中国の製紙会社だのと出てくるもんだから、 「ダのつくカミ会社はつぶれたりせえへんのかなあ」と、これまた実の母親を相手にぶつぶつと十数回繰り述べておりましたら、まあ、番組の最後に、あいや、見覚え著しい工場が。どーん。どどーん。 本来の私ならばここでもっと歯軋りや痙攣、怒号、失禁、見境無い電話など行って、昔の竹中直人ぐらいわけわからん様相を呈するに至らねばならぬはず。 それが「ほう、相変わらず大きいなあ」「津波でつぶれたりせんのかなあ」「あ、ミスリルナット。やったー。」(※アプリでF.F4やってました。クアルトパペットを倒すと飛行艇修理の道具を落とすときがたまにある。) なんたる平熱。もはやおれは理不尽な喜怒哀楽も忘れた、社会的家畜なのでしょうか。…まあいいや。 平熱で過ぎ行く世界はまったく面白くなく、何も思い付きません。しかし深い怒りや悲しみ、不安感などもない。日常を茶飯事に変えてうまくこなすには必要な技術なのでしょう。しゃあないか。 ただともはいらんから、爛れ友をくれ。ごっつい爛れたやつを。濃ゆい飴や蘭の花弁を煮詰めて特濃シロップをぶっかけたようなやつを。…そりゃごっつい暑苦しいな。ぬうう。あかんか。 まあいいや。翻弄されてくれよう。煮汁。素面で眠気を感じなくなるほどこの世に思い焦がれていたいなあ。煮汁。 ちっ。眠いぜ。あほん だらぁ。 |
writer*マー | |
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