未来にベータカロチン  2005年06月03日(金)
ああ。疲れた。代理店の人と一緒に店を回って、自社商品の注文を取って回ったよ。

こんなことをしていると、おしりが ああ。

私は生まれた時から誓っていた。必ず此の世を青い炎で焼き尽くし、恐るべき未来の世界をその蜃気楼の中に呼び寄せてやると!私は未来からダウンロードされた映像を断片的に受信しそのノイズにひきつけられたままこの現世を今も彷徨っている!わああ。


未来2533年。

人は炊飯器を改良しており、3分い以内に米が炊けるようになっていた。また、電話も大幅な改良を施され、炊飯器と一体化したものも売り出された。これにより人は3分以内に飯を炊くだけでなく、飯を炊きながら電話をするという新しいライフスタイルを迎えることになり、飯を炊くことの意味が根底から覆された。飯を炊くという行為はコミュニケーションの象徴であり、しかも非常に短時間に為されるものであり、人々は住居の喋り易い場所に炊飯器を複数個配置する暮らしを営むようになった。そのため、一度に炊く米の量は格段に少なくなり、せいぜいお猪口1〜3杯分となり、ちょっとしたカクテルを口にする感覚で白米を食べるというスタンディングライス方式なテレフォンライフなのであった。これによりNTTは年間21億円の増益。


(^−^)ああしんど。


未来2689年。

日本では近親交配が急速に進み、「加藤」と「佐藤」と「マイアミ」という苗字の系列が全日本人の89%を占めるに至っていた。それぞれの内訳はほぼ均等で拮抗している。「マイアミ」が台頭したのは2133年「マイアミは日本人の性として正しいか否か」を巡る通称マイアミ裁判が原告側(マイアミ太郎)の勝訴に終わったところから端を発する。近親交配が偏った形で異常に進んだのは2200年台初頭からで、当時の流行語は「加藤か、佐藤か、それとも阿藤か」であった。「阿藤」の遺伝形質は2421年に勃発した「阿藤型ベータウィルス+」の全国的蔓延によりほぼ完全に死滅。それ以降も特定の遺伝形質に対して強く作用するウィルスの蔓延があり、結果、淘汰に耐え抜いたのが「加藤」「佐藤」そして「マイアミ」であった。これは3性の首脳らが意図的に変種させたウィルスによる大規模なお家ジェノサイド計画ではないかと議論されたが、「加藤」性の7割は腰痛、「佐藤」性の8割は頭痛、「マイアミ」性の95%は万年しゃっくりに遺伝的に苦しんでおり、因果関係は定かではない。


(^−^)ああつかれた。


未来ですよ未来!明るく行きましょうね
!もう。




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