物憂げな昼食〜多国籍銀座  2004年09月24日(金)
目を覚ますと、寝慣れてきた白いおふとん。
ああ。

あさだ。ねむい。


私の快楽年鑑において首位を守るのはいつだって、朝方の長寝・朝の安眠である。

私はアクティブでも、躁病でもないから、朝はうだうだしているのが基本的に好きなのです。

朝っぱらからパキパキ動き回るのは、海外に行った時や、あまりに腹が減った時ぐらいです。


ひとりでふとんに抱きついていると、
「お前は 有限の若さを 無駄に するのか!」と、
手厳しい声が内側から攻め上げて来るので、
ちょっと辛いです。

若くして怠惰を貪るには、共犯者が必要です。
素敵な共犯者に出会えるかどうか、という点で、私はいろいろ恵まれてきたのは間違いありません。

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起きたら昼でした。
昼ごはんを食べに行きました。

目当ての店が閉まっています。
小雨です。
また適当に歩きます。

一人芝居をしたりします。
うぎー。
『なんなんだ!何故に世界はこうもXXなんだ!
劇団員のように商店街で叫びます。

大学2回の頃に観たクラウス・キンスキーの映画が
心に宿っているからかも知れません。

通りがかりの店に入ります。中華です。
えびちり定食(700円)をいただきました。

ごはんは、小さなおひつで、
自分でよそって食べます。

ごはんつぶが めためたになりました。
お茶碗が、めためたなめしつぶで、べたべたです。

昨夜も飲んでて、
冷奴をぐちゃぐちゃに取り崩すものだから先輩が
「もうー!お前は人生を考え直した方がいいね!」
とご立腹でした。
へい。

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そういえば親しい人から
変な夢の話を聞きました。

「脳梗塞になったら、脳の中で、ごはんつぶのような痛みが起こる」と
TVでSMAPの中居くんが言っていた
という夢だったらしいです。

ごはんつぶです。
今日のキーワードかも知れません。

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昼食の後は、髪を切ります。
どうせ東京とはお別れなので、適当に美容室へ飛び込みます。

店に入るとファットボーイスリムが流れていました。
しかもセカンドアルバムです。小躍りします。

店員に「ワックス使うといいですよ」と
始終勧められ、4時ごろに切り終わります。
寝ていたので、ワックスの話しか覚えていません。
ワックス日和

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新宿に向かいました。
家具屋を立て続けに3件回ります。
大塚家具・なんたら、かんたら(名前忘れた)


大塚家具では、写真家の蜷川実花が撮った、超原色フォト・デザインのクッションまくら等が売られていました。

何をやっても許される身分、というものには、とても憧れますが、まくらに写真というのは、やりたいようで、やりたくない・・・いや、どんどんやって下さい。


新宿を歩く、ということで
★リンク;『村上龍の新宿を歩く』

ほほう。

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タワーレコードで
『Moving Shadow 04.1』
(://70 Minute MIX CD BY TIMECODE)

を買います。千40円です。
このシリーズは恐るべき進化を続行中のドラムンベース。かっこよく、男らしいです。スピード感も優れています。

今作は更に、今までより盛り上げ部分の音の広がりが、より壮大になった曲が増えました。いいですね。


夕方18時の待ち合わせで、銀座に向かいます。
色々あって、地下鉄丸の内線に乗るあたりで、色々と泣けてきます。
ああ。
私はなぜ東京と別れなければならんのだろう。
くう。

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銀座C9出口で、大学時代の友人、ヨシオ君とマツ君に会います。

非常に多国籍な店に入りました。
マツ君はドイツビールがお気に入りです。私は「エルディアブロ」を頼みます。

ディアブロという名前が好きです。名前とか、外見に惚れて、あとでちょっとうまくいかないのが私の人生です。どうでしょうか。ふん。


ソーセージやオムレツをつまみながら、ヨシオ君の会社とか、会社でのミスの話を聞きます。

「もう要らないだろうと勝手に思って、伝票をシュレッダーに掛けてしまうと後で大変なことになる」というありがたい体験を教わります。

寝る時間を惜しんで、夜中にゲームしてるらしいです。
休日は体力回復のため、ひたすら温存ベースのライフスタイルですが、
交際5年目ぐらいになる おんなと新宿で会うため、
片道1時間かけて外出して疲れてしまうねん的な
ことを言うてはりました。

いよっ 花婿!


『せかちゅー』について訊きます。

マツ君は「ドラマしか観てないけど、泣くほど感動した」、
ヨシオ君は「あんなん興味ないわ、綺麗すぎてどうでもいい」

とのことでした。
それはそれは・・・。

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場所を移動し、
★リンク;丸の内オアゾに参ります。


変な小さいカフェ? でコーヒー飲みます。
本業はチョコレート屋でしょうか。スタバのような気の利いたものが無いのは問題であると私は憤り、店員の顔をねめつくすような目で見ますが、相手にされません。

ティーにガムシロップを大量にぶちこみ、『貴族は甘いものが好きでしう!』と調子こいていたら、電話が鳴ります。


せつない電話でした。
私は本当に東京を去らなくてはならないので、こっちで仲良くなった人とは、当分会えなくなるのです。

会って一緒に遊んだり喋ったり、ぐだぐだなことをしたりするのが、当たり前になってしまっていると、それが無くなるのは、とても悲しい。

部屋に陽気なお香を充満させたって、そんなんじゃあかんのです。
あかんちんです。ちーん。


明日も会社か。
何をしているのか段々解らなくなってきたぞちくしょう。




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