このように、一つの文字がめくるめく変化を催す。 この生命力を私や友人は追及しようとしてあまりの多さに挫折。 っていうか 大量に変形について書いた日記を、手違いで消してしまった。 もったいない。 「もったいない」 ↓ 変形 ○「も」と「っ」は融合させる。 ○「いない」は「い」を減らすか、過剰増殖させる。 ○「た」と「な」はア行の音だから、融合の可能性がある。 ○「っ」・「い」を略化しすぎると、「もたない」になってしまう。 前後の文脈で「もたない」が適切であるなら、この変形は生き残れる。 (文例; ●文脈の意味から共鳴→「もったいない、ガソリンを節約しなきゃ」) (●発音・音韻的に共鳴→「あいつ、しかも、棚いじくりすぎ。もったいないわ」) このような場合なら、「もたない」への志向を持った変形が推奨されます。 残念なことは、変形文字そのものを、ここでお見せできないことです。 具体的な変形後の姿は、この世に存在しない文字となることが多いので、ここでは表記ができません。 平仮名・片仮名は特に、2体・3体と、文字が融合します。 融合後の文字のフォントは此の世にありません。 例えば、 「ファットボーイスリム」という文字列を、片仮名のまま省略型変形(書きやすさを求めて、字数を圧縮するパターン)すると、 ○「ァ」と「ッ」は位置的・属性的に愛称が最高。 融合の際は「ァ」の上部横棒と「ッ」の下部土台とを生かしたまま、 お互いの中間部を、簡略化し合うなりして、融合します。 ○「フ」と「ス」が何となく似た形をしている。 ウ行音の共通性もある。 しかし音声的には、両者の発音時に、ブレスの掛かり方が全く違う。 なので、これは変形対象にしないでおく。 ○「ボーイ」=少年 ≠給仕さん、ホテル従業員、バンド名 この意味を、前後の単語 「ファット =太っている、スタイルが悪い」 「スリム =やせている、スタイルが良い」 と、うまく絡まるように変形します。 真ん中の伸ばし棒を省略すればいい、という発想は「ボーイ」の字体からアイデンティティーを奪うので、普通はしない。 うまく変形をするには、一つの文例・単語例を百個ぐらい作ったら良いと思います。 そのうち、優良なコメの品種のように、優れた字体が現れます。 文字における変形は、生物の進化に似ています。 |
writer*マー | |
★↓729参加・総合リンク↓★
☆テキスト・アート☆
☆☆ダークゾーン☆☆