新宿のドトールで手紙をしていたら、ザーでした。ザー。 すぐ隣の席では、就活の面接を個別に行なっていました。 ホストとか風俗屋をやったら良さげな、ちょっと強そうな兄ちゃんが面接を受けていた。20代後半か30前半の男が事業内容を説明し、ビジネスモデルをチャラ書きして、金や人の流れを語っていた。 自分の夢を駆けて、面談者の話す事業内容と、自分の野心とを秤に掛ける。天秤はどちらに動く? 傍に居て、とても面白かったですよ。 面接者、語る。 「自分が好きなことだけをして、好きな人に会って、それで稼いでさ。世の中、面白いこと何か無ェかって思いながら、自分の好きなこと、やりたいことを模索してる若い連中ってのが、沢山いると思うんだよね」 そうそう。いるいる。 私の同僚のイワタ君は実家で農業をしたいと言っている。どうしてくれるのか。 「要は僕等のやってる仕事ってのは、そういう、何かやりたいんだけど、どうすればいいのか解らない、一人じゃイベントの立ち上げとかが出来ない、っていう人達を繋ぎ合わせる、言わば仲介役なんだ」 ほう。 つまるところ出会い系か! 「例えば中国のお茶を輸入して日本で売りたいっていう人がいて、そのお茶もダイエット効果なんかで十分、市場があるなって見込める段階まで実際来てて」 「その人と中国の方のお茶を扱ってる所と話をして、ビジネスに繋げていく訳ね。お金を出して、事業に投資する側と、事業を自分でやりたいっていう側とを、僕等は結び付けて、どうすればそれが事業として成り立つかをコンサルタントするんだ」 素晴らしい! 私は昨年、伊藤園の面接をブチりました! このへんから私まで熱くなってきているので、全ての言葉に妄想の中で返答し続けてしまいました。 「世の中、お金を貸す人と借りる人、どっちが多いと思う?」 (私はアイフルよりアコムの女の方が好きだ) 「貸す側の方が多いんだよ。何でだと思う?」 (投機信託がイノベーションで金融商品が温もってる時期だからです。私の大学時代の学友も生保業界に入り、売上成績が不振で頭を丸めていました。) 「お金をそのまま持ってても、国に税金で取られちゃうんだよ」 (なに!クーデターを起こしましょう!大覚アキラ様ァアアア!!!) 「マネーの虎って番組知ってる? 社長とかが何百万、何千万っていうお金を投資するよね。売れるかどうか解らない企画にだよ? ポーンと」 (勝ち組め! 勝ちやがって! 逆恨みしてやる!) 「あれだって本当は、ただ持ってるだけだったら税金として国に持って行かれちゃうお金なんだよね」 「でもああやって、何かやりたい人の所へ投資すれば、同じ“手元からお金が無くなる”ってことでも、自分の意思を持ってそのお金を有効に使えた、ってことになるじゃん?」 (そうです。それをみんながどんどんやったからバブルは限界まで膨らんだのかも知れません。パプー) 話は続いた。 学生さんは興味津々。 業界の大物にも会えるチャンスがある、という話を聞いて更に乗り気になっていく。 「今は学校もあるでしょうし。どんな雰囲気かを見てもらうのに、事務所に週一回とか、フラッとバイト感覚で来てもらっても全然構いませんよ」 だが学生さんの方は、どうも本命の企業から内定を受けてしまっているようだ。しかし目の前にブラ下がったこの話も旨味がある。真剣に決め兼ねだした。 迷うのだ。迷え。もっと迷え。 入社3年目の先輩社員は私を連れて、代理店商談へ向かう電車の中で、 「あたしどうしようかな・・・会社変えよかな・・」と迷っていたのだ。迷うのだ。永遠に人間は迷うのだ。わはは。 学生さんは「具体的な仕事のイメージが湧かなくて・・」と漏らす。 てめえ十分具体的やんけボケェ!!と言いたくなるのを抑えて、手紙を書くが、集中力が余所に向いているので誤字が多い。 具体的な業務、入ってからの仕事内容についての話。 華々しいイベント立ち上げばかりではなく、企業のホームページを担当したり、自分で風俗店やビジネスを新規で立ち上げる際に、自分でサイトを作ることもさせられるという話だ。 「君、パソコンは大丈夫? ホームページ作れる?」 あかんまた頭の中で解答してしまう。 (毎晩『冨永愛』で検索掛けてますので、検索は得意です。) 「フラッシュとか自分で作れる?」 (あれってなんで動いてるんでしょうねえ。ボタン電池で動いてるんですかねぇ。つくれません。) 話が長くなったが。そんな熱い場の真隣で、小笠原諸島で出会った人間6名に、阿呆のような枚数の写真を同封して手紙を書いていた。 いくら島での体験が楽しかったとはいえ、電柱や自動販売機の写真を贈って喜ばれるのか、という疑問が何度も胸に去来する。心象光景ばかりですんません。 しかし採用活動が気になる。 『そこ! そこが重要!』とか『その通り!』と、相手の話に変な相槌を入れたくて仕方がない。 くやしいので友人の岩T氏に電話を掛け、うちの課長がどれだけ小物かをさんざん言い散らすという荒業に出る。効果不明。 結局、3時間ぐらい掛かった。 阿呆のような写真量だったので、郵便局で測ってもらったら、一通180〜390円した。高い。観光写真はデジカメにすべきだと痛感した。 後は、新宿タワーレコードでクラブ系CDをひたすら視聴。 プロディジーの新譜『オールウェイズ・アウトナンバード,ネバー・アウトガンド』は注目。 2曲目の『Girls』が私の好みだ。 他に、『エッセンシャル・アンダーグラウンド』(ADAM BEYER)や、サイケトランスを聴きたおす。 トランス、ハードハウスが好きなので、ヨージ・ビオメハニカも視聴する。 『THE FUTURE OF HARD DANCE 002』です。色が青い。 2曲目『SAMURAI』 12曲目『HARDSTYLE DISCO』 の二曲がとても良かったよ。ばきばきばきばき。 雨が全然やまない一日だった。明日はどうしようか。ああ。雨って水だもんなあ。ふとんなんか干したら、ぬれてしまうだろうなあ。ああ。 |
writer*マー | |
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