販売店をいかに活性化するか、店舗での商品回転率を上げるにはどうすればいいか。 マツキヨやセガミの店頭にスカートの短い警官姿をした若娘や、ヨン様の肉声が流れるラジカセを置いたところで、売上は変わるものなのか? いや。きっと変わる。 時代はそういう方向だ。 私は考えていた。既存のPOPで棚を飾るのはもはや当たり前の時代。 制汗剤8×4の商棚のように、お試し缶をずらっと並べて、実際に香りを吹き付けて試すのは、非常に良いアイディアだった。 商品の中身がちゃんと解り、他社品と比べられるって、いいよね。 シーブリーズのようにテレビデオでインパクトのある映像を流し続けるのも定番中の定番。 綺麗なお姉ちゃんが夏の海で西洋人男性と戯れるなんて。いやっ。憧れとして古臭くないか!? それってステレオタイプ! 欧米系外人男性にエロスを感じるなんて。日本はまだ太平洋戦争を引きずっているのか いや石原慎太郎があんな怖い目をしているのだから、まだ日本は安泰だ。 ディスカッションはそうして終わっていった。 大学院に行った友人からメールが来た。 「就職したら、日常的に本読んだり、映画観たりする時間ってあるの?」 キャバクラや風俗に行く暇があるぐらいですし、猪苗代湖へ釣りに行く先輩社員もいます。 ヨン様に似た同僚はこないだの土日、実家で愛犬と戯れていました。可能です。可能なはずです。 ただ、知的ライフに価値を見出さない人間が多いから、それに流されて己を見失うのです。 私の大好きな女性の部屋には、アンディウォーホルや町田康の書籍があるのだ。だが彼女は私の倍は多忙で、いつも『うぎー』『すっかりぺしゃんこ』『もう、げしゃげしゃ』と言っておられる。 出来るのですよ知的な生活など・・・! ああ しんど・・。 |
writer*マー | |
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