告白。ただ、どうしようもない、告白。

2003年01月16日(木) 家族構成

母、姉、兄、私。

私は母が大好きで、兄が大好きで、姉が苦手だ。
小学生、中学生、高校生の頃は、大嫌いだった。
一時期は、憎んでさえいた。死ねばいい、死んでしまえ、こいつが家族じゃなかったら私はもっと幸せだとずっと思っていた。
…正直、今でも、いなければいいと、思う。ただ、以前ほど激しくは思っていないけれど。


物心ついた頃から、姉は私に対して冷たいところがあった。
例えば名前を呼ぶ時。私の名前の下に「豚」とつけるのが不思議だった。
私はごくごく標準体型で太っていなかったのに、なぜ豚と呼ばれるのか不思議だった。

「あんたは林檎箱に入れられて捨てられてた子や。」と言われた事もあった。
よく分からなかったけど、ただ、「ああ、この人は私に対して意地悪を言っているんだ。」という事は分かった。

友達と二人でしていた交換日記に勝手に書き込まれた事があった。
私が友達に対して書いた物にボールペンで勝手に返答して。消せない字。
もうこの頃からすでに私は姉と出来れば会話したくなかったし、
話し掛けるのも怖かったので、直接姉に文句は言わなかった。胸中で毒づいていた。
次の日、友達に交換日記を渡しながら「ごめんな、お姉ちゃんが勝手に書いてしまってん。」と言うのはすごく居心地が悪かった。どうして私が謝っているんだろう。

風邪を引いて、苦しくて、涙が出て、我慢できずに吐いてしまった時。
「汚い、どっか行って!」
確か、そう言われた。
自分がどうして泣いているのか分からなくなった。苦しいのか、悔しいのか。
ただ、涙が出た。


この頃私は小学生で、姉は中学生で。
姉からのこういう行動は虐められていると思うほど酷い事でもなかったし、ただ姉は私を嫌いで私にキツク当たっているのだと思っていた。そして私も自然姉を嫌いになった。


↑エンピツ投票ボタンです。


 < 過去  INDEX  未来 >


深海 [MAIL]

My追加