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私の1ヶ月検診
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2003年12月11日(木) |
今日は私の1ヶ月検診のため、ゆうたんを母に預け、丸1日フリー！1ヵ月半ぶりのフリー!うっれし〜〜〜！
とはいっても、やらねばならぬことが多すぎる。
今日のノルマ
�ゞ萍鮟蠅惺圓�、乳児医療証を交付してもらう
�∪屬舛磴麕槓泙惺圓�、におわなくてポイのカセットを買う
�６箙圓惺圓�、後輩の結婚式のご祝儀をピン札に替える
�ね絞惷匹惺圓�、未払いになっている簡保のお金を払う
これだけの雑用を済ませるだけで、かなりの時間を食う。�，鉢△鮑僂泙擦討�ら、大急ぎでけいゆう病院へ行った。今日で最後か〜。
それほど待たされず、内診室へ。Ｋ先生の痛くない内診とも今日でお別れだ。子宮の戻りも良く、問題ないとのこと。診察室に移動して、普通の生活に戻ってよいとの許可を得た。今までずっとシャワーだったが、これでようやくお風呂に入れる！！！プールにも入れる！「母乳がんばってください」と言われておしまい。最後まで会話は最小限のクールな先生だった・・・。クールだけど信頼度抜群。また出産するときはＫ先生がいいなぁ。
それからランドマークでジェラートを食べて一息。ランドマークはクリスマスの飾りがとてもきれいで、あーあ、デートしたかったな〜、と身動きの取れない自分が恨めしい。でもそんなキラキラしたツリーとかリースを見ながらジェラートを食べていたらようやく気が晴れてきた。
横浜へ行き、絶対に今日買うと決めていたものを買いに行く。それはワコールの「シェイプマミーガードル」13500円也。なぜかというと、以前に雑誌で三浦りさ子さんがこれで産後のシェイプアップに成功したという記事を読んだからだ。もともとの体型が三浦りさ子さんには程遠い私だが、とにかく芸能人が使っているなら間違いないだろう。
試着してみると、産後用ガードルがこれほどまでに締め付けるものだとは思わなかった。まず、あまりのキツさに、はくところから苦労し、はくだけで3分くらいかかった。鉤ホックやファスナーやマジックテープでガッチガチに締めると、タルタルポッコリのはずのお腹が垂直に補正されている。すごい力だ。母に「とにかく産後は苦しいくらいに締め付けなきゃダメよ!」と厳しく言われていたので、このシェイプマミーガードルで即決。これから毎日これを付けて締めるぞ。
それから今日のノルマ��を済ませ、行きつけのパスタ屋でメランザーネを食べ、荷物をコインロッカーに預け、ノルマ�い鮑僂泙察△笋辰肇離襯淬�成。ようやく自由気ままに街を歩ける。
ところが、その時点で私の体は既にぼろぼろだった。まず、おっぱいがガチガチに張ってしまった。最近はそんなに張ることはなかったのだが、さすがに日中ずっと母乳を吸われないと溜まってしまってパンパンに張り、痛い。乳房に青筋が立っているくらいだ。
さらに体中が痛い。肩はこるし、背中は痛いし、最近の懸案事項である痔まで痛む始末。最悪のコンディションだ。やはりここ2ヶ月くらいまともに長時間歩いていなかったので、体力がかなり落ちていたようだ。妊娠前は3時間くらい余裕でウィンドーショッピングできたのに・・・。
さてシェイプマミーガードルに頼るくらいだから全然体型は元に戻っていない。体重も8kgしか落ちていない。素敵な洋服を見ても悲しくなるだけなので、結局私の行き先は本屋さん。地味だなー。
そこで「たったひとつのたからもの」という本をちょっと立ち読み。これは6歳で亡くなったダウン症の子どもの、その短い一生を本にしたものだ。明治生命のコマーシャルで紹介されて感動を呼んだ。
で、立ち読みしながら案の定泣きそうになってしまった。ダウン症やそれに伴う心臓疾患でかわいそうとか、6歳でなくなってしまうなんてかわいそうとかではなくて、その著者である母親が子を思う気持ちがダイレクトに伝わってきて感動したのだ。
母親になってから、「家族」とか「こども」とか「虐待」とか「少年犯罪」とか、そういうキーワードにものすごく敏感になっている。更にえらく涙もろくなっている。こういうキーワードに関わるちょっとした事件や身の回りの出来事の一つ一つを「もし自分やゆうたんの身の上だったら・・・」と自分たちに置き換えて考えてしまい、感情移入して涙がぼろぼろとこぼれてきてしまう。今までドラマや映画や本でどんなに感動しても、泣くことはほとんどなかったのだが。ホルモンバランスが崩れているせいかしら。
それから絵本売り場を見て回る。ゆうたんへのファーストクリスマスプレゼントは絵本にしようかなぁと思い立ったのだが、0歳児のための絵本は極端に字が少ないので、読み聞かせるといっても一瞬で終わりそう。一体世のママたちはこの絵本をどう活用しているんだろう？ミッフィーの絵本にいたっては本当に絵しかないし。でも私も小さいころミッフィーの「字のない絵本」を見て育っているから揃えてあげたいな。などと迷いつつも、決定打に欠けたので買わずじまい。
ゆうたんのために私も歌えるCDを買いたいなと思い、今度はCD屋さんへ。「赤ちゃんのための童謡」系統には惹かれなかった。やっぱり宮崎駿のベスト盤なんかいいかな。トトロの歌とか。しかしこれまた決定打にかけたので買わずじまい。
あとは今日発売のドコモ505ISシリーズの値段を確かめにヨドバシカメラへ。新規29800円、機種変更36800円。今日発売のくせにNシリーズは新規のみ受付。もうちょっと待ったほうがよさそう。
途中、体力の限界を感じてアフタヌーンティに入り、キャラメルティーとスコーンを頼んだ。店内は若い女性たちやカップルが、思い思いの時間をおしゃべりしながら過ごしている。広い店内、白い食器、壁にかけられたアート、立ち昇る紅茶の湯気、きれいに化粧した余裕のある表情の女の子たち・・・。私は痛感した。ゆうたんを手に入れるのと引き換えに、私が失ったものはこれだったのだと。私は本当に自由を失ってしまったのだと。
本屋で買った「五体不満足」の文庫本を読みながら、スコーンにクリームとブルーベリージャムを付けて食べ、キャラメルティーにミルクを入れて飲み、次にこんな時間を過ごせるのは一体いつなのだろうと思うと、諦めにも似た悲しい気持ちになった。そして、学生時代、独身時代、結婚してから妊娠するまでの時代・・・そのありあまるほどの自由な時間がどれほど貴重だったかを思い知るのだった。
実家に帰ると、母に「表情が明るくなったね、今まではすっかりオバサンみたいにどよーんとしていて、どうするんだろうと思っていたけど」と言われた。やっぱり妻や母という役割から解放される日がないと、あっという間にオバサンになってしまうのだろう。
よし、月に一度でいいからフリーデイを作ってもらおう。お願い、ダンナサマ、月に一度でいいから、私を自由にして！！！
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