遺書

2005年03月27日(日) 駆け落ち宇宙

何か思いを告げて、
僕は君から逃げた。

僕が何を言ったのか定かではないけれど、
夏の日、僕が今一人で居る理由になるのだろうか。

ゆっくりと眼を開けて、起きた君
黒い瞳は僕を見つめ、逃げた。


死神は、僕の骸を抱き行進する
僕の見ているものは過去の残像
無意識と潜在意識の投影

記憶を少しずつ取り戻して
気付いた頃は冬だった
既に僕の肉体は失われ
骸は僕をみて、笑う。
「お前は、俺だ」


肉体は転生のために地上へ残り、
僕は次の転生のために宇宙へ行き
そこで…


君とまた出会う。

あの時、返事ができなかった病床の君は
僕と同じく転生の魂の存在で、返事をしてくれた。

ああ、広い宇宙に広がる星々。
彼らは、ボクラと同じく転生している。

生まれ変わるまで、僕らは愛し合った。
現実世界からの駆け落ち。

所謂、駆け落ち宇宙である。

*あとがき

死んだあと、人は星になるそうです。それのイメージで。


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