遺書

2004年12月04日(土) 魚周

物置だか屋根裏だかその中で
僕は真鯛に恋をする

その美しい鱗
怪しく輝く全体像
まだ夢を描く瞳
すべてが僕を魅了した

マナミさん、と名前をつけて

僕はふたりの門番をやっつけた
僕はふたりの旅を始める

さぁ、どこへ行こうか?
マナミとは話せなかったけれど、
心が通じていた気がしたよ。

東京の海、新潟の海、札幌の夜明け。
輝く朝日に魅入られて僕とマナミ

ああ、マナミ。
すべては美しい
けれど君の鱗に勝るものはないんだよ。
君が一番美しいんだ。

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