遺書

2004年11月26日(金) 18XX Fantsy

子どもの僕が母親を生き埋めにしたのはいつの頃か
それから毎年、毎年、墓地へ行かなければならなくなったのはいつだったか
ああ、確か四年前の夏の日だった

毎年、死人は呼び戻される
僕と彼女の死のワルツ
彼女は僕が埋めたことを知らない、それ故愛しているのだろう
彼女の愛が嫌だった
僕を束縛するからだ

子どもの僕が家がすべての世界だった
世界ノ束縛、それがすべてだ
自由には憧れるだろう?子どもだからこそ

死人とのワルツ、それを行わなければならない
闇に閉ざされる舞踏会、まったくもって面倒だった

彼女が生きていても束縛だ
彼女が死んでいても束縛だ
ああ、こんな人生は誰も望んじゃいない

友人リクエスト
「生き埋め・墓地・死人・闇・悪魔・ナイフ・通り魔・自殺・子ども・母親」
無理難題


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