手に入れた全てを、切り取って 失っていたんだよ。
この街で無情を知る 風に舞う粉雪 ああ、悲しみさえ失ってしまった いずれ、全てが切り取られてしまう。 繰り返す日常さえもいつか切り取られる。
隙間を埋めるはずの、地図もないんだ。 悲しみの瞬間を思い出す、ささやかに欲望や消息が いつだって僕は逃げてきた
悲しみの背中、見る隙も無かった 僕を満たすのに届くまで走るつもりだった
頼る地図をなくしても走った その先の道も切り取られた それでも回り道をして探すんだ
切り取って失ってしまった、大事なもの全てを
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