遺書

2004年05月23日(日) 終わりのない

閉鎖された空間でたった一人だけ、
黒い空を眺めて諦めた初夏。
希望と手を繋いだ分だけ、
絶望は僕に握手を求めた。

其処で流れ星を見つけた。
そして、捕まえた。
願いをかけた。
何もなかった。
星は堕ち行く瞬間に、
希望を託した。
その希望が願いになる。
つまり、堕ちたままの星に、
願いは叶えられなかったんだ。

いつまでも、僕は此処にいる。
死んでもいい。
逃げ出せるなら、逃げたい。
ここは子供社会の集結だ。
穴の開いた窓から風が囁く。


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