閉鎖された空間でたった一人だけ、黒い空を眺めて諦めた初夏。希望と手を繋いだ分だけ、絶望は僕に握手を求めた。其処で流れ星を見つけた。そして、捕まえた。願いをかけた。何もなかった。星は堕ち行く瞬間に、希望を託した。その希望が願いになる。つまり、堕ちたままの星に、願いは叶えられなかったんだ。いつまでも、僕は此処にいる。死んでもいい。逃げ出せるなら、逃げたい。ここは子供社会の集結だ。穴の開いた窓から風が囁く。