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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年01月31日(土)
1月のまとめ

メイン掲示板の文字色に白を入れてみました。(今更ですが)ネタバレの時とか、適当に使ってください。

●1月のまとめ
≫買った本 
洋書  23冊  ¥16,638
和書  11冊  ¥ 7,627
その他 15冊  ¥13,820
--------------------------
計   49冊 ¥38,085

≫読んだ本
洋書  8冊 1,817 p
和書  3冊 1,714 p
--------------------------
計  11冊 3,531 p

買った本の「その他」というのは雑誌とマンガ。読んだ洋書の1817ページというのは、語数では54万語くらい。ま、最近は大体いつも45〜60万の間だから、普段通りということだ。1月に読んだ本のリストは【こちら】、その中で面白かった本は、
絡新婦の理(京極夏彦)



2004年01月30日(金)
子供部屋のアリス / Diamond in the Window 2冊読了

昨今珍しくもないけど、昨日今日と続けてウイルスメールが来た。W32.Novarg.A@mm? 聞いたことないなーと思ってよく見たら噂の"MyDoom"の別名ですって。ひょええ〜〜! 定義ファイル更新しておいて良かった・・・(><。

●読了:子供部屋のアリス(高橋康也,高橋迪・訳)
「不思議の国のアリス」刊行から20年後に、ルイス・キャロルが5歳以下の子どものためにさらにやさしく書き直した「妹版アリス」、"The Nursery Alice"の翻訳。訳者あとがきによると、刊行されたのは「不思議の国のアリス」が出版されてから24年後の1889年。有名になったアリスの物語を書きなおすに当たって、キャロルは14章という物語の構成は変えないこと、全体の長さは1/4位に短くすること、幼い子に通じない言葉や論理の遊びは省略すること、テニエルの挿絵を引き伸ばして色をつけること、をめざしたという。

原文を読んでいないので分からないけど、この翻訳文は著者「ルイス・キャロルおじさんが小さな子に話し掛けている口調」なんだろう。冒頭はこんな風に始まる。
むかしむかしあるところに、アリスという名前の女の子がいました。あるとき、アリスはとてもへんてこりんな夢を見ました。どんな夢だったか、聞きたいですか?
この本はある意味、キャロル自身が書いた「ふしぎの国のアリス」のパロディなのだな。自分で自分の作品にツッコミを入れてるところは、大人の目で見てもおもしろかった。例えば10章の「きちがいパーティ」で三月ウサギと帽子屋のティーパーティでテニエルの絵をすぐ横に並べて、
そこの、長い耳をして、かみの毛にむぎわらをひっかけているのが、三月ウサギです。むぎわらは、気がくるっているしるしだそうです。どうしてだか知りませんけどね。あなたも、かみの毛にむぎわらをはさんだりしない方がいいですよ。ほかのひとに、きちがいって思われますからね。(72p)

とか、さらに「アリスはじぶんでお茶をつぎ、バタつきパンをたべました」の後、「もっとも、どこからバタつきパンをとったのか、わたしは知りませんよ。」と絵にパンが書いてないのにツッコミ。面白がってるキャロルが目に浮かぶようだ。「5歳以下」と冒頭で断るだけあって、話そのものは本当に子供向け、ハッキリ言って物足りない。小さい子に読み聞かせる本、という感じだった。でもアリスファンとしてはアリスの裏話(?)が読めたからわりと満足。特にアリス好きでもない大人が自分用に定価で買う価値があるかどうかは疑問だけど。おもしろかったです。

●読了:Diamond in the Window(Jane Langton)
1/27の続きから)なかなかおもしろかった・・・かな。
著者のJane Langton氏はボストン出身で現在もマサチューセッツ州に在住だそうで、生まれ故郷を舞台にしたファンタジーを地元の子供たちに読んでもらいたくて書いたんじゃないかと思う。現代が舞台なので、主人公2人はしっかり現代っ子。それでいてソロー研究家のおじさんの影響で2人ともエマーソン、ソローのこともそれなりに知っているし、エレアノーラはオルコットの『若草物語』が大好きという・・・彼らの目を通して、読者(地元の子供たち)にコンコードという町の歴史と現在とファンタジーを重ねて見せたかったんじゃないかと思った。終り近くでエレアノーラが独白するところがある。「ミニットマン、エマーソン、ソロー、ルイザ・メイ・オルコットというリアルでお馴染みの私たちのコンコードと、インドの王子にダイヤの指輪・インドの星、真珠、マハラジャの宝物という不思議な世界が奇妙に混ざりあって重なっている」と。ボストンの歴史にも文学にも興味のない人が読んで面白い本だとは思えないけど、そういう目で見ると確かによく出来ている。

Jessica Haggerthwaite: Media Star(Emma Barnes)
ジェシカ・ハガースウェイト : 魔女退治】の続編があることを発見。BBC BigToeでドラマ版を見つけて気がついたんだけど。・・・う〜ん、どうするかなー・・・。前作は面白かったかっていうと微妙なんだけど、ジェシカとあの凄まじいママがその後どうなったか知りたいかも。



2004年01月29日(木)
フローラ逍遙(渋澤龍彦)読了 / アリス本4冊

●読了:『フローラ逍遙』 平凡社ライブラリー(渋澤龍彦)
内容(「BOOK」データベースより)
水仙・椿・薔薇・コスモス…「竜彦の国=ドラコニア」に咲く25の花々を描いた、生涯の最期を飾る優美にして閑雅な博物誌。東西の植物画75点をオールカラー図版で収録する。花々の匂う渋沢家の庭へ。

目次:水仙 椿 梅 菫 チューリップ 金雀児 桜 ライラック アイリス 牡丹 朝顔 苧環 向日葵 葡萄 薔薇 時計草 紫陽花 百合 合歓 罌粟 クロッカス コスモス 林檎 菊蘭

星見想さん】に掲示板で薦めていただいて、図書館で借りてきた本。
おもしろかった。著者が関わりを持つ花の思い出、それぞれの花のイメージや東洋と西洋の分布の違いなど、花に関するエピソードを集めたエッセイ。1つの花につき4ページくらい。まず話題の豊富さに関心した。ものすごく博識な人で、色んな花に関する歴史なんかが次々飛び出してくる。それに、文章が綺麗でとてもよかった。五感に訴える文章というのか、花の色や形、におい、手触りに加えて、その時飲み食いしたものの話も出て来たりして・・・上手だね〜。五感全部と結びついた花の思い出。最初の"水仙"の話を開いたらとても読みやすくて、一気に最後まで読んでしまった。

≪アマゾンから到着 和書4冊¥4,107≫アリス本4冊
ふしぎの国のアリス 集英社文庫(北村太郎・訳)¥343
先日買ったハードカバーの単行本、鏡の国のアリス 海外ライブラリーと同じ訳者のもの。集英社文庫の「鏡」は、また別の訳者さん(アマゾンの書誌を見る限り、表紙もずいぶん雰囲気が違うみたい)。この北村太郎氏の訳は非常に個性がある。アリスが現代っ子でクソガキ!(笑) 「絵ぬき、会話ぬきの本なんて、どこがおもしろいんだよ」「今夜、あたしがいないから、ダイナ、きっと淋しがるだろうな!」「お茶の時間にダイナにミルクやるのを忘れなきゃいいんだけど。ダイナ、会いたいよーっ!いま、ここにいてくれればいいのにさーっ!」 ・・・お嬢さんじゃないアリスもなかなか良いかも。テニエルの絵には合ってないけどね(^^;

不思議の国のアリス 河出文庫(高橋康也,高橋迪・訳)¥621
絵はテニエル。高橋康也・迪夫妻による「不思議」のアリス。スタンダードで大人っぽい訳なので、始めてアリスを読むならこの本がいいと思う。ただ、揃いで「鏡」が無いのと、本の作りがイマイチなのが難点。質の良い紙を使ってるせいで、やたらと重い上に綴じが弱い。私みたいに扱いが荒いとすぐページがバラけて来てしまうので・・・実はこの本を買うのは2冊目だ。

不思議の国のアリス(高橋康也,高橋迪・訳)¥1748
文章はひとつ上のと同じで、イラストがアーサー・ラッカムという本。モノクロとカラーのイラストがあちこちに入ってて素敵。洋書版も欲しかったけど、翻訳版は読み比べる楽しみがあるからなー・・・。
*表紙は洋書版にリンクしています。

子供部屋のアリス(高橋康也,高橋迪・訳)¥1200
今さっき読み終わったので明日感想書きます。



2004年01月28日(水)
Magic's Promise(Mercedes Lackey)@6/14章

●読書中:Magic's Promise : Last Herald-Mage 2(Mercedes Lackey)@6章
ヴァニエル君は父親からの手紙を読んで、馬にのって数日の距離にある実家の領地へ帰省。実家は相変わらず安らげる場所ではないが、ストレスを感じながらもよく食べ、よく眠って体力を回復中。家族に対しても昔よりはずっと立場が強くなったようで、父や弟Mikeにどんどん助言して、意見を戦わせる様子がたのもしい。Mikeの庶子=ヴァニエル君の甥っ子のMedrenという少年が、どうやら音楽の才能を継いでいるらしい。Medrenが音楽の教育を受けられるように父親に掛け合うヴァニエル君。とっても立派な伯父様だ!
ここ数日は出先でしか読んでないんだけど、とても読みやすくて、抵抗感なくどんどん進む。だんだん話が家族や周りの人々に広がって、年代記風になってきたみたいだ。ヴァニエル君の心情メインだった1巻もよかったけど、こういう風に話が広がって発展していくのも面白いね。まだストーリーの方向性が分からないけど、これから何か大事件が起きるんだろうし。ヴァニエル君が戦ってるところを見たいなー。

▲【ClumsyKenさん】とハボリンクしました。よろしくおねがいします!

Castle in the Air(中国語)
中国のDWJファンサイト。管理人はMisokaさん。Club Chantにリンクして下さってます。中国語でDiana Wynne Jonesは"黛安娜・韋恩・瓊斯"と書くらしい。黛安娜がダイアナってそれっぽいね。
Chrestomanci Castle(英語)
ご存知、メーリングリストで有名なDWJファンサイト。Club Chantにリンクして下さってます。私が英作文もメールも大の苦手なせいで意思疎通できてないんだけど、どうもありがとうございます。ちなみに、こういう状態を私の周りでは「牛車越しリンク」「御簾越しリンク」と呼んでいる(^^; 
Geometry.Net(英語)
本の情報と感想にダイレクトリンクしているレビューリンクサイトらしい。Club Chantのページも結構拾って下さってる(Ex.Patricia Mckillip)けど、英語ばっかりの中に日本語のレビューがある意味は・・・。

●図書館で
『フローラ逍遙』 平凡社ライブラリー(渋澤龍彦)
『光る石 : 鏡のなかの迷宮2』(カイ・マイヤー)
『真夜中の鐘がなるとき : 宝さがしの13の話 : プロイスラーの昔話』(オトフリート・プロイスラー)
『イスカンダルと伝説の庭園』(ジョアン・マヌエル・ジズベルト)
『エレベーターで4階へ』(マリア・グリーペ)
『なしの木の精スカーレル』(ルイーゼ・リンザー)



2004年01月27日(火)
Diamond in the Window(Jane Langton)@14/27章

●読書中:Diamond in the Window(Jane Langton)@14章
ええと〜、トムは真夜中の庭で(フィリッパ・ピアス)時の旅人(アリソン・アトリー)や、うろ覚えだけどグリーン・ノウの子どもたち(L.M.ボストン)などと似た感じの児童書みたい。
エレアノーラ&エディ姉弟が家の隠し部屋の鍵形の窓に謎々の詩を見つけて、それをキッカケに宝物を探しはじめるというのが基本設定で、2人が夢のような、タイムトリップのような不思議な体験をしていく。エマーソンとかソローとかオルコットとかの、コンコードの有名人にまつわるエピソードを夢に見て、「宝物」を手に入れると現実に持って帰れて「2人は○×を手に入れた」ってことらしい。最終目標は、リリーおばさんの弟妹を探すこと。彼らはエレアノーラ&エディと同じ年の頃に、同じ宝捜しの冒険の途中で失敗したかなにかで、こつぜんと神隠しにあって行方不明になってしまったらしい。
ただ舞台がコンコードに限られているせいで、地元ネタがとても多いのが微妙〜。本にボストングローブ(ボストンの地元紙)の推薦文が載ってるのは不思議でも何でもないと思う。私は行ったことがある分けっこう楽しんでるけど、日本人にはあまり一般受けしないんじゃないかなぁ。だってオルコットはともかく、エマーソンとかソローってあまり一般的じゃないでしょう。ソローが話の中に出てきて「ああっ、ソローが出てきた!」「ウォールデンポンドだ!」って喜ぶ人は少ないんじゃないかしらね。(^^; 例えばエレアノーラとエディが野ネズミになって、ウォールデン湖畔のソローの小屋を訪ねるシーンとかあるんだけど・・・面白いかっていうと・・・。まぁ見方によるか。この本から色々興味がわくこともあるだろうし・・・。