2010年3月16日(火) 切ない話。
例えば、ゴミ捨て場で拾ったおもちゃを子供にあげたら、
「一生の宝物にする!」なんて異様に喜ばれちゃったような切なさ・・・。
ひさびさにヘンテコな彼女の話なんだけども、
そんな切ない気持ちにさせられる話。

彼女は過剰に感謝してくれる人でね、
例えば、お気に入りの洋食屋さんに彼女を連れて行ったと。
「こんな美味しいお店を教えてくれてありがとう!」
例えば、服を買おうと街をぶらぶらしたと。
「今日はたくさん付き合ってくれてありがとう!」
いやね、感謝されるほどのことはしてないんだけど、
もちろん感謝の気持ちを述べられて悪い気はしないし、
むしろオレも見習わなきゃいけないと思うことすらあるんだけど、
ただ、それが過剰であるがゆえに、
時として切ない気分にさせられてしまうことがあるのも事実で・・・。

先日、梅田の駅前ビルの地下を探索してましてね。
大阪人なら知ってると思うけど、駅前ビルの地下って決して洒落た場所なんかじゃなくて、
小汚い立ち飲み屋や飲食店、ゲームセンター、金券ショップなんかが猥雑に並ぶ、
近隣のサラリーマンが昼メシ時や退社後に立ち寄るような場所で、
間違ってもデートスポットなんかじゃないのね。
その地下街に最近結構美味しいうどん屋が集まってきてるんで、
ふと「今日はうどん屋のハシゴでもすっか」とオレが提案したわけ。
「わー、楽しそう!」と彼女も乗ってきてくれて、
二人とも胃は大きい方なんで三軒をハシゴしまして。
で、買い物したりお茶したりでぶらぶらして、
帰ってきてから銭湯に行こうかと誘ってみたところ、
「わー、銭湯初めて!」と、これまた乗ってきてくれまして。

・・・以上、なんてことない一日ですよ。
高級フレンチもなければ美術展鑑賞なんてこともない、
総額でも2000円以下の貧乏デートですよ。
そんな貧乏デートを終えて、寝る前に彼女が放った感謝の言葉。
「あー、今日は楽しかったなあ。うどん屋巡りもしたし温泉も入ったし・・・
なんか四国旅行に来たみたい! 前から四国旅行してみたかったんだ! ありがとう!」
ううう、切ない・・・。逆に申し訳ない気分にさせられました・・・。


■ 今日の音楽コーナー
数年前にバンコクで見たMTVアジアで知って、今でもたまに聴いちゃう一曲。
中国の女性歌手ってことしか知らないんだけど、この和み感はたまらんです。
このあたりって邦楽だと誰になるんだろ? 空気公団あたり?

梁静茹 - 寧夏

2010年3月9日(火) ドケチに虫唾。
いやはや、すごい人もいるもんだなあと。
以前は大胆にも2chのスレ上で日記を書いてて、
去年からはブログをやってる「ぬこ」って人がその人なんだけど。

この人ね、中学時代にふとしたきっかけでバイトを始めて、
「お金を儲けて貯金する」ってこと自体が楽しくなっちゃって、
そこからは浪人時代も含めてずーっとバイト漬けの人生でさ。
卒業後は就職してSEになって、残業だらけで収入&貯金に拍車がかかり、
人付き合いもせず、これといった遊びもせず、大した趣味も持たずにずーっと貯金三昧。
その結果、田舎で800万の一軒家を買った上、32歳で5000万も貯金したんだって。

ま、えらいんだろうけど、ここまでは全然すごくない。
むしろつまらない人間だなあと蔑んじゃう、オレは。

で、この人の貯金パワーの源は夢の無職生活への憧れでね。
いつか無職になって一生遊んで暮らそうと。
そのために今は貯金を頑張ろうと18年間あくせく頑張ってきたわけだ。
そして32歳。この人は仕事上の人間関係で心が病んじゃうのね。
よし、今だ、と。仕事を辞めて、とうとう無職生活をスタートするわけ。

でもさ、人生という規模でみるとたったの5000万よ?
オレだって無職生活には憧れるけど、
実際には一億あっても生涯無職は不安ですよ。
だってお金があったら多少の贅沢はしたくなるのが人間じゃん。

で、オレが驚いたのはこの人がブログで公開してる家計簿。これがすごい。
そりゃ5000万あったら100歳まででも200歳まででも暮らせるわと。
もう開いた口が塞がらないほどのドケチっぷり。

まず2009年6月の生活費がこれ。
食費 6694 / 外食 1050 / ガソリン 2000 / 携帯 2106 / 電気 1155
医療費 3800 / 本 50 / その他 1665

5000万持ってて外食費が月に1,050円って! 電気代1,155円って! 本50円って!
つーか、全部足しても一ヶ月に19,000円使わない暮らしっていったい !?

そして旅行に行った2009年8月の生活費。
食費 8924 / ガソリン 13294 / 携帯 2108 / 電気 1448 / 医療費 2000
交際費 7350 / 旅行 17854 / その他 6870

旅行に行っても一ヶ月60,000円以内!
宿泊は列車内でごはんはスーパーの弁当!
これで「8月はたくさん遊んで散財した」だって !?
ちなみに家にはクーラーもなく、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置いてるとのこと。

・・・それって楽しいの? それがあんたの夢見てた無職生活?
オレから見るとすごく不自由な生活なんだけど?

いやね、金がないんならしょうがないんだけどさ、
オレはこういう「金はあるのにドケチ」って輩には虫唾が走るわけ。
冷蔵庫を買うのに車で30分かかる電器屋に5回足を運んで五日間熟考したとかさ、
そういう「しみったれたケチ臭さ」に反吐が出るわけ。
オレが欲してる無職生活ってこういうのじゃなくてね、
せめて人並みの暮らし、人並みの贅沢ぐらいはしたいわけよ。
こんな生活なら貯金なんてなくても、
週に一、二日だけバイトする半無職生活で充分じゃんなあ。

ま、この人は今まで貯金第一の生活を18年間も送ってきて、
無理をしてるわけでもなく、こんな金銭感覚が染みついちゃってるんだろうから、
この人なりにこんな生活の中にも楽しさを見出してるんだろうけど、
この人は死ぬまでに普通の人の10分の1の楽しさも味わえないんだろうなあと。

以上、半年ほど前に書きかけになってた日記でした。


■ 今日の音楽コーナー
偶然耳にした爽やかさが光るニューヨークのSSW。
この曲はJames Ihaの名曲群を彷彿させるなあ。

Jesse Harris - Feel

2010年3月4日(木) ツイッターを考えるなう。
やべ、ツイッターにまったくハマれね。
去年の8月に登録したものの、書いたのはこれだけ。
ネット上の流行についていけなくなる・・・これが老い?

で、自分がハマれないから叩くってわけじゃないんだけど、ひとつだけ苦言を。
ツイッターって圧倒的にダメなデザインだと思うんだけどどうよ?
流動的に流れるごちゃごちゃしたTL、敷居の高い独自ルール、
@とRTによる発言順や時間軸の煩雑さ、全部ダメダメでしょ。
スマートフォンユーザーがメイン層なのはわかるけど、
なるべくシンプルにサイズを軽くしようと必死になったあまり、
今まで築き上げられてきたウェブデザインをチャラにしちゃった感じ。
ニフティの掲示板じゃねぇんだから、もっと視覚的に単純明快に出来なかったのかね。
オレにとっては、こういうフリーソフトを駆使しないと見れないレベル。
例えばさ、PC音痴の人でもmixiなんかは見たまんまでそれなりに理解出来ると思うんだけど、
@とか#とかRTとかQTとか、ツイッターは暗号のように見えると思うのね。
そこらあたりが、客観視するとなんだかスノッブで排他的な場所に感じさせるんだよなあ。

でもネット上を問わず、実は流行ってそういったスノッブ的な要素が必要でもあって、
だからこそ、これが「誰もが知ってるもの」になった途端にブームは鎮火するわけで。
で、4月からフジテレビでツイッタードラマがスタートですよ。
なんだか「電車男」や「59番目のプロポーズ」のパターンを彷彿させるなあ・・・。
最近やたらとメディアがツイッターを使ってるよね。
あれってなんで? ツイッター議員のせい? RTさえしなければ炎上しないから?
別にアンチツイッターじゃないけど、このクリーンなイメージはどうも気持ち悪い。
そろそろ2chやmixiのように殺人予告でもないもんかね。


■ 今日の音楽コーナー
ふと思い出してひさびさに聴いたけど(学生時代以来か?)、
やっぱりセカンドの2〜4曲目の流れはたまらんなあ。

頭脳警察 - コミック雑誌なんか要らない

2010年2月26日(金) 和解とカレー。
もう三年半も前になるのか、元カノの母ちゃんとの抗争劇
別れてからも、元カノのお姉ちゃん夫妻との交流は続いてましてね。
オレを「妹の元カレ」としてじゃなく、友達として接してくれて。
友達の少ないオレにとっちゃありがたい話。
で、去年の暮れに実家(例の母ちゃんち)のパソコンの調子が悪いってんで、
オレが様子を見に行くことになったわけ。
もちろん母ちゃんが外出してる隙を狙ってね(笑)。
でもOSを再インストールしたり、思った以上に作業が難航して、
とうとう母ちゃんが帰宅する時間になったわけよ。
そりゃ焦りますよ、ひさびさの対面。
そして母ちゃん帰宅。オレを見るなり第一声。
「あーら、わざわざ来てもらってすいませんね」
どうしたどうした?
「お茶でも入れますからどうぞごゆっくり」
・・・や、優しい! オレの顔忘れた !?
どうやら「娘の彼氏」じゃなくなったオレには敵意はないようで、
「娘夫婦の友達」として優しく普通に接してくれてるのはわかるんだけど・・・。
でもさ、オレは過去に母ちゃんのダークな部分を見てるわけよ。
それなのに、こうも極端に手のひらを返せるもんかなあと。
やっぱ変わってますよ、この母ちゃん。
オレが帰るときには「あ、ちょっと、ちょっと待って!」の声。
鞄をゴソゴソして「あった、王将の餃子無料券! これ持って帰って!」
むー、ここまで来ると気持ち悪い。
ちなみにその後、何が気に入られたのか、
一緒にカラオケに行ってみたいとまで語ってたそうです。
絶対行きたくない!

高校時代からの友達が大阪でカレー屋さんを始めまして。(→こいつ
元々はカレーを出すバーを始めたいと言ってたんだけど、
軌道修正して、まずは昨年末にカレー屋さんをオープンさせたようで。
友達が店を始めたなんて聞くとケチをつけたくなる腐った性格のオレだけど、
こいつにはぜひとも成功してもらいたいのよ。
三十で脱サラして、バイトしながら毎日研究のためにカレー屋巡りをして、
そこから辻調に入学して、上京して名店デリーで何年も修行して。
その頑張りを知ってるだけに心から応援したいんだよなあ。
もちろんただ友達云々ってだけで紹介するわけじゃなくて、
本当に美味いんだ、これが。インドカレー好きなら必見ならぬ必食。
しかもリーズナブル。50円増しの大盛りの量ったら。
ただ、なかなか距離があってオレはあまり行けてないんで(笑)、
ぜひともみなさんの力でこの店を盛り上げてあげてほしい次第です。ひとつよろしく。

モリ商店


■ 今日のおすすめ音楽コーナー
大学時代の話。
オレが大好きだったCock SparrerってOi! Punkのバンドがいて、
"England Belongs To Me"って代表曲があるんだけど、
友達が買ったオムニバスに、その"England Belongs To Me"のカバーが入ってたのね。
全然パンクじゃなくて、軽快なピアノ弾き語りなんだけど、耳から離れなくて。
若さゆえの記憶力も手伝って、今でも頭の中でそのピアノが流れるほど。
でもそれを演奏してるアーティストの名前も忘れたし、
オムニバスの名前も忘れたしで、手がかりがまったくない状態で。
が!検索を駆使して先日とうとうその音源を発掘!ネットって万能!
そうそうこんなのだったわ。当時の風景を思い出すなあ(遠い目)。

Cock Sparrer - England Belongs To Me
Frankie Flame - England Belongs To Me

2010年2月23日(火) おひさ。
なんと約一年ぶりの日記ですよ!
「日記」から「月記」を超えてとうとう「年記」になりました。

かといって、これといった変化もなく、特筆すべきこともなく、
相変わらず淡々と半引きこもりの怠惰な日常を送ってるわけだけど、
そんな甘美な生活の支えであるオークションがヤバいんです。
こんな末端にまで不況の波は容赦なく襲ってきたわけで、
これまでと同じものを同じように売っても全然売れない! ピンチ!
そりゃエロDVDなんてものは余裕があってこその無駄な支出だわなあ。
去年の中旬あたりから売上げ激減。借金倍増。
この年齢にして転職をも頭によぎったけど、
手に職もなければ自動車免許もないオレをいったい誰が雇うのか。
とにかくどうにかやりくりしてるってのが現状なんだけど、
来年はどうなってんだろ。不安全開。明日の見えない毎日です。

増え続けた体重は82kgでストップし、
その後は80〜82kgあたりをうろうろしつつ停滞中。
常日頃から痩せたいとは思ってんだけど、
人一倍根性や我慢が苦手だから何事も続かんのよね。
以前にアマチュアの女子プロレスラーと話す機会があったんだけど、
「プロレスラー体型ですね」なんて言われますた・・・(;´д`)
「昔はガリガリで54kgだったんだから、オレってその気になれば痩せれるよ」
そう言い続けて今年で何年になることやら・・・。
今年こそは痩せたい。と、今年も思うだけになりそうな予感。

先日難波界隈を歩いてると、パチンコ屋の前に張り紙が。
「○月×日 加護亜依さん来店!」
加護ちゃん、かわいいんだから仕事選ぼうよ・・・。


■ 今日のおすすめ音楽コーナー
去年買った唯一のCDかもしんないMayulucaの「君は君のダンスを踊る」。
たまたまMySpaceで聴いて一耳惚れして即購入。
エレクトロニカを通過したフォークって雰囲気の音が耳に心地いい。
羊毛とおはなあたりが好きな人は聴いてみる価値あり。

Mayuluca - 君は君のダンスを踊る


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written by オレ 

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