外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2002年05月30日(木) ワールドカップもいいけどさ・・・・

テレビは、最早ワールドカップ一色である。当然予想された事ではある。しかしね。事の軽重というものがある。

それどころじゃないんだよ!
インドとパキスタンはそれぞれ戦術核兵器を配備しているという。
アメリカ、フランスを始め、日本政府もこの両国の緊張を和らげようと必死である。下手をすりゃ、本当に、核戦争が起きるんだぜ。広島、長崎以来、初めて戦争で本当に核が使われるかもしれないのだぜ。非常事態なんてもんじゃないよ。これは。主要国の軍隊は多分最高レベルの準戦時体制をとっているだろう。一瞬も目が離せない。

民放は、視聴率がトッププライオリティーだ、なんてことは、いまさら小学生でもしっている。しかしね。報道機関というものは公器なんだ。今なにが一番重要なことか、それを正確に伝えていない。彼らの使命感を疑う。


2002年05月29日(水) 着メロを憎む

 携帯電話が嫌いだ。持っていたことがあるが、本当に必要ではないことが分かったのでいまは、持っていない。他人が携帯電話を使う事に文句をつける理由はないが、あの着メロというのだけは、気になって仕方がない。うるさい。
 そもそも、自分が好きな音楽を着メロに使用するという行為は、理に反している。
好きな音楽というものは、じっと聞いていたいものである。
一方、電話は鳴ったら、なるべく早く取るべきものである。
したがって、自分が好きな音楽をなるべく早く中断する、という行為を余儀なくされる。これは自然の欲求に反した、矛盾した行為だ。 
 それから、あの安っぽい音。いくら、音色を増やしたり、重音がなるようにしたところで、昔のテレビゲームのような、あのペラペラした音を聞いて平気な人々の気が知れない。あー、いやだ。いやだ。


2002年05月22日(水) 外人は、謝らない。

ワールドカップに出場するカメルーンのチームがいつまでたっても、到着しない。
受け入れ先の村の人々は痺れを切らせている。
でもね。私は断言しても良いが、カメルーンの面々は、スケジュールより遅れている事なんて、なんとも思っていない。したがって、到着しても一言も謝らない。

イギリスにいた頃、現地のスタッフがどんなミスをしても、謝らないのに驚いた。とにかく言い訳をする。俺が悪いんじゃない。あいつが悪いのだ、と指を指して平気で同僚に罪をなすりつける。これに慣れるのには忍耐がいる。

日本では、まず、とにかくミスをしたら謝るものだ、という暗黙の了解がある。ミスを注意されている若造が口ごたえなんかしたら、大変なひんしゅくをかうだろう。しかし、これが世界のどこでも通用する感覚だと思ってはいけない。

そして、注意をするときにも気をつけなければいけない。人前で「馬鹿野郎!」なんてしかりつけたら大変だ。相手は「人前で名誉を侮辱された!」といって本気で抗議してくる。まず始めに自分がミスをした事を棚に上げて。

イギリスとカメルーンは違うだろうと思う向きもあろう。同じだね。そういうことに関しては。
今回、多くの地方都市が海外チームを招待したが、多分驚く事が多いだろう。あまり、歓迎してやる必要は、ない。


2002年05月19日(日) 日曜の外食

家族を連れて、車で十分ほど走ったところにあるファミリーレストラン、「バーミャン」で食事をした。かなり安い店なので、早めに行かないと満員になる。5時半以降に到着すると必ずといってよいほど、待たされる。ファミレスに行って、入り口のところで待つのは、イライラするので、嫌いだ。

 今の日本人はよく外食する。私が子どもの頃なんて、父が外で食事をするのが嫌いだったせいもあるが、週末の夕食を外で食べた事など殆ど無かった。そもそも外で食事をするのは結構フォーマルな場合に限られていた。ファミレスのような気楽な店はなかった。

 英国に駐在していた頃、気が付いたが、ヨーロッパの人たちは今でもあまり外で食事をしない。そもそもレストランというか食べ物屋の数が、日本に比べると圧倒的に少ない。勿論ロンドンの華やかな場所には名だたるレストランがないではないが、そういうところに入る事が出来る「階級」は限られている。また、子供連れで行くようなところではない。

 「食」に関する限り、現代の日本ほど選択肢が多い、恵まれた社会は珍しいと思う。


2002年05月18日(土) セカンドスクール

 小学生の息子が6月に「セカンドスクール」に行くという。何の事かと思ったら、私のボキャブラリーで言えば「林間学校」のことらしい。要するに泊りがけで地方の山村に何日か泊まり、自然に親しむというのが名目である。それはそれで結構だが、少し今の義務教育は生ぬるい。
 
 「ゆとり教育」などといっていていいのだろうか。子供たちの学力は自分の頃と比べると確実に低下している。小学校中学年にもなって、本をきちんと音読できない子供が多い(読み書きは全ての基本だ。本を読ませただけで大体どれぐらい勉強が出来るか見当がつく)。 にも関わらす、文部省は完全週五日制を施行し、新指導要領では各科目で学ぶ内容が大幅に削られている。せめて残っている授業日数はちゃんとやってもらいたいのだが、夏休みではなく、学期中に「セカンドスクール」を行うので、一週間も学科の授業は休みになる。
 
 故・ライシャワーハーバード大学教授は日本史研究の第一人者だ。日本で生れ、後に駐日大使をもつとめた氏は、その著書の中で、日本語のような恐るべき困難な表記法をもつ言語を用いる国で、高い識字率(低い文盲率)を実現した事は、日本人の教育にかける情熱の高さを示すもので、賞賛されて良い、と断言している。
 
その情熱が冷めつつあるように思えてならない。


2002年05月10日(金) 危機管理

中国の日本領事館に、中国の警察官が許可も無く入り込んだ事で、外務省の危機管理体制の不備が指摘されているが、危機管理が甘いのは何も外務省に限った事ではない。例えば新幹線。飛行機に乗るときには手荷物検査、金属探知機による検査が行われているが、新幹線に乗る人には何のチェックもなされていない。もし、テロリストが入場券を買って、出発前の新幹線の荷物棚に爆弾入りのバッグを置こうと思えば簡単にできてしまう。一刻も早く体制を整えるべきだ。


2002年05月09日(木) 北朝鮮からの亡命者

中国の日本総領事館にはいろうとした、北朝鮮からの亡命者を、中国の警察官が領事館の敷地内に入り込んで捕まえた。明らかに外交に関するウィーン条約22条に違反しているが、駐日中国大使は日本政府に対して「違反していないと考える」と述べているという。徹底的に抗議すべきだ。小泉首相は「不愉快だ」などとコメントしているが、愉快・不愉快などという情緒的な問題ではない。法的に客観的にこちらに分があるのだ。こういうときに言うべきことを言わないからなめられるんだ。


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