再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 「お気に召すまま」戯言。。。

演出の戯言

シェイクスピア…
なんと喋りづらい長いコトバたち…
公爵、とか、道化、とか、姫、とか、
自分のフィルターでは身近とは言い難い存在たち…
「誰も愛せない」これが最初に本読みしたをした際の感想(笑)
しかし稽古を重ねその印象が変っていく。
豊かでイメージ溢れるコトバたち
身近ではないからこそ広がる人物たちの魅力、そして翻っての人間らしさ。
フィクションだからこその無限の可能性に満ちた物語。
一見してロウロウとよく喋るガイジンたちの遠い物語は、置かれた状況を憂慮し、なんとなく日々を過ごしがちな「今」の僕たちの群像劇、でもあるのだー


バタバタのタイスケの中、
色々ありながらも、最後はとても良い拍手をもらってましたね。
なんだか、去年から続いているシェイクスピア祭り(一人)、
あとはヴェニス…
てか、ショートバージョンで、ここまで、しかもプロでない子らがやるのだから、
ヴェニスのほぼカットなし作家の意向を崩さずに、を前提にしている作品作りの価値を余計に思ってしまうのである。

2014年03月22日(土)



 三昧。。。

四月直近の「ヴェニスの商人」を目前にしながら、
昼は明日本番の(笑)「お気に召すまま」稽古。通し二回。
演劇界は生誕450周年あって、シェイクスピア年間だけれdも、それとは別に一人シェイクスピア祭り。
ツッコミどころ満載は変わらないながら、楽しい…

しかし、かたや、あまりに原形を崩さずに、の、チョコレートカンパニー改めディ・ショコラーデ、
かたや上演時間縛りもあるので、思い切り60分バージョン。
いずれにしてもここ二ヶ月あまり…
「民衆の敵」
「島」
「お気に召すまま」
「ヴェニスの商人」
と、
カット祭である。

カットって、かなりの演出意図(作家さんの意向を崩さない、逆に、見えてなかったものまで見せる)が入り込む部分で、状況次第ではとても楽しいのだけれど、これだけ重なると…(笑)
勉強、そんな言葉が頭をよぎりながら、
「島」に至っては、日常会話劇(割に超劇的ですが)だから伐採の仕方も難しく、
かつ、カットの目指し方が、
原作者すらどこが切られたかわからない、としたい本意をまげない思いと部分もあって、各作品、非常な難産…
二十時間かけて考えたカットは七分にしかすぎなかったり。

んー。

2014年03月20日(木)



 四月。

2014年4月10日(木)〜13日(日)
「ヴェニスの商人」
作:ウイリアム・シェイクスピア
演出:藤井ごう
場所:スペース雑遊(新宿)
ディ・ショコラーデ公演

4月
10日(木)19:00
11日(金)13:30/19:00
12日(土)13:30/19:00
13日(日)12:00/17:00


小暮美幸、佐藤萌子、佐藤和紅、清水ひろみ、岡野愛、神田麻衣、すだあきら、仲澤剛志、阪上善樹、桝谷裕、荻野貴継、清田正浩、青山雅士、辻本健太、大竹沙知

【舞台監督】伊東龍彦
【舞監チーム】くわはら妙子/小林直幹
【照明】佐久間秋一
【音響】荒木まや
【作曲】大西玲央(atelierKINOco)
【演出助手】荒川真琴
【制作部】中山唯


二年ぶり、まさに同じ月週に、
シェイクスピア。
450周年もありつつ、
僕の最近の流れもありつつ、
奇はてらわないけど、
四つに組みつつ、小劇場ならでは、
な部分と、
しっかり台本に向き合った
部分と、
つまり、今これをやる意味(とはいえ、時事ネタとしては危険だけれどね)
をしっかり持って、探して、
ショコラーデならではのヴェニスが展開できたらいいなと思う。


ほんと、しつこいとか、執着って、いやだな、
と殊更感じつつ、
思いなんて手前勝手でそうそう合致するわけもなく、
片方で納得するわけもなく、
もう、、、そんな作品なのである。
どっちが、でなく、どっちも、そして、所詮人間とゆうのはさあ…
なぞ感じていただけますかどうか…



2014年03月16日(日)
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