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■ エンバース
2009/11/10(火) 〜 2009/11/16(月) 会場 俳優座劇場 出演 長塚京三, 鷲尾真知子, 益岡徹 脚本 クリストファー・ハンプトン 演出 板垣恭一 料金 ¥7,000円- (全席指定/消費税込み) サイト http://www.stagegate.jp/performance/2007/embers2/index.html ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 説明 シャーンドール・マーライ作、クリストファー・ハンプトン脚本、長塚京三訳『 エンバース〜燃 え 尽 き ぬ も の ら〜 』。この芝居は、光輝溢れるハプスブルグ家が崩壊し、オーストリア・ハンガリー帝国が滅亡して間もない1940年、ハンガリーの片田舎に佇む古城の一室が舞台です。
館の当主、旧オーストリア・ハンガリー帝国の将官「ヘンリック」が、かつて親交のあったある人物の到着を待ち構えています。幼年学校、士官学校、近衛連隊を通じて、彼の無二の親友だった「コンラッド」です。実に41年振りの再会。でも友好的な邂逅ではありません、復讐にも似た、波乱を含んだ対決です。
彼らはともに75歳。さらに、この芝居の3人目の人物、ヘンリックの乳母の「ニーニ」は、90歳を超える老婆です。以上3人の老人が、この芝居の登場人物となります。
75歳の老人ふたりが、もうどうにも取り返しのつかない人生の悔恨を噛みしめながら、はたして自分たちは、ひとりの女性を「本当に愛した」と言えるのかどうか、自問し始める。あまり馴染み深い図柄ではありません。しかしこれ以上に演劇的な構図というものも、そうはありますまい。
紳士の面目、誇り、あるいは友情の神聖さ。それらはそれ自体、きわめて貴くはありますが、愛する人に捧げる「自己犠牲」の前では決して等価と言えない。人を愛する喜びとは、その人のためになら、いつでも自分を投げ出せるという喜びではなかったのか。 ヘンリック役には、今回、翻訳も務めた長塚京三。長年、心に温めていた企画だけに、観る者に、『愛することの喜びと感謝』を、伝えてくれることでしょう。
張り付けです。 演助していた作品ですが、 なかなかにいいのです。よかったら。
2009年11月08日(日)
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