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■ 約三十の嘘
無事、閉幕。 最終的には、両チームとも、それぞれの味が出て、それを客席と共有していたのではないかと思う。 一人欠けたが、他の誰が欠けてもできあがらなかった作品。 俳優さんたちは、その日によって、、、はあるものの、誠実に相対してくれていたと思う。
九月の初顔合わせから始まって、実に三ヶ月弱。 結局のところ、ダブルキャストとは名ばかりで、同じ台本、同じ装置を使った、二つのお芝居を作っていたわけで、それはつまり、人が変われば全体の見え方も変わるのだ、相手役が変われば自分も変わるのだという、基本をベースにしていたからで。大切なのは、その役の、「立ち居地」(その物語、役同士の関係においての)をどう、腑にオトスのかだ。腹がしっかり決まれば、その先は、現場(舞台上、または稽古場)での対応になる。化学反応がおきる。物語が「説明」でなく「立ち上がる」、それはテンションなんていう言葉だけでは片付けられない。 芝居の醍醐味ってさあ、というところでのすり合わせには、やはりかなりの時間を労した印象はあるが、 是非、それぞれの場所に戻ったり、これから創めるに当たって、大事にして欲しいと思う。 そして是非にも精神論に甘んじない芝居つくりをして欲しいと思う。 勿論、自分にも改めて課す。
続けていく人間は、 もっともっと、、、 と思い続けること、安住しないこと、 その為に何をすべきか考え続けることを大事に。
…はい。(これがなかなかに難しいのだ((自分も含む)))
2008年11月30日(日)
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