再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 初日幕開き

二日、三ステージとわずかではありますが、
「ハナシがちがう!」
無事、初日(?)を迎えることができました。

なんの因果か、自分で「ハナシがちがう!」って題名にしておいて←原作の表題もこれであるが、今回の場合、タイトルもどうぞ、お好きにと言われていた。。。
なんだが、「ハナシが」「違う!」事態が多くて(笑)

蒔いた種なんだかなんなんだか…

私の普段のパターンから言うと、至極わかりやすい、
とっても親切なお話。
なんだかんだで、最終盤漸く、「遊び」になりはじめた感。
もっともっと、舞台上から「遊び感」がしっかり関係をとったうえで出てくれば、面白くなること、会場が沸くこと請け合い。
三ステ終わりました打ち上げ、ではなく
↑今回の場合、十二月にも2ステージある、変則。
今後も続いていくものとしての、熟成と鮮度を求めつつ。

その場に生きていくことを、全身全霊で楽しんでいけるようになって欲しいと思う。わたしも含めて。

これで漸く、休みが…
長い長居生活も今日で終了。
ちょっと充電するのだ。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
また、十二月、そして来年と育っていく作品ですので、かわいがってやってください。

2008年08月30日(土)



 小屋入り。

天王寺の一心寺の横にある、一心寺シアター倶楽。
劇場入り。

今回、その後、学校に回す作品でありながら、物量の多い芝居。
劇場に置いてみて、「あ、やはりいいねえ」
などと思いつつ、よく稽古場に収まっていたなという印象。
芝居も一緒にがんがん舞台からこぼれだしてくることを期待。

今回のスケジュールで、いくと一日で場当たりまできっちり収めなくてはならず、かなりタイトなスケジュール。

段取りよく進んでくれればいいが…


2008年08月28日(木)



 工場に萌える

音楽のSさん。効果のKさん。
と、共に、スペイン料理を食べに。稽古後。

かねてより、食通のKさんより「うんまい」と評判で、食べた「土産話」だけ聞いていた店。

「うんまい」…確かに。

で、長居から離れてきたので、
「ここまで来たのなら」
と、Kさんのしりあいのお店(バー)に。

で、このお店、「工場萌え」なるDVDが壁いちめんに映し出されているではないか、
興味ない人にとってみれば、ただの、工場遠景、長回し。
なのだが、見る人が見れば、である。
で、
盛り上がる、というか、萌えた音楽家とわたし、
「あ、ここ奥多摩!」とか言って、見事に当たっていたり(汗)
普段、こんな話は他人としないんですが…

どちらかと言えば、廃墟好きなわたし。
完全に工場の「炎」を好きな音楽家。

「だから、あの燃え盛ってる炎がね、もう、何もつかなくなるんですよ廃墟は、」
「うわぁ、それはあれやな、さみしいなぁ」

…共有
等など…

「……」
のKさん
というか、ドン引きしてました。
を初めて観たかもしれない…

「工場萌え」で芝居を作ろう。
とわけのわからない話にまで発展。
これは、スポンサーがいれば、是非、やりたい。
…自分ではやらんのかい。

おわかりにならない方、
とりあえず本屋に「工場萌え」という写真集ありますんで、見てみてください、他にも「ジャンクション萌え」とか(これはわたし、なんともないですが)、観て「おっ!」と思ったら、もう何かが始まってます(笑)


2008年08月26日(火)



 和歌山

本日は大阪の稽古休みとともに、
在来線を南に下がって和歌山市でW・S
演劇による町おこし事業の一環だ。

地元でアマチュア劇団をされている方を始め、
まったくの初めてという方たちまで二十名ばかり、

四時間という短い出会いではありましたが、
「関係」をつくる、「空気」をつくる、ということをじっくりと。
最終的に予定では、台本を使って。。。
と思っていたが、稽古場で真剣に想像力を「遊ぶ」ことをメインに据えました。
本番前のこの時期、私のほうがリフレッシュさせてもらった感いっぱい(笑)

最終のちょっと前の電車で、帰阪。
夜ご飯といいつつ、「ただいま」と言えるいつものお店へ。

道具班が零時近くまで稽古場で作業中だったとのこと、
すごい雨。
結局、すぐ帰るつもりが…

2008年08月23日(土)



 映画に好かれない日

明日、大阪の稽古はお休みにて、和歌山にW・Sに行く予定。
(今回のチームは、そうとはいえ、別の作品の本番と稽古…)
ちょっと調べたいものもあって、なんばのリブロまで出る。

で、ついで商店街を歩きながら、
あ、「インディ・ジョーンズ」見てないやと思ったりして(仲間の批評はそりゃあひどいものでして…)、丁度やってる〜なんて思いつつ、思わず本屋で長居してしまい、上演時間に間に合わず。
で、仕方なく駅に向かうと、
そこにはシネコンが、インディはやっていなかった…
で、時間を見ると、
丁度、「マジックアワー」の五分前。
これも観よう観ようと思いつつ、行けてなかったので、これは、と思わずエレベーターで八階まで。
三分。しかし…、えらい並んでいる。
途中まで並んでいたが、上映開始から五分をすぎたので、やめにする。
が、
なんとなくインディをあきらめきれずに、携帯検索。
すると、徒歩圏内にもう一つシネコン。←大阪はほんといちいち近いとこにある。。。
乗りかかった船、向かう。
がしかし、ここもインディをやっている形跡はなく。
廻りまわって「スカイ・クロラ」を観ることにする。
もうこうなると、「何を見る」ではなく「映画を観る」ということだけに目的が絞られつつある…
で、言われたとおりの番号の劇場(シネコンはスクリーン6とか、そういうので区分されている)に入り、(ビールとポップコーン片手に←いや、両手)
座る。途中、隣におばちゃんが座ってくるが、「押井守」も話題なのねえ、などと思ってみたりして、続々おばちゃんでちょっと不安になるが、その後、カップルなど入ってくるので、まあ、よしとする。ビールもポップコーンも誰も持っていない…
で、ようやく、広告が始まって…
で、本編が始まって…

字幕「1945年云々…」
おばちゃんたち「わー、戦争よ…」

違和感。

スクリーンでは「ホタルの墓」実写版が始まったではないか…
ビールで観る作品ではないなぁ…

なんとなく、明らかに間違っていて、チケットを確認をして、やはり「ホタルの云々」なのだが、私のせいではなくエスカレータ前で「6番にどうぞ」と言った奴の。ひいては「スカイクロラですね?八時半の会の。」とワザワザ確認した上で、このチケットを渡した窓口の姉ちゃんせいなのが…、うーん、噺のネタに見切ってしまおうかとも考えたが、折角、ここまで来て「戦争はやっぱりよくない」なんて当たり前のことを思って、暗い気持ちで帰途に着くのもなんなので、
途中からだったが、スカイクロラを観る。

ま、面白かった。暗い気持ちで帰途に着くのは変わらんかったが。
映画に当たらん日だった。。。

2008年08月22日(金)



 公開稽古

本日は稽古場を親子劇場の方々をはじめ、これから、この作品を売っていくに当たって(?)の公開形式の稽古。

二行に三時間、なんてわけにはいかないわけで…(笑)

冒頭から、最初の暗転までを一くくり、
それから、ダメだし。

で、この噺、「落語」の部分もあるので、
そこから、最後のサゲ前まで。
で、ダメだし。

和気藹々な感で進む。

そして、計り知れなく、ハナシがわかったようで、わからない、
という、この仕組み。
どうぞ、本番と、そして、その先も楽しみにしていてください。

その後、音を合わせての稽古で、最後まで触る。
全体像ははっきりしてきた。
あとは、そこに縛られすぎずに、どう、「遊ぶ」か。


2008年08月19日(火)



 初通し

ハナシがちがう!
初通し。
とはいえ、準備万端なわけではなく、一度、とっちらかした稽古でつなげてみる。滝行のような時間。
時間はみっちりかかる、
まだまだのところ(当然だが)が多いが、先行きは見えてくる。
他のスタッフさんとあーだこーだと打ち合せ。

もっともっと、本気で遊んでいる舞台になりたいのだ。
いくつかホンのつながりでも気になる部分あり、
今の内に…

朝プール、昼から稽古、夜、飲み。

と、もしかすると東京にいる時よりも健康的な生活(笑)

まだまだ大阪の夏はアツイ。

2008年08月13日(水)



 三ノ宮

在阪しているうちに、
兵庫に来ている友人と食事でも一発と、三ノ宮で待ち合わせ。

彼お勧めの「牛タン」屋。

店の売り文句としては「イチロー」も来る。

これが…
美味い。

最初から最後まで牛タン一筋のコース。
ビールでワインで、刺しから焼きからシチューから、途中ハラミを一度入れつつ、最終的に牛タンご飯で〆。

幼馴染に思い切り奢ってもらう人でなしの私。
とてもじゃないが、自分ではこれません(笑)

ご本人も、「会社」でなく来たのは初めてだそうで。。。

ありがとう。

で、その後、折角三ノ宮まで来たのだからと、異人館を闊歩。
英国館のバーで、ゴッドファーザーなるカクテルを飲む。
…何の回だかようわからん…

久方、演劇人でない友人とまったり喋る。
ひと時だが、夏休み気分。

さ、明日からもはりきって。

2008年08月10日(日)



 脳みそをそちらへ…

大体どこの現場でも、最初の一時間はアップに当てるわたし。
自分の体の状態に無自覚な俳優さんが多いのはなぜだろう…

みなしかと自覚があれば、雰囲気作り以外の目的はない気もしつつ、
ここのとこ、脳と体の連動、反作用に興味があったりして(わたしは演者ではない)なのか、殊更に「準備」というものについて思う昨今。

決して、
体が雑技団のごとく柔らかくなくちゃいけないとかカツゼツカンペキとかそんなことでなく
話す体、受ける体、動く体、そういう自分なりの心と体のニュートラル状態がどこにあるのかもっと興味を持たないと技も使いこなせない、
なにせ身技体だ←上手いこと言った

歯磨きはしないと気持ち悪いのに、
アップはしなくても気持ち悪くない

歯は磨かないと臭くなるから、
芝居もきっとそういうものなのだ。

それ位、生活の一部にしないとね

自分の状態にもっと興味深い人の集まりであってほしい。

自分も含めて汗

いきなり、プール生活を始める、アホな私。。。

よいものをつくりたいのだ。


2008年08月05日(火)



 八月

養成所中間発表終了。なかなかどうして、まだまだながらも(笑)、よかった(どんな日本語だ…)
本年のテーマは出会い。
昨年の子らも出てきて、自分たちで書き、さらにテキレジ、推敲を重ねることの意義、して、役者としての居方など、いろいろ思った模様。よかよか。
終電前に打ち上げを中座、大阪行きに備える。
今日からどっぷり四週間、在阪して芝居つくり。
アサイチの新幹線から、戦いが始まる。
B学座の園子の留学を聞いて刺激を受けてるとこに、大阪の暑さ。
きびしくも楽しい一月になればと思う。

既に仮道具は立っているのでここからどこまで作り込んでいけるか。
この場で化学反応を起こしていくことの豊かさ、難しさ。
両方を思いながら、いいものを残していければと思う。

常宿も
某でなく、
呑み屋のお母さん経由(笑)で探してもらった部屋、気楽…

2008年08月01日(金)
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