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■ GW便乗…
さあ、われわれR-viveの稽古も始まっておりますが、世間は今年はうまく休みが取れると九連休にもなる超大型連休みたいですね。 普段からカレンダー無視の生活なので、かつ、大体、カレンダー生活をしていた学生時代(はるか昔)から芝居漬けの四月終わり五月頭がずっと続いているような記憶。。。
昨日、ガソリンがきれそうだったので←と言っても、車のことよ。お酒のことでは決してありません。 近所の普段良く行く安めのセルフスタンドに行く。
が、なんと価格の表示がいつもより十円以上高い。 あれ、また中東あたりでなにかあったかな? などなど思うはずもなく、そりゃあないだろう価格なので、ガソリンメーターがそこをつきるまでの戦い、安い店探しに出る。
リッター132円である。 これはもう、バブル時期のガソリン価格である。 いれる機会がないので、まあいいんだけど、ハイオクにいたっては140円を超えている。 発泡酒より高い。 比べる値が間違っているような気はするが…
そしてしばらく、走る。 が、やはりどこも、132円以上の表示価格がついている。 どう考えても、その前日あたり、そんな値段がついていたような記憶はないのだが… これは本格的に中東で… いや、アメリカが… いや、資源が… そんな大局のことを考えつつ、余りにも安い店に辿り着けないので、このままだと、リッター10円をケチってしまった為に、エンストを起こして、ジャフ呼んで、更に余計なお金がかかると言う最悪のシナリオも想定されてきたころ、値段の看板の出ていないスタンドに入る。 どうやらセルフ。 だが、店主なのだろう、オヤジがいた。 オヤジ曰く。 「まだ値上げ前、だから、あと十時間で十円上げるから、今、今。」 と、片言の東南アジアの人のような言葉。 きっと私のようなドライバーが後を絶たないからかもしれないが、 「たっぷりね、たっぷり、地域で一番遅い値上げだからね。」 漸く、理解の範疇である。 なるほど、世間は本日、つまりその時刻でいうと明日、または十時間?後、GWが始まろうとしているのであった。 普段、高くてけちけち入れていても、大移動前、ガソリンをいれないわけにはいかないのである。 中東もアメリカも資源も、そんなことではなかった。 商魂。 つまり、それである。
わたしは、やはりあきらめずちょっと走ってみたかいがあった、と思っていたのだが、待て待て
この場合怖いのは、その店のオヤジは消費者にとって一見最高にやさしいおじさんに思えるところだ。 だがだが、である。 十時間後に上げると言って、まわりの店はほぼ十円上げているわけだから、つまるところ「この値段では、あと十時間しかいれられないんだよ!」と言われているようなもんである。強迫観念である。 そして、なんとなく、その「十円」上がっているのは「GWだからだよ」とさりげなく業界ネタを披露することで、「今のうちに満タンにしておかなければ」と思わせる。強迫観念である。 オヤジ曰く、「他が早すぎるんだよね…」云々… でも、オヤジの店は十時間後にはやはり、右にならって値上げするわけである。大勢に立ち向かっているようで、大勢のおこぼれをがっちりつかんでいるのである。これはもう、詐欺であって、詐欺でなし。 商魂のたくましいオヤジのGS。 だって、セルフで、案内も何もしないのに、窓もふかないのに、誘導もしないのに、其の事だけを「喋る」ために寒空の下、一人オヤジは立っているのである。
きっと私も値段を見て、うれしそうな顔、したんだろうな… 平民…
だって、六百五十円も違うんだ!
…平民。
2006年04月30日(日)
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