信じられない。 こんな勢いで勝ち続けるって、あるんだろうか。。 半二軍の広島相手とはいえ、取りこぼしを一切しないというのは、あまりにもすご過ぎる。 そして8連勝で、月間16勝3敗。 こんな数字、、本当にあり得ない事が起こってる。
この3連戦、一気呵成の集中打が目立った。 これは、チームがひとつになってる証拠だ。 我々凡人では想像出来ないレベルのモチベーションで、選手は戦ってるのだろうな。 「全部勝つつもりでやってます。」 各選手が、同じ言葉を並べる。 本気で全勝しようとしている。 今の阪神タイガースは、過去になかったぐらいの完成度を果たしているチームなのかも知れない。
一方の中日も、苦戦しながら、白星を重ねてきた。 投手陣に安定感を欠きながらも、打線が粘って、カバーしてきている。 こういう戦いをしていると、チームは活気付くものだ。 マジックを一桁にしてきたのも、嫌な感じがする。 10と9じゃ、気持ちの上で随分違う。 出来れば、二桁のまま、2ゲーム差で来て欲しかったという思いはある。 しかし、落合の采配は、間違いなく狂い始めている。 横浜戦の初戦は、8回に岩瀬を投入し追いつかれ、三戦目は、先発の佐藤充を早く見切って、大逆転を許す結果に至っている。 それをカバーしてしまう選手のスキルはすごいものがあるが、かなりの疲労度があると見る。 要するに、付け入る隙はあるという事だ。
でもここまで来たら、どちらの精神力が強いかで決まる。 優勝したいという思いが、より強い方が、ペナントレースを制する。 どっちみち、ここぞという場面で、川上・山本昌・岩瀬あたりの投手を討たないと優勝は出来ない。 その決戦の時が今。 その最高の舞台が甲子園なのだから、何も言う事はない。 例え、ここで終戦を迎えようが、私は選手を思い切り称えたい。 もう何も怖くない。 失うものは何もない。 ただ、後に後悔を残すような戦い方だけはして欲しくない。 それだけ。 文字通りのガチンコ勝負だ。
こういう対決を見る事が出来るのは、幸せだと感じる。
奇跡への道が、確実に見えてきた。 この2連戦は、全く非の打ち所がない。
始まる前、実は、讀賣に不気味さを感じていた。 今季は、あろうことか讀賣に煮え湯を飲まされてきた経緯があり、「1勝1敗かもしれない」という思いが、どこかにあった。 そういう中で、初戦で先取点を奪われた。 苦手:内海が先発という事もあり、「重いな・・」と感じたのだが、鈴木の走塁ミスに助けられた。 これは本当に大きなミスであった。 後続は、腐っても阿部・二岡。 初回に2失点してれば、空気は重いまま続いていたかも知れない。
二戦目は福原がピリっとしなかったが、絶妙の継投で完勝した。 もう選手のやる気が漲っている。 目標のあるチームとそうでないとこの差が、思い切り出た試合である。
さて、いよいよ本当の天王山がやってきた。 5勝1敗でいければ、残り12試合、9勝3敗というラインが、確実に見えてくる。 そうすると84勝58敗.5915 中日がこれを上回るには、残り17試合を9勝8敗と、勝ち越さなければならなくなってくる。 ここまでいけたら十分だ。 これで優勝出来なければ、仕方がない。 ただ何となくだが、中日は残り試合を負け越しそうな気がする。 7勝止まりのような気がするのだが・・。
そうすると、先に予想した通り、、、 阪神・・8勝4敗、83勝59敗.5845 中日・・7勝10敗 82勝59敗.5815 これで収まるような気がしてならない。
2006年09月20日(水) |
広島−中日−ヤクルト 8連戦 |
6勝2敗という結果。 中日に負け越すという痛手を負ったものの、賞賛に値する結果である。 特に9/17の勝利は、凄い意味のあるもの。 前日に絶望とも言える無安打無得点試合での敗戦を喫したにも関わらず、首の皮一枚を繋げた劇勝であった。 欲を言うならば、9回岩瀬からダメ押し点を奪って勝ちたかったところではあるが。。
本当に阪神の選手は、逞しくなったなぁと改めて思う。 昔なら、山本昌にイカれた時点で終戦であっただろう。
さて優勝ラインであるが、阪神が大逆転優勝を果たす為には、83勝.5845だと思ってる。 このラインに到達するには、残り14試合を10勝4敗。 中日が残り21試合を9勝12敗。(82勝58敗5分 .5774) 直接対決で3タテ食らわしても、中日は他で10勝8敗なら優勝するという、当然の事ながら、依然厳しい状況ではある。
でも、、、 何か実現しそうな気がしないか?? 中4日を屁とも思わず快投する先発陣を見てると、わずかな期待に胸が躍らされてくる。
2006年09月11日(月) |
横浜ー讀賣ー横浜 各2戦 |
こんなにうまくいくものだろうか。。 いくら横浜が弱っちいとはいえ、全勝してしまうのは、凄いの一言に尽きる。 井川が李に被弾しなければ・・なんて事が頭に過りはするが。。
しかし連続中4日登板を、共に完投勝利してしまう福原は、本当に頼もしい。 近年の野球では、あり得ない事だと言っても過言ではないだろう。 投手は誰でも同じだが、やはり四球を与えない事がとても大事だ。 この2連勝は、与四球1ずつ。 KOされた8/31は、5つの四球を与えている。 球に力のある投手は、四球や失策が絡まないと、そうそう点は取られない事を表しているような結果だ。 そして、福原を中心において戦うしかない事も証明された。 そう考えると、8/25讀賣戦での途中交代に納得がいかなくもなるのだが・・。
さて、いよいよ最後のヤマ場がやってきた。 8連戦・・・一気に白星を重ねて、差を詰めたいのはヤマヤマだが、現状、自力優勝がない状態である限り、中日が落ちて来るのを待つしかない訳だから、しっかりと自分達の野球をやって欲しいと思う。 キツイ日程なのだから、何とか5勝3敗のラインはキープするというスタンスでいいのではないだろうか。 もちろん直接対決での負け越しは、絶対避けなければならないが・・。 中日が勝率6割を割ってくるならば、本当のヤマ場は、その後にやってくるはずだ。
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