彼はとても日記を書く気になれないらしい。

私はメールをした。

気持ちの表現の仕方は人様々。
俺と貴女もかなり違う。

そんな貴女の気持ちを組み取れず
今までにもケンカをしたり
イライラしたり
いろんな事があった。

貴女の場合、気持ちと態度が裏腹だったり
気持ちを言葉にしなかったり・・

久しぶりに日記の更新をするような気がする。

ここのところ、
体調不良や貴女の仕事のゴタゴタで
落ち着いて話してなかったし。

昨夜は貴女とも久しぶりにゆっくりと
二人の時間を過ごした。
夜の８時過ぎだったが俺は貴女を待った。


すぐに貴女と1戦交えた・・。
久しぶりだった為か5分と時間は掛からなかった。
自分自身に納得がいかず
2回・・
3回・・
続けざまにヤッてしまった。

貴女がスキーから帰ってきてから
落ち着いて話せない日が続いている。

貴女の家族が具合が悪いのと
そして何より貴女自身の体調が悪いらしい。

話したい事だけが溜まっていく・・。

その日の出来事や、
その時に思った事を貴女に話したい。
この話をしたい。
あの話もしたい。
貴女だったらどう思うだろう？
１日の中でそんな風に思う事が何度もある。

貴女と逢うためには
車か新幹線しか思い浮かばなかった。

しかし、ひょんな事から
高速バスがある事に気がついた。

早速調べてみると・・
あった！
池袋から出ている。
座ったまま貴女の所に行けるのが嬉しい。

でも、やっぱり時間はかかるよな。
そんな時間があったら・・

貴女がスキーに行っている間、
俺は本を読んだり、ビデオを見たりと
最近やってなかった事をして過ごした。

時々、俺の携帯がメールの届いた事を知らせた。
見ると貴女からのメールだった。

「スキー場に到着しました。」

「今、一人で休憩中です。」

スキー場はいい天気らしく
「日焼けした〜。」
とメールが届いた時、
「紫外線対策は？」とメールを返すと

中学生の頃、友達の家に行った時に
初めてその本の存在を知った。

ハートカクテル

色彩と数ページの中に繰り広げられる
ラブストーリーに魅かれた。
気持ちの表現の仕方が好きだった。

貴女は今度の日曜日に
家族でスキーに行くらしい。

そういえば去年もこの時期に行ってたね。

メッセでそんな話をした時に
「楽しんできてね。」
と言った半面
俺は寂しかった。

こういう関係だから
当然それぞれの家族でのイベントがあるし、
それは分かっているが。

なんとなくね・・。

今年初めてのデートも
あっという間に終わってしまった。

７時間くらいのデートだったが
それが１泊２日だろうが
きっと同じことを思うんだろうな。

改札を入っていく貴女のうしろ姿を見送って
俺も朝来た高速を元に戻った。
朝の貴女の笑顔と帰りのうしろ姿・・

今年最初の貴女とのデート。

俺は朝の５時に起きた。
待ち合わせの時間から逆算して
この時間に起きた。

自宅を出た時にはまだ外は暗かった。
高速に乗り途中のサービスエリアに寄った時
それまでの眠気が吹っ飛ぶくらい寒かった。

途中で貴女にメールをした。
貴女も予定通りに家を出たらしい。

待ち合わせ場所には３０分前に到着し
貴女を待った。

貴女の出張も無事に終わり
もうすぐ貴女に逢える。

何気なく見ているテレビも
天気予報になると
どうしても気になってしまう。

貴女のところ、俺のところ
そして逢う約束をしたところの天気。

やっと世間も通常の生活に戻りつつあるが
貴女は今週に日帰り出張があり
その仕事が大変らしく
それが終わるまでは忙しい。

俺のスケジュールを貴女にメールした。

今週の俺の休みは貴女の出張が終わった後の平日。
偶然にも貴女の休みと重なった。
そして９日に逢える事になった。
今年最初のデート。

何だかんだと貴女と
正月もメールのやり取りをした。
もちろん、いつもよりは控えぎみ。

大晦日の昨日、
やっぱり貴女は忙しかったらしく
おせちを作っていたそうだ。
それ以外にも家の事をしていた様子。

年末に研修に行ってたら何も出来ないよな。
分かっていたから昨日は極力メールを控えた。

結局、夜中までかかって
おせちを作っていたそうだ。
しばらくは落ち着きそうもない。
貴女も家族で出掛けるだろうし・・。