活字中毒のワタシの日記

2013年11月20日(水) 林修『いつやるか?今でしょ!』★★★★☆


林修著『いつやるか?今でしょ!

「そして、僕は次のように考えています。
★顔が『左利き』の人→左脳型→論理的で、豊かな言語力をもつ
★顔が『右利き』の人→右脳型→感性豊かで、音楽や芸術に優れる」(p42)

「生きることって本当に面倒なんですよ。でも、いい加減な暮らしをしていると、どう繕おうが、必ず表面に表れてしまうのです。(略)
多少経済的に苦しくても、若いうちに必ず1人暮らしをしてください。そしてきちんと生きることの面倒さを身をもって知ってください。」(p50)

視線の問題。
「小五郎さんやできない受験生は『現場』から目を離す、つまり視線を切るのが早いのです。早すぎるのです。一方でコナン君やよくできる生徒は、現場を徹底的に見ていて、なかなか視線を切りません。」(p60)

視線の見切り方と、「お話」を勝手に作っていないかどうかで結果が変わる。

「自分が『〜だからこうだ』と安易な決めつけをしていることに気づいたら、3文字換えてみましょう。3文字換えるだけで、考え方が変わります。それは、大げさでなく、生き方を、人生を変えることになるのです。」(p72)

だから、をだけど、に。
なのだ、をなのか?に。

今日をていねいにしっかりと生きる大切さ。
「『母の日』だから電話するのではなく、毎日親孝行しているから、『母の日』に大騒ぎしなくていいような日々を送ることこそ、真の『イベント』だと僕は考えています。」(p76)

自分の周囲の大切な人と、小さな意味のあるイベントをひとつひとつ積み重ねる。
ちいさなストーリーの積み重ねが、ヒストリーとなる。

できる人している共通点とは。
「逆算の哲学に基づいて行動している」(p78)こと。

「そもそも時間は足りないものなのです。(略)ですから、人間の目指すべきは、
与えられた時間のなかでベストを尽くすこと
以外にはありえないのです。そして『ベスト』とは、結局は誰かの『満足』に行きつくことなのです。」(p78-79)

一生懸命完璧を目指して努力しているのにうまくいかない人が陥りやすいポイントは、
「すべての行為は、『完全』ではなく、『満足』のために行われているという根本を忘れているということです。」(p79)

できないことはできないと切り捨てる勇気や潔さも必要。

「今、流れが悪いなと思えば、焦らず、腐らず、諦めずに状況の変化に眼を利かせながら、自分の仕事を誠実に、できればプライドをもってこなしていくこと、それだけしかないのです。」(p166)

イギリスの劇作家ジェームズ・バリーの言葉。
「『幸福の秘訣は自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになることだ』」(p171)

「『幸せを増やす唯一の方法は、それを分け与えること』」(p190)

そしてそれをいつやるか。

林修著『いつやるか?今でしょ!



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。



2013年11月06日(水) マーヴィン・トケイヤー『日本には教育がない』★★★☆☆

マーヴィン・トケイヤー『日本には教育がない

メモ。

上から教えられ他人と同じものを学ぶLearn、生徒自身が中心となって学ぶstudy。

「教育の目的には、社会の役に立つ、自分の生計を立てる、人間として向上する、という三つがある。」(p21)

「目的意識のない社会や、目的意識のない人間は、子どもに自信を失わせるとともに、混乱しか生み出さない。」(p27)

何をよりどころにしていいかわからない大人のもとでは、子どももよりどころがわかない。

「教育のなかで、自己教育ーセルフ・エデュケーションは大きな地位を占めている。子どもたちは習うとともに、自分から関心を持ってさまざまなことがらを学びつつ成長する。ところが、習うことばかり強調する教育は、セルフ・エデュケーションの機会を奪ってしまう。」(p34)

「私の日本人の友人によれば、日本人はきわめて事大主義であって、あらゆるものに『学』をつけてしまうという。そこで、英語であれ、経済学であれ、原子物理学であれ、つまるところはハウ・ツウであるのに、日本では『学』をつけてしまうので、もったいぶったものとなってしまう。」(p54)

しょせんハウ・ツウ。
そう思うことは、目的と手段の混同を防ぐのに役立つように思います。

子どもを自分の付属品とみなす日本、天からの贈り物と考えるユダヤ人。

「子どもは親の分身ではない。ユダヤ人にとっては、わが子であっても子どもはあくまでも独立した人間なのである。」(p84)

森の中で教われた時に、子どもを抱きしめる日本の母と、子どもの前に立ちはだかるユダヤ人の母。

「ユダヤ人の両親は、学校はあくまでも補助的なものであると考えている。教育の中心は家庭であり、この地上に家庭ほど重要な学校はないのだ。そして、子どもの教育の担い手は両親である。」(p99)

なにをやっても成功しないだろう、と成績表にかかれたアインシュタイン。

「学校の評価を基準とすることなく、自分たちの家庭における基準を用いたのであった。といって甘やかしたのではない。ただ、家庭を学校の分校とすることを拒んだのだった。自分たちのしっかりした世界を持っていたのである。」(p100)

「しかし、ユダヤ人の子どもの場合は、自分のために勉強する。物心がつくと、勉強することが自分に与えられた責任であるということを執拗に、くりかえして教え込まれるのである。」(p134)

アキバとヒレルの教訓。
エルサレムがローマ軍に包囲された時の学者たちの判断。

「ユダヤの家庭では、幼いときから、子どもはつぎのような歌を教えられる。
 私がやらなければ、いったい誰がやるのだ
 自分のためだけに物事をするとしたら、
 私はいったいどんな人間だろうか
 そしていま必要なことをしなければ、いつやれるというのだろうか」(p1036)

「ユダヤ人の家庭では、父親と子どもがいっしょに勉強する時間を幼いときから持っているので、テストをされているのではないことを知っている。」(p164)

「ユダヤ人の教育では、子どもが自分で責任を持って物事をやるようにしむけるということに力が注がれる。自主性を伸ばすといいかえておよいだろう。」(p175)

そういった教育が行われていれば、日本でもノーベル賞を受賞するような人材がもっと生まれてきていたはず。

「学問は密より甘く、水のように自由」(p180)

マーヴィン・トケイヤー『日本には教育がない



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。



2013年11月04日(月) 桑名一央『24時間の使い方』★★★☆☆

桑名一央『24時間の使い方

メモ。

「これを用いればあなたのほしいだけの時間が自由自在に手に入るような『魔法の杖』はないのである。われわれはなにをしなければならないかがすでにわかっているのだ。必要なことは、それを組織化し、毎日の生活の中で実行することだけである。」(まえがき iii)

「ここまで割り切れるかどうかは別として、自分の一時間当りの価値もわからないような人は、正しい時間の使い方には無縁な人というべきであろう。」(p17)

時間損失のチェックリスト(p29-33)

一日を有効に使う為の助言。
・早くスタートする
・それを処理する準備ができていないで、新しい活動に巻きこまれないこと
・コントロールされたペースで仕事をする
・やりかけた仕事は終えてしまう
・最後まで気を抜かない
・次の日のことを計画する

「一日の仕事をどれだけ効果的にやれるかは、あなたの努力を支える仕組みと、あなた自身の自己管理と、あなた自身の仕事の習慣に依存している。」(p56)

行動する習慣をつけること。

とにかくやりだすこと。

第一順位判断力。
選別、順位決定をした上で、「まず第一に、一番大切なことかを真っ先にやる習慣をつけるようにし人生をつまらぬことによって妨げられないようにすべきである。真実の成果を得られないようなくだらない些事と苦闘して、貴重な時間と労力を無駄に費やしてはならない」(p77)

ベツレヘム・スチールのチャールズ・シュワップへのアドバイス。アイビー・リーへの報酬は25,000ドル。優先順位をつけ、その順に取り組むこと。

仕事を組織化する手順(p98-100)
選別し、改善し、単純化する。
削除、結合、配列し直す、変更、代用、標準化。

書類の整理
・すぐ処理
・優先順位の低いもの
・ファイルか読んで処理
・未決定
・あとで処理するもの

「心がまえの相違をもたらすのはわれわれの動機である。」(p180)
それが、やることを楽しむ遊びになるか、しなければならない労働になるかは自分次第。

「人生を豊かにし、『ゆとり』をもつためにあなたがしなければならないことは、あなたの仕事を遊びに変えることである。」(p181)

リラックスも大事。
「肉体が緊張しているときはエネルギーを消費するが、くつろいでいるときはエネルギーを回復する。」(p200)
自分なりのくつろぎの作法を知っておくこと。

桑名一央『24時間の使い方



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。


 前回読んだもの  これまで読んだもの  この後読んだもの



あなたは 人めの活字中毒さんです
まき [MAIL] [捨ててスッキリ。キレイに暮らす。]
[本を読んで町へ出よう。]

Google