2013年06月09日(日) |
佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』★★★★☆ |
佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』
メモ。
奇抜に見える発想も、勝手に創りあげたのではない。 「クライアントから問診のごとくヒアリングを重ね、相手の抱える課題や伝えたいことをきちんと整理することで、表現すべきかたちが必然的に見えてきたのです。」(p26) まるでドクターのように。
「表面的な対処が真の問題解決にならないのは、対症療法が病気の原因そのものを取り除くわけではないのと同じです。」(p46)
「問題の本質が表面化してくると、自ずとクリアすべき課題が見えてくるものです。」(p55)
「問題の本質を突き止めることとは、”何がいちばん大切なのか”を見つける、つまりプライオリティをつけることなのです。」(p55)
問題の本質がわからないことと同様に、プライオリティをつけられないで進まないプロジェクトも世の中には多いのだろうな。家事しかり。
「課題が見つかれば、しめたものです。進むべき方向が見えたのですから、この時点でプロジェクトの半分は完成しているといってもいい。」(p56)
現状把握、視点導入、課題設定というプロセス。 山登りと同じ。
空間の整理術の章より。
「”空間の整理”は、最初に取り組むべき整理術としては打ってつけです。なぜなら、物事を頭のなかだけで心底理解するというのは、実に難しいものだからです。身体でもって状況がクリアになっていく様を体験するのが、いちばん実感しやすいのです。」(p72)
プライオリティをつけること!
「本当に必要なものを自問自答するということは、結果的には、いらないモノを捨てることでもあります。この”捨てる”という行為が難しい。なぜなら、それは自分のなかの”不安との闘い”だからです。」(p81)
プライオリティの設定方法。 「1.アイテムを並べてみる 2.プライオリティをつける 3.いらないものを捨てる」(p83-84)
まとめのまとめ(p112) ・整理は仕事の効率を高め、リスク回避にもつながる。 ・プライオリティをつける ・定期的に見直す ・定位置と必ず戻すこと ・フレームを決め、フォーマットを統一
思考の整理の章より。
「思考の整理のポイントは、思考を情報化していくことなのです。」(p156)
見えないものを見える化していく。
「まずは正しく言葉に置き換えて、情報にすることが大切なのです。」(p158)
オーガナイズの概念はまさにコレだな、と思えました。 あとは実践!
佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』
|