2011年06月23日(木) |
池上 彰 『わかりやすく〈伝える〉技術 』★★★☆☆ |
池上 彰 『わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)』
心に残ったところ。
「パワーポイントに文章をたくさん書き込むことはやめ、大事な要素、まさに文字通りのポイントだけを記し、後は、あなたの声で、そのポイントを補足するコメントを述べていけばいいのです。」(p52)
「わかりやすい図解をするうえでも、『ノイズ』をカットすることは大事です。」(p87)
「まず、ざっと話したい要素を書き出す。 リードを作る。 目次を作る。 一回書いてみる。 どこを図解にすればいいか考える。 パワーポイントを作る。 パワーポイントにそった原稿に書き直す。 その原稿を箇条書きのメモにする。」(p93-94)
「『抽象化』という言葉は『一般化』と言い換えてもいいでしょう。聞いている人は、単に具体的なエピソードだけではなく、それを抽象化・一般化してまとめた内容も聞くことによって、『大事なことを聞いた』とか『新しいヒントを得た』とかいう気持ちになれるからです。内容のあるちょっと知的な話を聞いたという『お得感』が得られるのです。また、頭の中で情報を整理しやすくなります。」(p162)
「まずは一瞬ずつでも、一人ひとりに視線を合わせましょう。『あなたにも、あなたにも、あなたにも、お話をしますよ』と心の中でつぶやきながら、話を始めます。」(p166)
「『言い換えれば』は複眼の思考」(p184)
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