活字中毒のワタシの日記

2011年01月07日(金) 中谷彰宏『なぜあの人は整理がうまいのか』★★★★☆


なぜあの人は整理がうまいのか

メモ。

「整理の基準は価格より価値を大切にすることです。」(p51)

所有よりも使用。

「そのうち、いつか、または、誰か・・・と考えると、無限にモノを捨てられなくなります。」(p52)

いつかいつかのモノを取っておき続けると、
「だんだん自分の家ではなくなります。
家主だった自分がいつの間にか店子になるのです。」(p53)

「捨てるかどうかの判断は、『今自分がいるかどうか』です。」(p53)

「写真は、第三者の目で見ています。」(p79)

「読みかけでとまった時点で、その本は天寿を全うしています。」(P85)

「読みかけの本は、『役目を果たした。ありがとう』と言って捨てればいいのです。
本は出会いです。
腐れ縁を続けることで、新しい出会いをなくしているのです。」(p88)

「ゴミ箱をカラにするのが、本当の意味での捨てるということです。」(p97)

捨てなくてもいい、といってよけておくのは、本当の意味での捨てる、ではない。

「写真の例で言うと、まずフォルダにボンボン突っ込みます。
2番目にコラージュします。
切ってしまうと写真は少なくなるのです。」(p107)

「心地よくリラクゼーションをしたいのにモノがあると、気持ちがワサワサして落ち着かなくなります。
だから、茶室にはモノがないし、花は一輪挿しだけなのです。」(p115)

「モノが腐るのは、神様が与えてくださった『捨てていい』というサインです。」(p137)

お守りの類いは。
「捨てるのではなく、『ありがとうございました』と感謝と一緒にお返しするのです。」(p160)

「捨てる基準は、あげない基準でもあるのです。」(p161)

名刺は全部捨てていい、と。
「『ありがとうございます』というサンクスメールをしたら、名刺は捨てます。(略)
とってある名刺には連絡は来ません。
名刺を捨てると必ず連絡が来ます。」(p182-183)
サンクスメールは当日。

「年賀状をやりとりしているうちは連絡は絶対来ません。」(p183)は疑問ですが、メールアドレスが載ってない場合ははがきを書く、というのは共感。

「名刺はお守りではなく、使うものです。」(p184)

「本は買ったのではなく、借りたと考えることです。」(p186)

「たくさんの本を読む人ほど本棚は小さいです。
本を読まない人ほど本棚は大きいのです。」(p187)

本を読むのが好きな人と、本を持っていたい人の違い。

「収納や整理が面倒くさくなったら、そのモノには飽きてきたということです。」(p192)

「結局は、その人が根っこで何をやりたいかという軸が決まっているとボンボン捨てられます。」(p194)

「大人になると、『好きなモノ』より『しなければならないこと』がたくさん生まれて捨てられなくなります。
テーマは、『自分は何が好きか』ということです。」(p195)

捨てることで、得られる。見つかる。出会える。

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2011年01月06日(木) 黒川 康正 『整理力をつける』★★★★★


整理力をつける

心に残ったところ。

整理の対象は、情報、仕事やスケジュール(段取り)、心。

「情報収集で心がけなければならないのは、その場で即断即決することである。」(p21)

情報は定型を嫌う、またこえてしまう生き物なので、整理は大分類から必要に応じて中小分類を作っていく。

本の背を下にいれて収納する例。

「整理は情報の活用と刷新を前提としている。あくまで使いやすく検索しやすい『動的』な分類法、保存法のこおだ。」(p33)

「情報価値は、内容の重要度(=有効度)と検索時間の短さの二つの関数で求めるべきものである。」(p33)

「整理術の基本原則は、『必要なものをとっておく』こともさることながら、『いらないものを捨てる』ことにある。」(p66)

「道具は、使いこなせなければ、無価値である。どんなにすぐれた機能をたくさん搭載していようが、それを使う側の人間が仕事や生活のなかで実際にその機能を役立てられなければ、それは『ない』のと同じである。」(p68)

「道具は物事を効率よく進めるための手段であって、使うこと自体が目的化したのでは主客転倒というものである。」(p84)

「問題はパソコンに何ができるかでなく、それを使って自分が何をできるかなのである。」(p84)

目的達成のための手段。
手段に必要な、手段としての道具。
その道具がいつのまにか目的になってないか。

「まず道具ありき」ではいつまでたっても、道具に振り回され、道具に使われなくてはならないだろう。」(p85)

「私は『使いこなせない』ものは『ない』のと同じだと思っている。」(p95)

タイムイズマネーというか、お金と時間の決定的な違いは、時間は使わないとたまらない(ふえない)。

「『将来やるべきこと、やりたいことを、いま先取りしてやっておく』ことで、その将来に空き時間をつくることは可能だ。つまり、いま時間を使うことで、将来に自由に使える時間をつくるのである。これが、時間の貯蓄であり、この時間の貯蓄を可能にするものが、段取りである。」(p152)

優先順位を決める具体的な手順。
「まず、その日のすべき仕事を箇条書きにリストにする。前日にやり残した作業があればそれもつけ加える。すべて書き出したら全体を見て、どれから手をつけるべきか、どういう順序でこなしていけばもっとも効率がよいかを考える、という具合になる。」(p170)

優先順位は、重要度の高いものから決定していく。
重要性と緊急性を取り違えないことが大事。そのためには仕事の質を見極める。
目的の明確化。

クリティカル・パスをいち早く見分けて、危機を回避するのが段取り。

全体観、大局観が持てることが鍵。

リストができたら、因数分解していく。

心の整理について。

「自分でコントロールできないような出来事が起きたような場合、この機会をどう生かそうかというように考えることができれば、なんとか物事はうまく進められる。」(p200)

悩みを解決するための五段階整理法。

「第一段階…自分の悩みが何かを明確にする。
第二段階…悩みの原因が何かを探る。
第三段階…最悪の事態を想定して覚悟する。
第四段階…よりよい解決策を模索する。
第五段階…最良の案を選択し、実行する。」(p207)

「今あるものがなくなると思うから、なかなか最悪の状態を覚悟できないが、過去に戻って、現在を見るという視点を持てば、最悪の状態を受け入れやすい。」(p215)

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