活字中毒のワタシの日記

2010年07月31日(土) 渡邉美樹『きみはなぜ働くか。』★★★☆☆


きみはなぜ働くか。

心に残ったところ。

「夢とは、見続けるものではなく、実現させるべきものだ。夢に日付を入れて、今日の行動を変えていくのである。当然、そのプロセスにおいて、どうしても計画に狂いが生じてくる。予測不可能な明日なんていくらでもある。それは、そのつど、計画を書き直しながら進むのだ。ただし、”夢の実現”と決めた日付だけは変更してはならない。」(p27)

「もしも明日に今日と同じ日が用意されているとしたら、私は今日と同じ過ごし方をする。そういう時間とのつき合い方を、私はしている。」(p45)

「行動を起こすとき、それが後ろめたくないかどうか、しっかりと自分自身の中にその答えを出さなければならない。そして、後ろめたいと感じたときは、してはならない。」(p48)

「小さなことで逃げ出してしまう人は、大事のときも必ず逃げ出してしまう。小さなことすべてが人生なのだ。」(p91)

「仕事と思うな、人生と思え」(p9)

とどめをさす、ということ。

「その物事に対する思いは最初から最後まで大事だけれども、いちばん大事なのは、最後の一つの行動にこだわりをもって、とどめを刺すことである。
こだわりをもって、しっかりととどめを刺す。そうすれば、必ずいい物ができるし、いいシゴトになる。」(p97)

「当たり前のことを当たり前に徹底してやりぬくと、そこには当たり前じゃない結果が生まれる。これが、『凡亊徹底』である。」(p111)

「シゴトをするうえで心得ておくべきことは、一にも準備、二にも準備、三にも準備。
徹底した準備がシゴトを成功させる。」(p131)

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きみはなぜ働くか。



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2010年07月30日(金) 堀之内 九一郎『お金持ちほど「捨て方」がうまい!』★★★☆☆


お金持ちほど「捨て方」がうまい!
堀之内 九一郎
青春出版社

心に残ったところ。

「私は、中古品をとおして、もっと物を大切にしようと訴えていきたい。豊かな自然を守るためには、物作りにホンモノを求めなくてはいけない。ごみを出さない、物心豊かな暮しは、中古をよく理解し、上手に活用することによって実現できるんです。」(p53)

創業前に一年間、ごみ拾いをしたことが商品知識を深める勉強になったと著者。
多種多様な物がごみとして出され、その中には思いがけず高価だったり貴重だったりする物もあったそうです。

「元々の所有者は、いい物と思い、価値も分かっていたんでしょうが、家族もそう思っているとは限りません。」(p59)

持ち主の死後、古くて汚くて、と価値がわからないまま処分されてしまうこともあると。

ごみとは何か。

使えるものでもごみとして出したら、それはごみ。
使えなくてもあげる、という場合は、ごみじゃない。
出す場所、置く場所によってごみになったりならなかったりする。

「物の価値観を見出すことができなければ、どんな物も『ごみ』になる。物の価値観を見出せれば、それは『ごみ』ではない。」(p77)

大切なのは、価値があるかどうか。
価値を見出せるかどうか。

これだけごみ問題が課題となっている原因は、物の価値を見出せない人が多くなっている、見出せないモノを気軽に手に入れ手放す人が多くなっている(メーカーや売り手の責任も大きい)ということ。
これを少しずつでも変えていくことが必要なんじゃないかと思います。

仕事の話。

「真の欲求をもてるか、否かーーこれだけ。人間の能力は大した差はない。本当の欲求をもつと、ものすごい能力が出る。よく『成功とは、成功すると自分で決めた時に成功する』とか『成功するまでやり続ければ成功する』というが、本当にそうだな、と私は思う。」(p140)

「人間は、『勝者のリズム』と『敗者のリズム』がある。」(p148)

「この商売やってると、皆さん何を基準にして価値観を決めているのかな、と思うことが毎日です。」(p163)

ぶれない価値観。自分なりの価値観を持つことが大事。

がつんときたのは、この言葉。

「現在の日本人は、人生を定住してない。一生涯、仮住まいをしているような生活をしています。」(p166)

借り住まいのまま、一生を終えたいか否か。

親として。

「人間、楽しむために生きている。子どもに、人生は楽しいな、遊びって楽しいな、そう思って生きていかれる基本プログラムを植えつけることが、俺はしてやれたかなと思っています。」(p184)

堀之内 九一郎
青春出版社 『お金持ちほど「捨て方」がうまい! (青春新書インテリジェンス208)』(Amazon)
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2010年07月28日(水) 菅野 結希『なんで片付けられないんだ?』★★★☆☆

なんで片付けられないんだ?
なんで片付けられないんだ?
菅野 結希
インデックス・コミュニケーションズ

心に残ったところ。

「ひとつの仕事は『準備+実行+後片付け』の3つの要素でなりたっています。最後まで終わらせることで、何もない状態にして、新たに始まりを迎えます。『片づけ』とは0(ゼロ)を迎えるための『準備』である、と言うことができるでしょう。」(p37)

「必要なのは、『あ、これいいな』と思える感性。いいものをたくさん見ていると、そのうち目も肥えてきます。『おっ』と思えるアンテナを、伸ばせるようにしましょう。」(p49)

「後片付けをサボって次の日を迎えると、前日の遅れを取り戻すところから始めることになります。スタートラインは過去へさかのぼり、マイナスの位置にあります。」(p101)

「『今、やりたいこと』を始めるために、『昨日のこと』から始めなくてはならない。これではいつまでたっても『今』に集中することができません。」(p101)

「最後まで終らせなくてはならないのは、目に見えるものだけではないのです。」(p101)

気持ちの整理も、都度。
残らぬように、残さぬように。

いただきものについて。
「ものでいただいたら、その『気持ち』を感謝していただく。冷たく聞こえるかもしれませんが、どこかで割り切らないとものはふえ続けます。」(p102)

ストックについて。
「最初から必要な分しかなければ勘違いも起きません。」(p103)

片づけのお手本をイメージして、その人だったらどうするか、考えてみるのも一つの方法。視点を変えてみることで、気付くことがあるはず。

難しいと感じてしまった時は、楽しいと思ってみたり、ゲームと思い込むもよし。
すべては自分次第。

ゴールを描くと同時にプロセスも書き出してみる。

「やり始めたら最後まで終らせる」(p130)

「自分が一度にできる量を把握する」(p134)

「『あとで』と先送りして、たまったものが、『やることリスト』の中身です。
『今』できないことは、全部が『あと』でやること。やることリストの中身とは、未来のことのように見えて、すべてが先送りの結果でもあります。」(p142)

!!!

「『あとで』を繰り返し続けると、やりたいことすら『後回し』になって、『やらねば』に変化していきます。」(p142)

あとがきにもはっとさせられました。
片づかないように片づけていた著者。
片づけた先の「何もない状態」が怖かったから。

自分にとってのゴールを見つけることが大事。

自分はどう生きたいのか?

そこから。

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2010年07月12日(月) 和田 秀樹『玄関・入り口をきれいにすれば運が入り込む』★★★☆☆

玄関・入り口をきれいにすれば運が入り込む
和田 秀樹 『玄関・入り口をきれいにすれば運が入り込む

「そういう人に、きっと幸運が訪れるのです。
玄関・入り口をきれいにするというのは、そのための大切な日常習慣だと考えて下さい。あれこれ思い悩むより、一つの行動が自分をどんどん変えていくというのは、ほんとうのことです。」(p35)

「人間の欲求の一つに、『安心や安定を望む気持ち』があります。」(p54)

だからいいことでも、変えることに不安や抵抗を感じるのは自然なこと。

「片づけの目的はものを置かないスペースをつくることです。そのスペースを活用することではなく、何もない空間をつくることだと考えて下さい。」(p89)

家相について。

「間取りは土地に合わせて決まってくるし、暮らしやすさを考えて決まります。
その結果、少しぐらい家相が悪くなっても気にすることはありません。自分たちが暮らしやすいというのは大切な条件です。家の主役は住む人です。このことだけは忘れないようにしましょう。」(100)

「家の中が雑然としている人は、『捨てる』ことの下手な人です。
そして『捨てる』ことの下手な人に共通する真理は、自己肯定がなかなかできないということです。」(p112)

整理整頓をする理由。

「こころは明快な世界が好きだし、安心するということです。」(p114)

大切なのは、肯定感。

玄関や入り口をきれいにすることで得られる効果の一つ、晴れがましさ。

後ろめたさがない、と言い換えてもいいかもしれません。

「人間はほんの少しのきっかけで変わることができます。
でもそのきっかけは、やはり行動です。動いてみる、試してみる、そういった行動がなければ、現実は何も変わらないからです。」(p170)

整理整頓は、やっぱり、頭と心とモノの整理であり、一つとりかかれば他のこともスッキリしていき、日々の暮しがよくなっていくのだな、と実感できた一冊でした。

「いちばん大切なことは、玄関・入り口がきれいになっただけで、対人関係や社会との関わり方に自信が生まれることです。
このことはほんとうに『いいこと』で、わたしたちは自分を取り巻く世界に対して胸を張れるときには、もうそれだけで十分に幸せなのです。」(p177)

玄関・入り口をきれいにすれば運が入り込む



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2010年07月11日(日) 佐藤富雄『ちょっとした習慣であなたの人生は変わる』★★☆☆☆


佐藤富雄
ちょっとした習慣であなたの人生は変わる
習慣が人生をよくするコツ。
そしてその習慣を身につけるためのコツの伝授。

「習慣を変えるファーストステップにおいて重要なのは、決して『新しい習慣を身につける』ことではない。
まず最初に必要なのは『これまでの習慣を捨てる』ことである。
新しい習慣を身につけようと思うなら、まずは古い習慣を捨てなければならない。
わたしたちは、一度にふたつの荷物をもつことはできないのである。」(p59)

その具体例。

「不良在庫を処分しないまま新しい商品を仕入れても、まったく意味をなさない。むしろ、現場は混乱するだけである。」(p61)

まず棚卸しをすること。
そして不要なモノを処分すること。
そして空いたスペースに必要なモノを入れる。

この順序が重要。

いつかはこない、という話。

「今何もしないのに、将来に変化が起きていくだろうか?
将来を変えたいなら『いま』を変える。あるいは『今日』を変える。」(p97)

体のサビを落とそう、という章より。

病気ではない状態を「健康」としていたかつてのアメリカ。
現在では「ウェルネス」という概念で病気から健康な状態をレベルで表すようになっている。
病気でなければいい、のではなくウェルネスを高めていくことがより幸せになるために必要なこと。

さらに現在では「オプティマル・ヘルス」という健康観が誕生し普及していると。

「心身ともに最上・最適の状態を実現し、それを維持しつづける」(p166)

部屋もそれが理想。

ちょっとした習慣であなたの人生は変わる



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2010年07月08日(木) 酒井 雄哉 茂木 健一郎『幸せはすべて脳の中にある』


酒井 雄哉 茂木 健一郎『幸せはすべて脳の中にある

心に残ったところ。

「物事というのは全部、つながってる。バラバラということはないよ。だから、なんかやりながら、『こんなことしててもしょうがない』と思うことがあるかもしれない。でも、しょうがないなんてことは決してない。いつか必ずやったことが役に立つものなんですよ。」(p41)

「縁を生かすということは、実行することですよね。そのままにしていたら、すべては通り過ぎていってしまうんですよ。(略)あのときがあったから今があるんだな、ということが後になって分かるんじゃないかと思うな。」(p56)

教行一致。

「大きなセレンディピティに出会うためには、『行動』『気付き』『受容』というサイクルを辛抱強く繰り返すしかない。セレンディピティを育むのは、毎日の習慣である。習慣を自分のものにすることで、『縁』を引き寄せることができるだろう。」(p86)

「大成するとか成功するなんて、人間の価値観だから。仏さんから見ればたいしたちがいはないの。大事なのはね、その人が自分の道を見つけることなんだよ。」(p94)

「『後がない』という感覚でもって、すべて物事をやっていかなきゃだめだってね。」(p101)

「どんどん便利になる世の中だけど、ものはもの、道具は道具、ではなくて、それを愛して大切にする。感謝して使う。仏様に見えるような教育をしないといけないんだと思うよ。」(p175)

人間が幸せになれる方法。

「簡単ですよ。今いるところが一番の幸せだなと思っていればいいんだと思います。」(p184)

「やってみると分かることがある。だから、何にしても『やる』」っていうことはいいこと。知っていても、実行しないと意味がない。」(p197)

「一日終っても次、続きがある方が、紙芝居みたいなもので話題性があるんだろうけどもな。でも、基本的には人間生まれたら死ぬんだから、どう生きて、どう死ぬかなんだよ。」(p198)

やるのかやらないのか。
その覚悟を決めることが、よりよく生きること。

幸せはすべて脳の中にある



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