活字中毒のワタシの日記

2010年05月24日(月) ハイラム・W. スミス『人生を築く時間の刻み方』★★★★☆

人生を築く時間の刻み方
ハイラム・W. スミス
産能大学出版部

心に残ったところ。

後回しを克服する方法。
・期限を決める。
・いやな仕事を最初にする。
・ゲームとして考える。
・自分自身に報酬を与える。(p51)

「もともと緊急度の低いものにどのように緊急性を持たせたらよいのでしょうか。(略)唯一の方法は、あなたが最も価値があると思う事柄を日々の行動に落とし込むシステムを作ることです。」(p72)

「目標はすべて価値観に結びついていて、価値観は私にとってきわめて大切なものだからです。そして、毎日この『完成したハイラム』の姿をビジョンとして生活すれば、自分が目指す人間になるために具体的な行動をとることが簡単になってくるからです。」(p94)

生産性のピラミッド。
基本的価値観→長期目標→中期目標→日課のリスト

「ここで覚えておかなければならない大切なことは、一般的に言って、私たちの行動は私たちが実際に信じていることの表れであるということです。」(p231)

「私たちはセミナーで、心の安らぎを得るにはふたつの要素を満足させなければならないと教えています。ひとつは私たちにとって最も大切な、基本的な価値観を特定することです。もうひとつは、その基本的価値観に基づいて私たちの生活の中の出来事をコントロールすることです。このふたつがそろうと、心の安らぎを体験できるようになるのです。」(p340)

そして究極の心の安らぎに到達するためのもうひとつの要素。

「完全な道義的心理」(p340)
人生を築く時間の刻み方



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2010年05月23日(日) ブライアン トレーシー『フォーカル・ポイント』★★★★☆


フォーカル・ポイント
ブライアン トレーシー
主婦の友社

心に響いたところ。

「到達したい目標からあなたを遠ざけているすべての制約のうちの八十パーセントは、あなた自身の中にある。(略)現状以上に収入を多くすることができなかったり、自由な時間を増やすことができない理由の八十パーセントは、あなた自身の習慣や信念、姿勢、意見、技術、能力に潜んでいるのであっる。」(p130)

「魔法の杖をひとふりすれば、どんな人生も、どんなものでも手に入るとしよう。さあ、あなたは何を手に入れたいか?」(p131)

「きょう、あと六ヶ月しか生きられないと知らされたとする。あなたは何をするだろう?どんなふうに時間を過ごすだろう?」(p132)

「何をやっても絶対に失敗しないとしたら、あなたはどんな夢を持つだろうか?小さい目標も大きい目標も、短期の目標も長期の目標も、必ず一つ達成すると保証されているとしよう。それはどんな目標だろうか?」(p132)

「有能な人びとは、『時間厳守』『タイム・マネジメント』『自己鍛錬』『一点に集中する』『仕事をやり遂げる』『思慮深さ』がくせになっている。」(p152)

可逆性の法則。
「あなたが望む習慣を身につけるには、どんな時も、まるで、すでにその習慣が身についているかのように振る舞いさえすれば十分だ。そうすることで、行動を起こすたびに少しずつその行動が習慣として身についていく。」(p152)

「人間関係のように、目に見えない目標が、目に見える目標よりも重要であることを覚えておこう。」(p165)

「毎日、自分の子どもとどのくらいの時間を一緒に過ごしているか?どのくらい過ごしたいか?」

四つの大切な質問。
・もっとやってほしいこと
・あまりやらないでほしいこと
・すぐにでも初めてほしいこと
・もうやめてほしいこと

「一つのことにもっと時間を使うためには、ほかのことに費やす時間を減らさなくてはならない。愛する人と過ごす時間を増やすために、ほかのことに使う時間を減らさなくてはならない。」(p173)

「どんなことでも、実際に取り組む前に、『これをやり遂げるために、わたしは何を諦めなくてはならないだろう?』と自分に尋ねよう。(略)こうしていい時間の過ごし方を選ぶ力が、あなたの人生を素晴らしいものにする。」(p173-174)

「おそらく、成功するために一番重要な資質は、自制心ではないだろうか。」(p219)

七つの規律
・毎日の目標を設定する
・毎日の計画と組み立て
・毎日の優先事項を決める
・毎日、一番価値がある活動に集中する
・毎日の運動と適切な栄養
・毎日学習し、成長する
・毎日、自分の人生で大切な人たちのために時間を割く(p220-221)

「あなたが望む変化を起こす方法は四つしかないことを忘れてはいけない。何かをもっとやる。何かをやらない。何かを新たに始める。何かをまったくやめてしまう。この四つの方法のどれかを使うしかないのだ。」(p252)

「どんな状況でも、わたしたちの役に立つものはある。失敗や困難なことから得られる利益になるものを探そう。自分の身に起こることはすべて、ちゃんとした理由があるからだと心から信じよう。」(p254)

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2010年05月08日(土) 『捨てれば入る福ふくそうじ』★★★★☆


捨てれば入る福ふくそうじ
千代里
SDP

心に残ったところ。

「捨てきれずに溜めていた物をはき出した時、部屋からは何とごみ袋十七杯分の洋服が出ました。自分というものが定まっていなかったから、(略)
そんないくつもの”いつか○○””もしかしたら○○”でいっぱいになった、私の心の暮しの贅肉が我が目にさらされた瞬間でした。」(p24-25)

「あれも足りない、これも足りない、と不足に思う心を捨てて、今、身の回りで私の暮しを支えてくれている物を、心を込めて使おう。今、していることに全力を注ごう。」(p25)

「自分を支える心地よい住み家があってこそ、また、そんな家を作るため身体を使ってこそ人は自分にOKを出し、大きな仕事にも全力で取り組めるのかもしれません。」(p29)

芸者になるべく住み込みでお世話になった置屋の暮しから著者が学んだことの一つが、丁寧に生きるということ。

「どうでもいい物が、どうでもいい扱いを受けているのではなく、選び抜かれた大切な物が、心を込めて使われている。その物の数は多いけれど、どれにも”気”が入っているので、迷子にならずに与えられた”家”へきちんと帰っていけるのでしょう。」(p31)

「そんなふうに、身の回りのものに『ありがとう』の気持ちを持って接し、それらに支えられていることに気付いた生活には、そこにもここにも、いたるところに輝きがあります。そして、その輝きに包まれている人は、その存在そのものも輝き、周りを照らしていくと思うのです。」(p36)

「小さなことを
『いつでも』
『きちんと』
『こつこつ』」(p41)
しかもそれを人知れずするとなおいい、と。

成績が悪くても、飲み込みが遅くても必ず伸びてくる子どものポイント。

「●元気にあいさつができる
●下駄箱に靴を入れる時、かかとを揃えて入れられる
●イスから立ち上がった時、そのイスを必ず元に戻してから次の行動に移れる」(p46)

「どうでもいいようなことの中に、大切なことがある。
どうでもいようだけど、なかなかできないことがたくさんある。
どうでもいいように見えることを人は見ている。」(p46-47)

「そうじができていない時、というのは、自分のことしか考えられていない時。」(p66)

芸者をやめた人生の転機に。

「あそこで手放せずにしがみついていたら、新しいことは何もやってこなかっただろう、今はそう思っています。」(p77)

頑張ってもまた汚れるそうじも、頑張っても失敗する人生も同じ。

「一見成果を生まなかったように見える努力は、必ず自分の力になっています。
別のところでその努力が役に立つことがきっとあります。」(p83)

「人にとってもモノにとっても、放っておかれることが一番つらい。」(p86)

「丁寧にモノとつき合う、その命を活かす、天寿を全うさせる。
そういう暮しを続ける中で、自らもその能力を生かせるようになったり、自分を大切にしたり、周りから大切にされるようになるのだと思います。」(p87)

思い出ものについて。

「しかし、そこには”手入れ”や”適切な管理”がおのずと必要になってきます。(略)そこでおすすめしたいのが、それらを一度見直し、気を入れ直す作業です。」(p96-97)

「自分の作業の終わりを終わりととらえるのではなく、次に使う人が使いやすい状態に整えておくことまでを作業の終わりとすると、皆が気持ちよく過ごせるのでは」(p105)

「一見マイナスに見えること、トラブルに思えることを避けて、見て見ないふりをしてしまうのと、正面から向き合い、対策を講じるのとでは、先々、天と地ほどの差が出ます。」(p114)

トラブルは、立ち止まって見渡してみたら、というメッセージなのかも。

恩は順送り。

「そうじに限らず、本来の目的を忘れ、その手段のほうに熱中してしまい、望む結果から離れてしまうのはよくあることです。」(p124)

何のためにするそうじなのか。
誰のためにするのか。手段じゃなくて、目的を忘れないこと。

「雑巾を当て字で書けば、蔵と金
あちら福福(拭く拭く)こちら福々」(p142)

「身の回りのそうじ、心のそうじ、身体のそうじ、この三つは切っても切り話せないもので、心が曇っている時は、自然と身の回りも雑然としてきますし、体調がすぐれない時は、気分も落ち込みがちになります。」(p166)

「これはつまり、心、体、環境の中でどれかが不調になった時、他の二つからのアプローチによってその不調をよい状態へ変えることができるということです。」(p167)

もったいない、をなくすためにできること。

「大切に使える物の質と量を知ったうえで、身の回りにあるもの全てを活かすことができれば、もったいない、と言わずに済みます。」(p196)

明確な価値観のもと、整理をする、というのが必須なのだと思います。

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2010年05月07日(金) ドン・アスレット『そうじの達人』★★★☆☆


そうじの達人
ドン・アスレット
トランスワールドジャパン

こころに残ったところ。

「誰もあなたの手を取ってガラクタ屋に連れて行ったりしていない。ガラクタを取っておいたり、捨てたりするのはあなたなのだ。現在のガラクタ問題は、あなた自身が招いたものであり、あなたが黙認してしまったものだ。」(p31)

「ゴミの山があなた自身を物語る」(p40)

アメリカ先住民と白人の堤防決壊事故からの教訓。

「『でもどれもこれも価値があるんだよ』だって?蓄えたり、きれいにしたり、保険をかけたり、運んだり、守ったりするのに費やす時間や、人生の価値はどうなるのか?どれくらいの価値があるのか?」(p43)

「暮らすということは、あなたが最大の楽しみであり、最も刺激を与えてくれるものだと考えると、間違いなくガラクタは暮らしを邪魔しているのだ。」(p57)

「『もったいなくて使えない』モノは、一番バカバカしいガラクタである。」(p57)

もったいなくて使えないモノリストを作ってみよう,と言う提案は面白い!
使わないのももったいないけれど、
「どこにあるかも覚えていないガラクタがあるなんて、恥ずかしすぎる!」(p59)

「モノは、使う場所の近くに置くようにするとよい。(略)
自分の暮らし方や、一番よく使うものを考えてみよう。それはたんすの手前や手が届きやすい棚に置くべきだ」(p59)

「本当に必要で使うものの置き場所を正確に決める
使い終わったらすぐに、必ずその場所へ戻す」(p60-61)

「見たり、触ったりするたびに、心が和み、わくわくするというのなら捨てる必要はない。」(p66-67)

「食器セットなんかより、旅行や教育にお金をかけた方がよっぽど自分の成長のためになるだろうに。」(p76)

「一番道具をそろえて、準備している人に限って、一番何もやらない。」(p80)

「贈り物の意味と贈り物自体とを混同しないよう気をつけなければならない。」(p83)

「必要のないモノや使わないモノに手を出せば、以前は価値のあるモノだったとしても、新しい時間や達成感を求める能力を台無しにしてしまう。」(p92)

「形見の場合は、1つ質問するだけでいい。誰のために取ってあるのか?」(p93)

思い出は、最小にするというアイデア。
ミニチュアにする、厳選する、スクラップブックにする。

「人は誰しもこの世を去るが、魂は永遠だ。精神や遺産、伝説、影響は生き続ける!だから、家族にガラクタを残すことは不必要なだけではなく、不親切なのだ。」(p96)

不親切どころか、「愛情というより復讐行為だ。」(p97)とまで言う。
実際にガラクタのために家族がバラバラになったり訴訟を起こしたりといったトラブルを見ているから。

「写真の持つ価値は、見られることにある。それが不可能なら、なんのためにあるのだろうか?」(p123)

クローゼットの服整理の判別法法。
・自分が素敵に見えない
・身体に合わない、快適ではない
・複雑すぎる
・汚しやすい
・痛んでいる
・修繕が必要
・全く、めったに着ない

「モノが永遠であることはめったにないし、使わなければ価値はない。健康や才能や友情や経験や興奮は、私たちの中に蓄積し、いつもくっついていて、私たちをまた元気にしてくれ、新鮮にしてくれるのだ。」(p151)

「捨てるべきか、取っておくべきか?判断するときに考えや手が止まってしまったら、もしくは理論や感情でも決心がつかなければ、自分に問いかけてみよう。
『これがなかったら私の人生はどうなるだろう?』と。モノについて考えてはいけない。自分自身や人生、自由について考えることだ。」(p164)

ガラクタを処分するごとに、光がさしこんでくる。
力がわいてくる。
新しい自分になっていく。

そのために、ガラクタを手放すのは、今。

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