2007年03月29日(木) |
舛田 光洋『3日で運がよくなる「そうじ力」』★★★☆☆ |
『3日で運がよくなる「そうじ力」』 舛田 光洋 三笠書房 (2006/09)
ベストセラーの掃除で開運系の本。
何回も読んだけれど、おっしゃる通りだと思うけれど、なんだかひっかかるところがあちこちにありました。
期待しすぎちゃっていたからかもしれません。 あと、主張したいところが太字になっていたからもあるかも。(読者にとってその時重要なポイントは違うから、太字の部分(=心に響く箇所)は自分で選びたいので、私は太字多用の本はあまり好きではないのです。なんだか「ここで目からウロコを落とせ!」とか「ここテストに出る、重要」とか言われてるみたいで興ざめ)
ひっかかったところはどういうところかというと。
「部屋が片づいていないから仕事がうまくいかない、部屋が汚いからイライラするのです。」(p19)
そうかもしれないけど、そういう人もいるかもしれないけど、そうじゃない人もいると思うのだけど、そこまで言い切っちゃう? 売れる本は基本的には断定しないと、というのがあるかもしれないけど部屋さえ片づけば万事うまく行く、という強い思いにはちょっとついていけないな、と思いました。
「必要なものは、買わなくても与えられる!?」(p53) 「家庭不和はリビングから始まります。」(p88) 「娘が要らないものを捨てたら、必ず新しい絵本やおもちゃをひとつ買ってあげることにしています。」(p116)
このあたりはちょっと共感できませんでした。
が、掃除が苦手でズボラで怠け者でめんどくさがりでそうじ力がなくって運をいっぱい逃してるであろう私には目から鱗なこと、背中を押してくれること、やる気をくれるメッセージがあちこちにありました。
心に残ったところ。
「ゴミや汚れ、不用品などは、すべてマイナスのエネルギーを発する要因」(p21)
「たまりやすいものは、なくてもいいもの」(p41)
「『捨てる』を究めると、買うものの質が変わってきます。」(p52)
「本は保存しておくものでなく、そこに書かれている情報や世界を消化して、自分の中に取り入れるべきものです。」(p107)
「物理的に汚れを取ることで、自然と心の汚れも取れていくのです。」(p130)
「そうじは面倒くさくて大変なものではなく、自分が気持ちよくなるための方法。 前にも少し書きましたが、それこそ呼吸をするように一生つき合っていくものです。」(p206)
そうじをすると、何かが変わる。 少しずつでも変えていくことで、人生が変わる。
捨てはじめ、そうじを始め(なくっちゃな〜と気づき始め)、ブログを始めて、私の毎日もなんだか変わって来たようです。 どんどん、いい方向へ。
息をするように、きれいにする。
モチベーションをあげてくれた一冊。ありがとう。
『3日で運がよくなる「そうじ力」』
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